シランカップリング剤の基礎知識からハイブリッド材料やナノ粒子への応用について解説!

シランカップリング剤の基礎とハイブリッド材料・ナノ粒子への応用
【WEBセミナー】
~反応メカニズム・選定基準・効果的な処理条件・解析評価手法~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
シランカップリング剤【WEBセミナー】
セミナーNo.
st210419
開催日時
2021年04月27日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
 製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
     ※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。

【ZoomによるLive配信】
 ・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 ・お申し込み後、接続確認用URL( https://zoom.us/test )にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
 ・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
 ・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
 ・リアルタイムで講師へのご質問も可能です。
  ・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
講座の内容
受講対象・レベル
・特に予備知識は必要ありませんが、化学の基礎知識があればより理解ができます
・企業でカップリング剤処理、表面処理を行う技術者、コンパウンド、複合材料(コンポジット/ハイブリッド)などの新規な高機能材料開発を行う研究者、技術者の方に最適な講座です。
習得できる知識
・シランカップリング剤の種類、選択基準、効果的使用法
・シランカップリング剤の作用機構
・ナノ粒子の調製と粒径制御法
・シランカップリング剤による固体表面修飾反応
・シランカップリング剤の表面処理効果、表面分析/解析法
趣旨
 シランカップリング剤は主として界面制御による接着・密着性や異種材料の親和性・相溶性の向上などに使用されていたが、近年飛躍的に応用分野が広がり多種多様な工業分野で使用されるようになってきた。従来の接着・密着性の向上に加え、新規機能材料として盛んに研究され、既に塗料やコーティング剤として実用化されている有機‐無機複合(ハイブリッド)材料の開発において、複合化に不可欠な薬品として使用され重要な役割を果たしている。このように、新規材料開発におけるシランカップリング剤の用途はますます拡大し重要となっている。
 本セミナーでは、シランカップリング剤を実務で効果的に活用するための基礎をわかりやすく説明し、有機‐無機ナノハイブリッドや機能材料へ応用するためのナノ粒子の調製と粒径制御、種々な材料への表面処理法や反応、処理表面の分析・解析などの具体的な実験例(マニュアル)を中心にやさしく説明する。
プログラム

1. シランカップリング剤の概要
 1.1 シランカップリング剤とは
 1.2 シランカップリング剤の種類と化学構造
 1.3 シランカップリング剤の機能
 1.4 その他のカップリング剤(ジルコニウム、チタネート系カップリング剤)
 1.5 シランカップリング剤の効果的な使用量と使用方法
 
2. シランカップリング剤の反応、反応制御、作用機構および界面構造の制御と最適化 
 2.1 シランカップリング剤の反応
 2.2 加水分解・縮合反応と反応機構
 2.3 加水分解・縮合反応の制御
 (1)シランカップリング剤の反応性(反応速度)  
 (2)加水分解性基の影響
 (3)有機残基の影響
 (4)pHの影響
 2.4 無機材料表面への修飾反応と反応機構
 2.5 シランカップリング剤、反応条件の影響、界面構造の制御と最適化
 (1)pHの影響 
 (2)溶液濃度及び反応温度の影響
 (3)無機材料の影響
 (4)界面構造の影響
 2.6 ジルコニウム系及びチタネート系カップリング剤の活用
 
3.シランカップリング剤の選択基準、使い方と処理効果
 3.1 シランカップリング剤の選択基準-どんなシランカップリング剤を選べばよいか?
 3.2 シランカップリング剤の使い方-効果的な使い方は?
 3.3 シランカップリング剤の処理効果-シランカップリング剤処理でどんな効果が得られるか?
 
4.ナノ粒子の調製法と粒径制御およびシランカップリング剤による表面処理法-界面・分散性の制御
 4.1 ナノ粒子の調製法
 4.2 ゾル-ゲル法の基礎と応用
 (a)ゾル-ゲル法の特徴
 (b)ゾル-ゲル反応の支配因子
 (c)ゾル-ゲル法の応用
 4.3 シリカの合成法、種類、構造と粒径制御
 (a)気相法
 (b)液相法
 (c)Stöber法
 4.4 シリカの表面構造と反応性
 4.5 なぜ界面の制御が必要か?
 4.6 有機-無機ハイブリッド材料の合成法
   [ゾルーゲル法、微粒子分散法(コア-シェル型ハイブリッド材料)]
 4.7 シランカップリング剤による表面修飾・改質技術
  4.7.1 表面処理法
  (a)固相法
  (b)溶液法
  (c)気相法
  4.7.2 種々の材料表面の前処理法
  (a)プラスチック
  (b)金属
  (c)シリコンウェハー
  (d)カーボン
  (e)ガラス板
  4.7.3 シルセスキオキサン粒子の調製
  4.7.4 ラダー型ポリシルセオキサンの調製
  4.7.5 シランカップリング剤による表面修飾処理の実験例
  (a)ナノ粒子
  (b)ガラス板
  (c)シリコンウェハー
  (d)ステンレススチール
 4.8 機能性材料への応用
 
5.表面キャラクタリゼーション―シランカップリング剤の反応状態、表面状態の分析法
 5.1 シランカップリング剤の反応解析、被覆率解析方法
 5.2 表面状態の解析・評価方法
 (a)構造分析(FT-IR、NMR など)
 (b)熱分析(DSC,TG-DTA など)
 (c)表面分析(XPS、原子間力顕微鏡(AFM))
 
6.参考図書

  □ 質疑応答 □

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