材料表面の接着、密着、接合性を改善したい方、プラズマでで何とかしたい方は是非
プラズマとは何か、プラズマの基礎、減圧プラズマと比較しての大気圧プラズマの生成原理や市販装置の解説
大気圧プラズマで樹脂・フィルムの表面に何を起こせるのか?

大気圧プラズマの基礎と樹脂・フィルムの接着・密着・接合性改善技術

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セミナー概要
略称
大気圧プラズマ【名古屋開催】
セミナーNo.
st201016
開催日時
2020年10月29日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,970円 (本体価格:42,700円)
学生:  0 (本体価格:0)
価格関連備考
定 価 :1名につき 49,500円(税込)
会員価格:1名につき 46,970円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
持参物
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
趣旨
 プラズマはナノサイズの加工や常温常圧では起こらない反応を低温、高速、大面積に実現できるものづくり技術です。近年、製造現場への導入を容易、安価にする大気圧プラズマ装置が多数商品化され、特に樹脂・フィルムの接着や密着などの接合性向上の前処理として利用されています。このプラズマ技術を利用するため、そして新たなプラズマ技術を開発するためには、プラズマの基礎、生成原理、市販されている装置、プラズマの作用機序、産業応用事例を理解することが重要です。
 本セミナーでは、プラズマとは何か、プラズマの基礎、減圧プラズマと比較しての大気圧プラズマの生成原理や市販装置の説明、そして大気圧プラズマ処理による樹脂・フィルムの接着性の改善、その産業応用事例を説明します。
プログラム
1.プラズマの基礎
 1.1 はじめに
  1.1.1 身の回りにあるプラズマ
  1.1.2 プラズマテレビ
  1.1.3 空気清浄機
  1.1.4 止血:アルゴンプラズマ凝固法
  1.1.5 プラズマにより作られる身の回りのもの
     :超大規模半導体集積回路、シリコン薄膜、表面改質、カーボン薄膜・材料      
 1.2 プラズマとは?
  1.2.1 水のプラズマ
  1.2.2 プラズマの性質
  1.2.3 プラズマ中の粒子:分子、電子、イオン、励起種、ラジカル
  1.2.4 電離・解離・励起の閾値エネルギー
  1.2.5 フラックス
  1.2.6 プラズマの作り方
  1.2.7 プラズマにできること
  1.2.8 「熱い」プラズマと「冷たい」プラズマ
  1.2.9 プラズマによる“ものづくり”
   (1)ナノテクノロジー
   (2)プラズマを使う理由
   (3)プラズマによって作られるもの:超大規模半導体集積回路
   (4)配線(溝)の作製:エッチング
   (5)コーティング:シリコン薄膜、ダイヤモンド(薄膜)
   (6)表面改質:洗浄、親水化、酸化

2.真空プラズマの基礎
 2.1 直流放電
 2.2 高周波放電
 2.3 プラズマの発生方法と特徴

3.大気圧プラズマの基礎
 3.1 熱非平衡大気圧プラズマ処理の特徴
 3.2 大気圧プラズマの生成方法
  3.2.1 誘電体バリア放電の大気圧プラズマの生成方法
  3.2.2 誘電体バリア放電の大気圧プラズマの生成原理
  3.2.3 誘電体バリア放電方式の大気圧プラズマの処理方法
  3.2.4 誘電体バリア方式の大気圧プラズマ装置
  3.2.5 金属電極による大気圧プラズマ発生装置①
  3.2.6 金属電極による大気圧プラズマ発生装置②
  3.2.7 金属電極による大気圧プラズマ発生装置③
  3.2.8 大気圧プラズマ発生装置の特性比較
 3.3 プラズマの作り方:真空プラズマと大気圧プラズマの比較

4.大気圧プラズマの産業応用事例:接着・密着・接合性の改善
 4.1 ガラスの洗浄と密着性の向上
 4.2 電極部の洗浄による接合性の向上
 4.3 ポリイミドフィルムの接着性の向上
 4.4 ゴムの塗装、接合前処理
 4.5 ポリブチレンテレフタレートの接着性の向上
 4.6 自動車の軽量化のための樹脂利用と接着性の向上
  4.6.1 背景
  4.6.2 自動車への樹脂の使用例
  4.6.3 大気圧プラズマ処理によるポリプロピレン樹脂の接着力向上
   (1)水接触角と接着力の照射距離依存性
   (2)接着の原理
   (3)プラズマ処理の目的
   (4)プラズマ処理した樹脂の表面元素分析
   (5)親水効果の持続性
   (6)過度なプラズマ処理
 4.7 プラズマ診断技術を用いた大気圧プラズマ装置の処理能力向上
  4.7.1 原子状酸素ラジカルの絶対密度測定
  4.7.2 オゾン密度測定
 4.8 様々な大気圧プラズマ処理の産業応用事例
  4.8.1 超高密度大気圧プラズマ処理装置
  4.8.2 ポリプロピレンの親水化、塗装前処理
  4.8.3 利用事例
   (1)自動車のバックドアの接着前処理
   (2)自動車の電子機器ユニットの接着前処理
   (3)モーターケースの接着前処理
   (4)自動車のインパネの接着前処理
 4.9 大気圧プラズマによる特殊処理
  4.9.1 コーティング
  4.9.2 表面アミノ化

5.最後に
 5.1 プラズマが拓くものづくり研究会
 5.2 大気圧プラズマの産業応用支援

□質疑応答□
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