~柔い・粘い・薄いから張りまで~

モノの柔軟性の計測・評価技術と製品デザインへの応用
樹脂・繊維・化粧品・医療・食品など、様々な分野で応用可能な「モノの柔軟性」を測る技術について、モノの変形の基礎知識から製品デザインへの応用まで解説します。
本セミナーでは測定デモも行います。時間の許す範囲ですが、試料をお持ちいただければ実際に測定もできます。

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セミナー概要
略称
柔軟性計測
セミナーNo.
st180603
開催日時
2018年06月12日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F  研修室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
【業種・分野】
・樹脂,ポリマー.フォーム材の研究開発
・繊維関連の製品評価
・化粧品の機能評価
・医療デバイス・医薬品の機能評価
・食品の研究開発・品質管理
など、柔らかいモノに関する製品開発・評価・デザインに関わる方であればどなたでも対象となります。 
【予備知識】
基礎から応用まで幅広く解説するため、予備知識は不要です。もしPCシステムに習熟しているのでしたら,より理解が深まります。
習得できる知識
・モノ(物質)の変形についての基礎的な解析理論
・さまざまな柔軟なモノを測る指標と,それらを物理データとする方法
・ヒトが感じる「やわらかさ」とモノの柔軟性の物理的な関係
・物理的に分析したデータに基づく柔軟な製品のデザイン技術・方法
・上記いずれも,ヒト触感との相関性についての知識
趣旨
 とても柔らかいモノの変形特性について、触れるだけで物理的に数値データ化することができる方法・装置が、医療テクノロジーの高度化ニーズと情報システムの急速な発展を背景としながら、特に医師の触診テクニックに基づいて実用化されました。これは、もともと診療における利用を想定して研究開発されたものでしたが、その状態によって敏感に変わりやすい様々な柔軟素材へ適用できたことから、いま分野を問わず幅広い場面において利用され始めています。
 そこで本セミナーでは、この「柔らかいモノ」の変形特性を押込試験によって物理的に測る方法を紹介いたします。測る対象となるモノは、医療分野はもちろんのこと、さまざまな柔軟性のある食品、またヒト肌に関する美容・化粧品、さらに素材においては樹脂・ポリマー・フォーム材や繊維などです。また、柔さ計測システムを持ち込んでの柔軟性の測定デモも行います。持込み試料の評価も時間の許す範囲で対応いたします。
プログラム
1.変形についての基本的な物理
 1.1 変形の理論化と弾性
  1.1.1 応力とひずみ
  1.1.2 構成式とフックの法則
 1.2 柔軟材の粘弾性評価
  1.2.1 評価と解析手法
  1.2.2 構成モデルの特徴と選定
  1.2.3 測定の基礎と生体計測への応用実例
 
2.モノの柔軟性とヒトの触感との関係,およびそれらの物理表現
 2.1 触感の物理的テクノロジー
  2.1.1 システム化と情報化
  2.1.2 実用化の戦略
 2.2 「やわらかさ」とは
  2.2.1 感覚と工学
  2.2.2 「やわらかさ」と物理学
 2.3 触診システムの物理的な原理
  2.3.1 押込み動作とその理論化
  2.3.2 理論の実用化
  2.3.3 柔軟材の破壊挙動の評価への展開

3.柔軟性の物理に基づく製品デザインの実践
 3.1 柔軟材の変形特性の測定実例の紹介
  3.1.1 生体軟組織(粘弾性体)の測定
  3.1.2 フォーム材(低密度多孔質材)の測定
 3.2 柔軟変形のデジタルデザイン技術
  3.2.1 有限要素法(FEM)と構成モデル
  3.2.2 粒子法によるモデル化
 3.3 柔軟変形の製品デザイン応用
  3.3.1 一般的なデザイン手法
  3.3.2 デザインの最適化法
 
4.柔軟性の測定デモ(持込み試料の評価も可)
 
5.まとめと展望

 
□質疑応答・名刺交換□
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