カーボンニュートラルの実現に向けた、EV・FCV・HEV・e-fuelの可能性、必要な技術、将来のパワートレインの進むべき道とは?
パワートレインの技術動向・自動車のCO2排出量の規制動向から、EV・FCV・HEV等のCO2排出量削減効果と将来の可能性、カーボンニュートラルを実現するために必要な技術や水素利用・合成燃料(e-fuel)、パワートレインのCO2排出量のLCA評価法などについて、エンジン開発を専門とする技術コンサルタント・ジャーナリストの講師が詳しく解説します。

カーボンニュートラルの実現に向けた
自動車用パワートレインの動向と技術・今後の行方【WEBセミナー】
~EV・FCV・HEV等のCO2排出量削減効果と将来に向けた可能性~
~カーボンニュートラルに向けた水素の利用と合成燃料(e-Fuel)~

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セミナー概要
略称
自動車用パワートレイン【WEBセミナー】
セミナーNo.
st210803
開催日時
2021年08月06日(金) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 44,000円、3名の場合 66,000円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
※資料付:PDFテキスト(印刷可)

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー中、講師へのご質問が可能です。
講座の内容
受講対象・レベル
エンジンはどうして動くかなどのパワートレインの一般的な知識は必要ですが、それ以上に将来のパワートレインはどうなるのかと言う好奇心が重要です。以下のような方のお役に立てると思います。
・パワートレインの技術動向、自動車のCO2排出量の規制動向とその意味を知りたい方。
・パワートレインのCO2排出量の求め方、EVはどのくらい地球に優しいのか知りたい方。
・EV、FCV、HEV(エンジン)などのCO2排出量削減効果と将来に向けての可能性を知りたい方。
・エンジンの熱効率を極限まで高める方法とそれを実現するエンジンの姿を知りたい方。
習得できる知識
・90年代からのパワートレイン技術の動向と、技術競争の歴史
・「電気の不思議」とパワートレインのCO2排出量をLCAで正しく(実際に近い)評価する方法
・各種パワートレインのCO2排出量のLCA評価とカーボンニュートラルを実現する方法
・2ストローク対向ピストンエンジンの特徴とCO2排出量削減のポテンシャル
趣旨
 自動車からのCO2排出量をゼロ(カーボンニュートラル) にすることが求められ、世界中で電気自動車(EV)の普及が政策的に進められている。特に欧州ではEVのCO2排出量をゼロカウントしてCO2排出規制上EVを導入せざるを得ない状況が作られている。さらに、多くの補助金でEVの販売が促進され、昨年からテスラ3,VWのiD.3ほかのEV販売台数が急速に増加している。
 ここでは90年代からこれまでのパワートレインの技術競争から、今日のEV一辺倒のCO2排出量削減政策に至る道と、これからカーボンニュートラルを実現するために必要な技術とその特徴を解説する。さらに各種パワートレインのCO2排出量をLCA(Life Cycle Analysis)で評価した上で、将来のパワートレインの進むべき道の提示を試みる。
プログラム

1.走りと燃費へのこだわり(自己紹介)
 1.1 エンジンのない将来の自動車の実現を目指して東洋工業(現マツダ)に入社
 1.2 電動車両を担当後エンジン設計部門に異動、走りの理想は電気自動車(EV)
 1.3 ミラーサイクルエンジンを開発、2001年に独立して技術コンサルタント
 1.4 モーターファンイラストレイテッド誌「博士のエンジン手帖」を連載、単行本を出版

2.日本が勝利した日欧のパワートレイン技術戦争
 2.1 90~2000年代の日本と欧州のパワートレイン技術競争
 2.2 VWのディーゼルゲート事件とディーゼルエンジンの失速
 2.3 ハイブリッドとエンジン技術で優位に立つ日本メーカ
 2.4 欧州メーカのEV本格導入とエンジン車の締め出しの動き
 
3.魅力的な走りのEVとシリーズハイブリッドの登場
 3.1 2000年代後半のEVは環境に優しいことを売り物にした小型車
 3.2 テスラはスポーツカーと高級車から、普及モデルのモデル3で躍進
 3.3 EVの快適な走りを売りに、続々と高級車、SUV、スポーツカーの市場導入
 3.4 VWのiD.3ほかの大量生産EVも導入され、本格的なEVの普及
 3.5 EVの快適な走りを実現するシリーズHEVのe-POWER
 
4.電気の不思議とEVのCO2排出量の不都合な真実
 4.1 EVの充電電力と色のつかない「電気の不思議」
 4.2 電源平均とマージナル電源の二つのCO2排出量係数
 4.3 EVのCO2排出量とEVの充電を止めた場合のCO2排出量削減効果
 4.4 EVの普及とHEVの普及によるCO2排出量の削減効果のLCA評価
 
5.自動車のカーボンニュートラル走行実現に向けて
 5.1 EV(電気)、FCV(水素)、HEV(液体燃料)のもとになる1次エネルギー
 5.2 不安定な再エネ発電の普及と余剰電力の利用
 5.3 大量の余剰電力と水素製造
 5.4 カーボンニュートラルの水素の利用と合成燃料(e-Fuel)
 5.5 カーボンニュートラルの自動車社会
 
6.対向ピストンエンジンの研究
 6.1 快適な走りと環境性能を両立するシリーズHEV
 6.2 シリーズHEV専用の熱効率が高く静かで振動がないエンジン
 6.3 2ストローク対向ピストンエンジンの歴史と特徴
 6.4 2ストローク対向ピストンガソリンエンジンの開発


□質疑応答□

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