強度化すればするほど問題化する水素脆性
金属、水素の物理・化学的相互作用の基礎から金属材料中の水素分析方法の特徴・注意点、抑制に向けた指針まで

金属材料の水素分析手法、 水素脆化メカニズム、およびその抑制手法【WEBセミナー】
~ 最新の研究動向から考える水素脆化の基礎 ~

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セミナー概要
略称
金属材料【WEBセミナー】
セミナーNo.
st201102
開催日時
2020年11月09日(月) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  0 (本体価格:0)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。

【ZoomによるLive配信】
 ・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 ・お申込み受理のご連絡メールに接続テスト用のURLが記されております。
  「Zoom」のインストールができるか、接続できるか等をご確認下さい。
 ・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
 ・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
 ・リアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  ・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。

・Live配信受講:製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催日の4~5日前に発送します。開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
講座の内容
受講対象・レベル
初めて水素脆化を学ぶ初学者から、実際に業務でお困りの研究・開発者まで
習得できる知識
・金属と水素の物理化学的性質の基礎
・水素分析手法の種類と用い方
・遅れ破壊・水素脆化のメカニズム
・水素脆化を抑制するための考え方、方法
趣旨
 水素脆化とは水素と応力により材料が脆くなる現象であり、近年、水素脆化に対する知見が強く求められています。例えば、環境問題を背景に、輸送 機器の軽量化のため材料の高強度化が求められていますが、材料を高強度化するほど水素脆化感受性が高まり、突然の破壊が危惧されます。また、水素をエネルギーとする燃料電池システムは次世代エネルギーの主役として期待されていますが、燃料電池自動車のタンクや水素ステーションでは極めて過酷な水素環境で材料が使用される傾向にあり、安全性と信頼性の確立が急務といえます。
 本セミナーでは、金属と水素の物理化学的相互作用の基礎を平易に解説し、金属材料中の水素分析方法の特徴・注意点、および水素脆化評価方法について説明します。また、各種金属材料の水素脆性に関する過去および最新の研究、国際的な動向を理解し、その抑制手法の指針、そして水素脆化全般の基礎知識習得を目指します。
プログラム

1.金属と水素の物理化学的性質の基礎事項
 1.1 金属(bcc,fcc,hcp)中の水素の固溶
 1.2 金属表面での水素の吸着、侵入過程
 1.3 金属中の水素拡散
 1.4 金属中の水素トラップサイト
 
2.水素分析方法の特徴・注意点
 2.1 昇温脱離法
 2.2 水素可視化方法
 
3.水素脆化メカニズム
 3.1 水素脆性とは
 3.2 水素脆性の特徴
 3.3 内圧説
 3.4 格子脆化説
 3.5 局部変形助長説
 3.6 空孔凝集説
 
4.金属中の水素存在状態と脆化メカニズム解明へ向けた最近の研究
 4.1 bcc金属(鉄鋼材料等)の水素存在状態と水素脆化
 4.2 fcc金属(ステンレス鋼、アルミニウム等)の水素存在状態と水素脆化
 
5.水素脆化メカニズムに立脚した水素脆化抑制指針

□ 質疑応答 □

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