~固体電解質とはなんぞや? 固体の欠陥化学/結晶化学/中性子回折を理解する~

固体電解質の構造とイオン伝導~固体電解質の基礎から中性子回折による評価まで~
★ 固体イオニクスの基礎講座。固体電解質の高イオン伝導発現に不可欠な欠陥の生成と制御の基礎とは?
★ 中性子回折の基礎、X線回折とどこが違うのか、どんな特徴があるか、何がわかるのか?

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セミナー概要
略称
固体電解質とイオン伝導
セミナーNo.
st180522
開催日時
2018年05月28日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 第1グループ活動室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
習得できる知識
固体の欠陥化学の基礎: 内因性欠陥、外因性欠陥、非化学量論性、原子価制御、欠陥平衡
結晶化学の基礎: 固体電解質に応用される代表的な結晶構造
中性子回折: 中性子回折の基礎、回折から得られる情報、X線回折と中性子回折の相補性、中性子回折の材料評価への応用
趣旨
 燃料電池やリチウムイオン電池の小型化や信頼性向上を実現するためには高性能の固体電解質の開発が不可欠であり、固体電解質には電解液に匹敵する高いイオン伝導性が要求されます。
 本セミナーでは、固体電解質の高イオン伝導発現に不可欠な欠陥の生成と制御の基礎に関する説明をした後、高イオン伝導を有する代表的な結晶構造について紹介します。また、優れた電池開発のためには電解質や電極単体の性能評価だけではなく、電池全体での安定性や劣化評価も重要になります。
 X線回折測定は材料開発に基本的な測定手段ですが、中性子回折に敷居の高さを感じている企業研究者も多いようです。そこで、後半は回折測定を簡単に復習した後、中性子回折の基礎、X線回折とどこが違うのか、どんな特徴があるか、何が分かるのかについて学び、その応用として固体酸化物燃料電池セルへの適用について例示します。
プログラム
1.序論
 1.1 電気化学デバイス
 1.2 電解液と固体電解質

2.固体電解質の基礎
 2.1 固体の格子欠陥
 2.2 内因性欠陥と外因性欠陥
 2.3 欠陥の原子価制御
 2.4 非化学量論性
 2.5 酸素分圧による欠陥平衡
 2.6 欠陥によるキャリア生成
 2.7 代表的な固体電解質の構造

3.固体電解質への中性子回折の応用
 3.1 結晶による回折
 3.2 回折から得られる情報
 3.3 物質による中性子の散乱と吸収
 3.4 中性子の干渉性散乱と非干渉性散乱
 3.5 中性子の発生と回折測定法
 3.6 X線回折と中性子回折の相補性
 3.7 固体電解質の中性子回折
 3.8 中性子回折による燃料電池評価

4.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□
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