ヘッド・インク・メディア・画像形成といった技術的概要から、インクジェットの市場・産業応用における課題や展望まで、
高速化・高画質化が進み、適用分野も広がるインクジェットの技術を基礎から幅広く学びます。

インクジェット技術の今がわかる技術総論【WEBセミナー】
~広がる応用分野への適用に立ちはだかる課題・現状・展望を一日速習~

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セミナー概要
略称
IJ応用【WEBセミナー】
セミナーNo.
st210714
開催日時
2021年07月30日(金) 10:00~17:00
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
特典
【アーカイブ(見逃し)配信付き】
※視聴期間:セミナー終了後、7日間[8/2~8/9]を予定。
※アーカイブは原則として編集は行いません。視聴方法等については改めてご連絡いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー中、講師へのご質問が可能です。
講座の内容
受講対象・レベル
・これからインクジェット技術に従事しようとしている方
・インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方
・インクジェット技術の応用を考えている方
趣旨
 これからインクジェット技術に従事しようとしている方,インクジェットに携わっているが系統的に基礎から学びたい初心者の方のために,インクジェット技術の基礎から応用まで幅広く,わかりやすく解説します.また様々な応用領域にインクジェット技術(システム)の適用を考えている方のために,適用時の課題や対応策の一例を紹介します.
 最初にインク吐出方式に基づく方式の分類と,それぞれの特徴,得意な応用分野を説明します.次にインクジェットを用いたシステム(プリンタ)の概要,各種システムに必須であるメンテナンスやインク供給などのシステム技術を説明します.さらにインクジェットにおける重要な要素技術であるプリントヘッド技術,インク・メディア技術,およびドット配置や欠陥補正などの画像形成技術についてそれぞれ説明します.その後,インクジェットの今後の展望について,特に技術的課題とそのアプローチについて説明します.また,広がりを見せるインクジェット技術の応用における課題と対応策についてもお話しします.
プログラム

第1章 インクジェット方式の分類と特徴
 1.1. インクジェットの定義と特徴
 1.2. インクジェット方式の分類と各方式の特徴
 1.3. オンデマンド型と連続噴射型
 1.4. 連続噴射型 (荷電偏向制御型)
 1.5. 新しい連続噴射型 (Stream,UltraStream)
 1.6. サーマルインクジェット方式 (バブルジェット)
 1.7. ピエゾインクジェット方式
 1.8. サーマルインクジェットとピエゾインクジェットの比較
 1.9. その他のオンデマンド型
 1.10. プロセスに特徴がある方式
 1.11. 連続噴射型とオンデマンド型の比較

第2章 インクジェットシステム技術
 2.1. システム基本構成
 2.2. シリアルプリンタのメカニカル動作
 2.3. シリアルプリンタの用紙搬送パス
 2.4. インク供給方式と背圧制御
 2.5. メンテナンス基本動作と実施タイミング
 2.6. 欠陥検出手段
 2.7. インク循環と脱気システム
 2.8. 気流の影響とミスト対応
 2.9. シリアルプリンタとラインプリンタ
 2.10. ラインプリンタの市場におけるポジショニング
 2.11. 直接プリント転写プロセス

第3章 プリントヘッド技術
 3.1. サーマルインクジェット
  3.1.1. 吐出原理
  3.1.2. 駆動方法 (駆動波形)
  3.1.3. プリントヘッドの基本構成
 3.2. ピエゾインクジェット 
  3.2.1. 変形モードと基本動作原理
  3.2.3. 駆動方法 (駆動波形)
  3.2.4. プリントヘッドの基本構成
  3.2.5. 圧電効果による吐出異常の検出
  3.2.6. 薄膜ピエゾ
 3.3. プリントヘッド噴射特性の変動要因と対応
 3.4. メニスカス振動と周波数特性
 3.5. 吐出インク範囲と課題
 3.6. プリントヘッド開発会社

第4章 インク・メディア技術
 4.1. 水性インクの基本組成
 4.2. インクに求められる特性と物性
 4.3. インクの分類 
  4.3.1. 溶媒による分類と特徴
  4.3.2. 浸透性による分類と特徴
  4.3.3. 反応を利用した画質と乾燥性の両立アプローチ
  4.3.4. 色材による分類と特徴
 4.4. 顔料分散技術
 4.5. UV硬化型インク、ソルベントインク
 4.6. 水性熱硬化型インク (ラテックスインク)
 4.7. 白インク,メタリックインク,MICR
 4.8. メディアの分類
 4.9. カールとコックリング
 4.10. 紙の目

第5章 画像形成技術
 5.1. 画質上の問題と改善技術
 5.2. 画像処理プロセス
 5.3. 色変換(DLUT)
 5.4. ハーフトーン処理 (2値化)
 5.5. マルチパスプリント (分割プリント)
  5.5.1. マルチパスのラインプリンタへの適用(TIJ)
  5.5.2. 吐出異常の検出と補正(PIJ)
 5.6. その他画像形成技術例
 5.7. プリンタドライバと画像処理

第6章 インクジェット技術、今後の展望
 6.1. 機能集中型進化
  6.1.1. 高画質化
  6.1.2. 高速化とSpeed Factor
 6.2. 基本性能軸による市場分類
 6.3. 商業印刷市場への展開と課題
  6.3.1. 機能分担型進化による対応
 6.4. インクジェットの応用市場
  6.4.1. 高画質/小型化による応用
  6.4.2. 幅広対応による応用
  6.4.3. ダイレクトプリントによる応用
  6.4.4. 高速性を用いた応用
  6.4.5. その他応用
 6.5. デジタルファブリケーション
  6.5.1. インクジェット法とフォトリソグラフィーとの比較
  6.5.2. Display(OLED,LCD)
  6.5.3. Printed Electronics
  6.5.4. Optical Elements
  6.5.5. Bio / Medical
  6.5.6. デジタルファブリケーションの現状と課題

第7章 各種産業応用における課題と対応
 7.1. 基本特性の評価方法
  7.1.1. インク滴吐出観察
  7.1.2. インク滴体積(重量)測定
  7.1.3. インク滴飛翔速度測定
 7.2. 産業市場からの要求と対応
 7.3. 吐出液体範囲の拡大
  7.3.1. 高粘度液体吐出と小滴化
  7.3.2. 強アルカリ,強酸液体への対応
 7.4. 非浸透基板におけるパターン形成
 7.5. 大滴化
 7.6. ヘッドの使いこなし
 

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