自動車電動化動向:欧州EVシフトの思惑と日本企業の対応、将来の差別化技術【WEBセミナー】

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
自動車電動化動向【WEBセミナー】
セミナーNo.
st220108
開催日時
2022年01月25日(火) 13:00~16:45
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 44,000円、3名の場合 66,000円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
資料付き
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
プログラム

 第1部 [13:00~14:30]
「欧州における自動車電動化への対応と思惑」
 ~欧州の「EVシフト」をどう見るか?~

 
【趣旨】 
 自動車産業はいま,EV(電気自動車)や自動運転などに見るCASE(コネクティド,自動運転,シェアリング,電動化)革命と称される新たな技術革新と,温暖化を含む地球規模の気候変動・生態系の危機への対応を迫られています。温室効果ガスCO2を大量に排出してきた自動車産業にとって「100年に一度」と言われる技術革新を取り込みつつグローバルな気候変動対策に適切に対処することは,産業の浮沈を左右する決定的に重要な課題です。このような状況下で,欧州では2019年に打ち出されたEU(欧州連合)の新成長戦略「グリーンディール」が,自動車「電動化」の推進や循環型経済への移行を掲げるなど,産業の行方に大きなインパクトを与えつつあります。
  本講演では,地球温暖化の脅威が緊迫度を増すなかでCASE革命が進展する時代において欧州自動車産業はどう動こうとしているのかを探るべく,欧州グリーンディールならびに主要自動車企業の「脱炭素」戦略についてその基本的な特徴や展開動向を概説するとともに,欧州における「EVシフト」の性格ならびに今後の展望について考えることを目的とします。
 
【プログラム】 

1.CASE時代の自動車産業動向
 産業を取り巻く環境変化
 CASEが迫る産業構造の大転換

2.欧州グリーンディール戦略の衝撃
 グリーンディール戦略の背景とねらい
 自動車産業へのインパクト
 EV用電池システムをめぐる欧州の戦略

3.欧州主要企業の「脱炭素」戦略
 メーカー:VW,ダイムラー,BMW,ルノー,ステランティスなど
 サプライヤー:Bosch,コンチネンタルなど
 「脱炭素」対応の日欧比較

4.むすび:欧州「EVシフト」をどう見るか?
 欧州「電動化」の課題と展望

□質疑応答□


【得られる知識】
・EUの新成長戦略「グリーンディール」の概要
・欧州で事業展開する主要自動車企業(メーカー,サプライヤー)の経営戦略の特徴
・そのねらいと今後の見通しについての概括的な知識


-------------------------------------------------------------------- 

 第2部 [14:45~16:45]
「自動車の次世代駆動源と必要な熱マネジメント」
  ~2030年電動化の落としどころ と 将来の差別化技術~

【趣旨】 
 メルセデスやアウディ,そしてホンダなどの脱エンジン車宣言が相次いでいる中,今後の自動車の駆動源は大きく変貌しようとしています。ただ本来のCO2排出量削減という目的から離れ,日本が不得意と思われている電気自動車への移行が目的化し,日本潰しの様相を呈しています。
本当に電気自動車になれば,CO2排出量削減になるのか,日本潰しができるのか,多くの方が関心を持たれています。このような疑問へ,駆動源ごとのCO2排出量を示します。また欧州が日本の何を怖がり,法制化を進めているのかも説明いたします。電気自動車への移行が既定路線のような報道もある中,資源面,エネルギー面で,まだまだ課題が多く,先行きが不透明なこともあわせて解説します。
 このような駆動源変化とようやく実用化に入った自動運転に対応して,自動車のエネルギーマネジメント,特に熱マネジメント技術も大きく変わってきており,今後に必要な技術開発について,あわせて説明いたします。


【プログラム】 

1.背景
    2030年 CO2削減目標と燃費規制の推移
    2050年 EV普及率予測(世界の脱ガソリン車の動き)
   欧州はどうしてEVなのか? (例)ノルウェーの状況
    日本の2030年問題:「電動化」は「EV化」ではない

2.脱炭素化社会・電動化への対応
    国内各社の意思 例:日産,トヨタの2050年カーボンニュートラルへの取り組み
    CO2低減の考え方:Well to Wheel,LCA,電力(発電)問題
   走行時CO2排出量からWell to Wheelへ
             Tank to Wheel(従来の燃費)
             Well to Wheel(燃料,電気の製造プロセスまで含める)
             LCA(製造廃棄までライフで見たCO2排出量比較)
             自動車メーカ(OEM)によるLCA評価
   既存LCA評価を元にして ・ICCT,・VW社,・マツダ(EVsmart)
             ICCTによるLCAを元に
             VW社によるLCAを元に
             マツダ(EVsmart)によるLCAを元に
 ★まとめ Tank to Wheel から LCA へ
        電池交換
        電気自動車のコスト
    日本の現状と強み
        日本のガソリン車とは
        日本のハイブリッド車とは ・Aセグメント車比較,・高速燃費比較
             Aセグメントのハイブリッド車比較
             種々の駆動源の高速燃費比較
    欧州の狙い:48V化,PHEV
        48Volt マイルドハイブリッド車
        プラグインハイブリッド車(PHEV)
 ★まとめ 欧州の狙い
    燃料電池自動車 FCEVは
    電池:次世代電池,温度管理
        次世代電池
        種々の温度管理
        理想的な温度管理方式とは

3.技術課題と将来展望
    排熱回収
        負荷低減
        再利用
        転換
        高効率
    要求が高まる熱マネジメント技術:自動運転時代の付加価値
 ★まとめ 熱マネジメント

4.世界のエネルギ課題
    エネルギ課題
        各国の一次エネルギ,電力
        各国の電気料金推移と内訳(家庭用,産業用)
        電源別発電コストの予測 中国,インド,米国,EU
        再生可能エネルギ
        賦課金
        ドイツの再生可能エネルギ
        ドイツの電気料金推移とCO2排出量の推移
        再エネ発電の変動
        電力網
        2030年へのエネルギ変化
    日本の状況
        卒FIT
        日本の電力スポット市場の高騰とLNG
    中国の状況
        LNG(天然ガス)と中国
 ★まとめ エネルギの課題
 ★まとめ EV化は?

□質疑応答□


【得られる知識】 
・今後の自動車に必要なエネルギーマネジメント(熱マネジメント)技術
・自動車駆動源の動向

関連するセミナー
関連する書籍
関連するタグ
フリーワード検索