知らなかったでは済まない。事故が起きてからでは遅い。防げる事故・失敗をきちんと防ぐための必修知識を提供。さらには真空材料やその加工、真空機器と部品、真空システムの設計から運転保守まで、より効率的に稼働させるために必要な知識を補強

真空技術の基礎と 正しい真空システムの設計&活用法
~基礎の無理解が起こすトラブルと事故は一掃しよう~

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セミナー概要
略称
真空
セミナーNo.
st181214
開催日時
2018年12月12日(水) 10:00~17:00
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 研修室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン!(1名あたり定価半額の24,300円)】
 ※2名様ともS&T会員登録が必須です。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
 ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
  (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
 ※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

当セミナーは「―変わる自動車産業・変わる競争ルールに対応するために― 技術・特許情報、環境規制から読み解くEVシフト・モビリティ化動向とこれからの知財戦略の在り方 2か月連続コースセミナー」の[軽量・マルチマテリアル化編]です。 
講座の内容
受講対象・レベル
真空業界現場での実務経験が1年以上ある事が理想。
習得できる知識
低真空から超高真空まで真空度を問わず、
「普段トラブルが多い」 「歩留まりが低い、そうなる原因も理屈も理解できない」等々で困っている場合は、
ズバリその悩みを解決できます。
趣旨
 本講座では、真空システムの設計・製造・運転および保守を行う上で、何に気を付けるとトラブルと失敗を避け、無駄なくそのシステムの性能を発揮できるようになるか、その背景にある真空の基礎物理を学び、トラブルと失敗の症状、原因、および対策を解説する。 
プログラム

1.基礎の無理解とブラックボックス化がトラブルと事故を起こす!  
 1.1 基礎の無理解が引き起こした真空作業の大事故例

この章の主なキーワード 
・MRIや液体窒素容器などの爆発事故例 
・事故時の担当者に欠けていた基礎物理を確認する問題例
・リスクマネジメントとハインリッヒの法則

2.無駄なトラブルと事故を避けるため、2時間で学ぶ真空物理の基礎のキ! 
 2.1 気体分子運動論と気体の性質
 2.2 気体の流れと真空排気
 2.3 真空排気の理想と現実
 2.4 ガス放出速度とは
この章の主なキーワード 
・真空容器内のガス分子 ・真空度と分子密度 ・気体の流れの分類 ・気体の速度分布 
・気体分子の平均自由工程 ・気体分子の入射頻度 ・真空の領域区分 
・有効排気速度とコンダクタンスの合成 ・真空排気を邪魔する5つのガス源  
・排気の方程式 ・理想的な真空表面 ・表面への気体の入射頻度と吸着 
・表面における気体の滞在時間と脱離 


3.真空材料と加工
 3.1 材料とその特性
 3.2 材料特性を無視した材料選び(使用して後悔する材料)
 3.3 機械加工・接合
 3.4 低真空用でも無視できない表面処理・表面改質
 3.5 低真空用でもベーキング・プリベーキングはご利益あり
この章の主なキーワード 
・真空材料に必要な諸特性 ・SUS304と316の違いと使い分け 
・真空用マシーナブル・セラミックス ・真空用エンジニアリング・プラスチック 
・真空材料の機械加工法・接合法 ・部品の接合、表面処理、リークテストの順序 
・実用表面の初期状態と加工変質層 ・真空機器の洗浄と表面処理 
・真空機器加工発注時の重要なポイント

4.真空機器構成部品
 4.1 各種真空ポンプの原理と特徴
 4.2 各種真空計と残留ガス質量分析計の原理と特徴
 4.3 その他、真空システムアクセサリー
この章の主なキーワード 
・丈夫で長持ち、油回転ポンプ ・製品の油汚染に要注意、油拡散ポンプ 
・ポンプ寿命に気を付けよう、ドライポンプ ・オイルフリーポンプのキャッチコピーを疑え!
・多様化で選択肢が増えたターボ分子ポンプ ・真空計の校正は? 
・汚染される程、良い真空度! ・ポンプと真空計の最新トレンド

5.真空システムの設計・製造・運転・保守におけるトラブル事例と解決法
 5.1 真空容器・部品材料の選択ミス
 5.2 排気ポンプと真空計の選択ミス
 5.3 真空ポンプが無駄になる真空配管
 5.4 オイルフリー排気系の落とし穴
 5.5 その操作ではせっかくの真空システムが汚れてしまう
 5.6 ケチってはいけない真空システムアクセサリー・周辺機器・設備
この章の主なキーワード 
・真空装置設計上の一般的検討項目と装置固有の検討項目 ・真空容器の機械的強度
・恐ろしい擬似リーク ・時間を無駄にしないリークテスト法
・真空機器が出すノイズ、貰うノイズ ・真空計では測れないダストパーティクル
・少ないトラブルに必要な人間工学的設計 ・思った以上に気体が通り易いエラストマー
・間違っているのを知らずに汚染を進めている、ポンプの起動


6.まとめ

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