界面化学とレオロジーからコーティングを理解しよう!
コーティングプロセスへの応用を目的に界面化学、高分子レオロジー、微粒子分散の基礎を習得
コーティングプロセス関連でない方でもレオロジー測定や界面物性測定について習得できるよう解説します
1.界面化学の基礎
1.1 表面張力と表面エネルギー
1.2 固液界面における濡れと接触角
1.3 Zismanプロットと臨界表面張力
1.4 表面の幾何学と超撥水
1.5 溶液の表面張力と界面活性剤の吸着
1.6 臨界ミセル濃度と表面張力
1.7 界面活性剤のHLB値
2.レオロジーの基礎
2.1 連続体力学の基礎
a.ひずみ
b.せん断速度
c.応力
2.2 粘性の基礎
a.粘度(粘性率)の定義
b.非ニュートン流動
c.チクソトロピー
2.3 粘弾性の基礎
a.弾性と粘性の基本的性質
b.粘弾性の現象論(粘弾性モデル)
c.動的粘弾性の定義とその意味
d.動的粘弾性曲線の評価
3.コーティング液の材料設計にかかわる界面化学とレオロジー
3.1 粒子分散系のコロイド化学的安定性
a.粒子の帯電とζ-電位
b.イオン雰囲気と電気二重層
c.DLVO理論と粒子の分散安定性
d.吸着高分子と粒子の分散安定性
e.凝集分散系のレオロジー的性質
f.粒子の濡れ性と分散性
3.2 高分子液体のレオロジー
a.高分子の分子運動
b.高分子の分子量と粘度挙動との関係
c.高分子溶液の非ニュートン流動
d.ガラス転移
e.高分子の分子量と時間—温度換算則との関係
4.プロセスから見たレオロジーおよび界面現象
4.1 レベリングにおける表面張力と粘度
4.2 分散系のレオロジーと印刷適性
4.3 不安定流動と法線応力効果
4.4 タックと伸長流動
a.伸長粘度
b.伸長流動破壊
5.ケーススタディ〜インクジェットインクにおける動的挙動〜
5.1 界面の流動とMarangoni効果
5.2 動的表面張力
5.3 動的粘弾性
5.4 濡れ性と浸透性
5.5 伸長流動と糸引き
□質疑応答□