0.受講者の習得度ヒアリング
・品質工学を知っている人
・品質工学を使ったことがある人
・品質工学を使ってみて、効果があった人
・品質工学を使ってみて、効果がなかった人
1.品質工学を使うと、どんな場合にどんな効果が得られるのか?
1.1 洗濯機 振動技術の事例
1.2 難切削機械開発
2.品質工学のメリットは?
2.1 品質工学とは
2.2 品質工学の全体像
・オフライン品質工学
・オンライン品質工学
・MTシステム
2.3 誤解をなくそう「品質工学=QCではない!」
2.4 品質工学の目的:開発のトータルコストを下げる
・開発リードタイム
・製品コストと部品・材料管理コスト
・クレームコスト
・生産コスト
2.5 企業競争力から見た、品質工学を適用した開発と従来の開発との差異
2.6 既存の開発方法と品質工学の比較
2.7 従来の開発方法と問題点
2.8 実験計画法の概要と問題点
2.9 従来開発方法と品質工学の違いまとめ
3.品質工学のデメリットは?
3.1 概念が難しい、理解を阻むポイント
・従来の開発ステップと大きな差異
・独特の専門用語
・ややこしい数式、計算手順
3.2 課題となる技術・製品の専門知識×品質工学の専門知識の両面が必要
4.品質工学の前提となる考え方「どちらが良い状態?クイズ」
※なぜ、顧客使用状態の変化や量産バラつきの対策を先に検討するべきなのか? |
4.1 難切削機械開発:加工精度の事例
4.2 洗濯機の振動技術開発:低振動性能の事例
5.品質工学の実施手順
5.1 ステップ1 『技術的な課題を整理』
5.2 ステップ2 『実験条件の検討』
5.3 ステップ3 『実験実施』
5.4 ステップ4 『実験結果を分析』
5.5 ステップ5 『一番良い条件(推定)の実験検証』
※洗濯機の振動問題を事例に、実際の品質工学実施手順の全体像を解説。
事例は業界を問わず、誰にでもイメージできるモノとして選択しており、
洗濯機の振動技術の解説が目的ではありません。 |
6.ステップ1 『技術的な課題を整理』手順の解説
6.1 開発対象の構成要素の検討方法
6.2 開発対象に対する評価項目の検討方法
6.3 開発対象に複数の解決課題がある場合の対策
6.4 実験データの取り方と、そのバリエーション
7.ステップ2 『実験条件の検討』手順の解説
7.1 開発対象の構成要素に関する実験回数集約(削減)方法、直交表の解説
7.2 開発対象に対する評価項目の集約(削減)方法
8.ステップ3 『実験実施』手順の解説
8.1 実験用試作のノウハウ(試作は各1個で良い理由)
8.2 実験時の注意点
9.ステップ4 『実験結果を分析』手順の解説
9.1 実験データの変換とその理由(実験計画法との違い)
・実験データを変換して作成する2つの指標「SN比」と「感度」とは
・2つの指標に変換する理由
・変換に対数(log)を使う理由
9.2 分散分析表 その見方と使い方
・品質工学では通常実施しない分散分析を進める理由とは
9.3 要因効果図 その見方と使い方
9.4 構成要素の一番良い条件組合せの推定
10.ステップ5 『一番良い条件(推定)の実験検証』手順の解説
10.1 推定した一番良い条件が、本当に正しいか?再現性の確認方法
10.2 推定した一番良い条件が、確認実験で再現しなかった(推定が外れた)場合の考え方
11.実施手順を終えて、目標達成出来なかった場合の対策検討ノウハウ
11.1 目標未達状態の分析方法と経営判断
11.2 対策検討手順 概要
11.3 実施手順1サイクル目の振り返りポイント
11.4 対策検討1:構成要素の追加検討
11.5 対策検討2:各構成要素条件の増減検討
11.6 開発結果を他部署へ移管する際のポイント
12.講義内容のおさらい「品質工学用語にもう戸惑わない!」
12.1 制御因子
12.2 誤差因子(ノイズ因子)
12.3 信号因子
12.4 特性値(実験データ)、動特性と静特性
12.5 機能(基本機能と目的機能)と機能性(機能の安定性)
※これまでの解説で使用した一般用語を品質工学用語に置き換え、
それらの対応を示しながら全体のおさらいをします。 |
13.品質工学で失敗するパターン、結果が出ないパターンの紹介
13.1 静特性、L9直交表に要注意
13.2 実験データに不良率など品質特性を採用した場合の問題点
14.品質工学(実験計画法)解析ソフトの紹介
14.1 お勧め解析ソフトの紹介
14.2 解析ソフトの使用デモンストレーション
15.学習用 参考文献 紹介
□ 質疑応答 □