界面化学とレオロジーからコーティングを理解しよう!
コーティングプロセスへの応用を目的に界面化学、高分子レオロジー、微粒子分散の基礎を習得
コーティングプロセス関連でない方でもレオロジー測定や界面物性測定について習得できるよう解説します

コーティングプロセスにおける界面化学とレオロジー解析【WEBセミナー】
〜濡れ性と粘弾性からコーティングを正しく把握する〜

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
コーティングプロセス【WEBセミナー】
セミナーNo.
st201117
開催日時
2020年11月24日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  0 (本体価格:0)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 44,000円、3名の場合 66,000円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料付(郵送)
※講義中の録画・録音・撮影はご遠慮ください。

・製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
  ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
  ※開催日の4~5日前に発送します。
   開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。
  ※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
   開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
   Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・リアルタイムで講師へのご質問も可能です。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
講座の内容
受講対象・レベル
塗料、インキ、接着剤など塗布に関わる材料を扱う技術者が対象になりますが、受講に際して特別の予備知識は必要ありません。高校で習った理科系科目の内容を思い出せれば理解できると考えます。塗工プロセスに関わったことがない技術者でも、レオロジー測定や界面物性測定について習得できるよう説明します。
習得できる知識
・界面化学とレオロジーに基づき、塗工プロセスを素過程に分割して把握するとともに、それらの挙動を材料物性と関連づけて理解するコツが掴めるようになります。
・ コーティング液を設計するための知識を得ることができます。具体的には高分子や分散系のレオロジー、界面活 性剤の吸着と表面張力、固体表面に対するぬれ性であり、これらを総合的に結びつけて解釈できるようになります。
・コーティング液を評価するためのレオロジー及び界面化学的測定法に関するノウハウを習得できるようになります。
趣旨
 コーティング液の多くは、媒体中にバインダーなどの高分子や顔料などの微粒子が分散した不均一系流体であり、コーティング液の物性制御およびコーティングプロセスの管理を理解するために基盤となる学問はバルクのレオロジーと濡れ性に関する界面化学です。塗料やインクなどは液体状態で紙、プラスチック、金属などに塗布された後、乾燥や化学反応などを経て固体皮膜となりますが、この過程で密接に関連するのは濡れ性に関する界面化学です。一方、液体中に分散した微粒子は、ほとんどの場合、その界面化学的性質に起因して凝集しており、その効果はレオロジー的性質に大きく反映されます。そして、コーティング液の粘弾性的性質は、塗布性に深く関わっています。また、高分子はコーティング液の粘弾性的性質に大きな影響を与えるとともに成膜性と皮膜の性能を支配する重要な要素となっています。
 本セミナーでは、コーティング技術を総合的に理解するために、液体および固体の界面化学、続いてコーティング液の材料科学として高分子のレオロジーと微粒子分散系の安定性を概説し、それらをコーティングプロセスに応用するための基礎について説明します。
プログラム

1.界面化学の基礎
 1.1 表面張力と表面エネルギー
 1.2 固液界面における濡れと接触角
 1.3 Zismanプロットと臨界表面張力
 1.4 表面の幾何学と超撥水
 1.5 溶液の表面張力と界面活性剤の吸着
 1.6 臨界ミセル濃度と表面張力
 1.7 界面活性剤のHLB値
 
2.レオロジーの基礎
 2.1 連続体力学の基礎
  a.ひずみ
  b.せん断速度
  c.応力
 2.2 粘性の基礎
  a.粘度(粘性率)の定義
  b.非ニュートン流動
  c.チクソトロピー
 2.3 粘弾性の基礎
  a.弾性と粘性の基本的性質
  b.粘弾性の現象論(粘弾性モデル)
  c.動的粘弾性の定義とその意味
  d.動的粘弾性曲線の評価
 
3.コーティング液の材料設計にかかわる界面化学とレオロジー
 3.1 粒子分散系のコロイド化学的安定性
  a.粒子の帯電とζ-電位
  b.イオン雰囲気と電気二重層
  c.DLVO理論と粒子の分散安定性
  d.吸着高分子と粒子の分散安定性
  e.凝集分散系のレオロジー的性質
  f.粒子の濡れ性と分散性
 3.2 高分子液体のレオロジー
  a.高分子の分子運動
  b.高分子の分子量と粘度挙動との関係
  c.高分子溶液の非ニュートン流動
  d.ガラス転移
  e.高分子の分子量と時間—温度換算則との関係
 
4.プロセスから見たレオロジーおよび界面現象
 4.1 レベリングにおける表面張力と粘度
 4.2 分散系のレオロジーと印刷適性
 4.3 不安定流動と法線応力効果
 4.4 タックと伸長流動
  a.伸長粘度
  b.伸長流動破壊
 
5.ケーススタディ〜インクジェットインクにおける動的挙動〜
 5.1 界面の流動とMarangoni効果
 5.2 動的表面張力
 5.3 動的粘弾性
 5.4 濡れ性と浸透性
 5.5 伸長流動と糸引き
 
□質疑応答□

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