複雑にみえる破損も要因から押さえれば理解できる! 要因を把握することで、破損を未然に防ぐことができる!
長年にわたり数多くの破損トラブルの解析・対応をしてきた講師が、樹脂の破損要因とメカニズム、解析の考え方と方法、破損トラブルへの対策について、経験をもとに具体的な事例を踏まえて解説します。破損トラブルの解決や良品製造等に、ぜひこの機会をお役立てください。
1.はじめに
2.破損について
2.1 材料(金属、セラミックス、プラスチック)と破損
2.2 応力形式(定応力、繰返し応力、定ひずみ)と破損
3.応力割れ(ストレスクラック)、環境応力割れ(ソルベントクラック)のメカニズムと実演
3.1 ストレスクラックとその発生メカニズム
3.2 実際にストレスクラックを体験してみましょう
3.3 ストレスクラックによる破面例
3.4 ソルベントクラックとその発生メカニズム
3.5 実際にソルベントクラックを体験してみましょう
3.6 ソルベントクラックによる破面例
4.要因別にみるプラスチックの破損
4.1 光(紫外線劣化)
4.2 材質(硬軟)
4.3 温度(低温脆化)
4.4 成形条件(射出速度、保圧、金型温度等)
4.5 金型(ランナー、ベント、ゲート配置)
4.6 配向(繊維強化樹脂、フレーク強化樹脂)
4.7 形状(コーナーR、ウエルド)
4.8 薬液+材質(ソルベントクラック)
5.破損原因の究明と対策
5.1 情報の不足、欠如(材料物性、使用環境)
5.2 物理法則を無視した設計・成形(固体樹脂の粘弾性、溶融樹脂の粘性)
5.3 製品寿命と耐久試験
5.4 デザインレビューの考え方に基づく成形品質の向上
6.情報紹介
6.1 「ポリカーボネートの衝撃破壊破面の観察」
6.2 「有機工業材料に関する依頼試験における不具合・トラブルの傾向について」
6.3 「有機工業材料の不具合・トラブル対策物語」
6.4 「トラブル対策11箇条」
7.終わりに
□質疑応答□