◎気鋭の表面科学研究者が解説する、ぬれ性制御の基礎と研究最前線。機能表面の設計と開発手法を最新の研究例
を交えて解説します。演習問題もあり理解が進みます。
1. 濡れの静力学
1.1 表面張力
1.2 Laplace圧
1.3 拡張係数
1.4 Youngの式と接触角
1.5 Zismanの経験則
1.6 接触角の測定方法
1.7 表面張力と重力
1.8 表面張力の測定方法
2. 濡れの動力学
2.1 三重接触線
2.2 動的接触角
2.3 JohnsonとDettreの実験
2.4. 液滴の付着を防ぐために
3. 超撥水・超親水性表面の設計方法(静力学モデルから考える)
3.1 Wenzelのモデル
3.2 Cassie-Baxterのモデル
3.3 撥水表面と親水表面のモデル
3.4 超撥水表面の設計
3.5 超撥水表面の安定性
3.6 超撥水表面の安定化の設計指針
3.7 自然界に存在する超撥水表面
3.8 ナノ構造の役割
3.9 表面粗さの指標は何を使ったら良い?
3.10 ロータス効果とローズペタル効果
3.11 撥水と親水のしきい値
4. 超撥水・超親水性表面の設計方法(動力学モデルから考える)
4.1 表面状態と動的接触角
4.2 超撥水表面と動的接触角
4.3 ピン止め現象
4.4 凹凸形状とピン止め挙動
4.5 ピン止め現象とリエントラント構造
4.6 超撥油表面の設計
4.7 ピン止め効果と濡れ状態
4.8 超撥水(油)表面の開発指針
4.9 超親水(油)表面の開発指針
5. 超撥水・超親水表面の開発手法
5.1 超親水表面の設計手法(ケーススタディ)
5.2 超親水表面の課題と解決策(最新の研究事例)
5.3 超撥水(油)表面の設計手法(ケーススタディ)
5.4 超撥水(油) 表面の課題と解決策(最新の研究事例)
6. 滑液表面の開発
6.1 接触角ヒステリシスと摩擦力
6.2 理想的な表面
6.3 滑液表面の設計
6.4 動的表面張力と適応濡れ
6.5 潤滑液含浸多孔質表面(SLIPS)
6.6 滑液表面の課題と開発動向
7. まとめ
□ 質疑応答 □