近年、様々な分野で活用が広がるトポロジカルデータ解析(位相的データ解析:TDA)。
解決できる課題、ホモロジーの考え方、パーシステントホモロジー、パーシステント図の読み方、適用例(アモルファス材料・高分子メルト)など、基礎・手法・応用について分かりやすく解説します。

トポロジカルデータ解析(TDA)の基礎と物質科学への応用【WEBセミナー】
~必要最小限の数学と実例で理解する基礎・手法・応用~

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
トポロジカルデータ解析【WEBセミナー】
セミナーNo.
st221019
開催日時
2022年10月27日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
会員:  37,620円 (本体価格:34,200円)
学生:  39,600円 (本体価格:36,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,620円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
資料付き
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・トポロジカルデータ解析(TDA)、パーシステントホモロジー(PH)の利用を検討している/より深い理解を得たい物質科学系の研究者。
・企画業務等でTDAやPHがどんなものなのか概要を知っておきたい方。
上記のような目的ですでに専門家によるTDAやPHの解説を聞いて難しく感じた方。
習得できる知識
・トポロジーの考え方がなぜ物質科学研究に役立つのか?(動機)
・パーシステントホモロジーがなぜ近年使われるようになったのか?(背景)
・パーシステントホモロジーとはどんな手法で何ができるのか?(理論の概要)
・トポロジカルデータ解析が物質科学研究でどう使われているのか?(具体例)
趣旨
 近年、応用数学分野で誕生したトポロジカルデータ解析と呼ばれる手法は、現在では様々な科学技術分野で用いられるようになりました。しかしながら多くの物質科学研究者にとって理論を理解する敷居が高いのが現状です。理由の一つとして数学科以外ではあまり馴染みのない数学を必要とすることが挙げられます。そのような背景を踏まえ、本講義ではできるだけ数学的抽象的表現を避け、具体的なデータ解析の課題に即してトポロジカルデータ解析を理解するために必要最小限の数学の紹介を行います。
 講義ではまず、トポロジカルデータ解析が扱う典型的な課題を紹介することで動機付けとします。次に、ホモロジーの考え方、パーシステント図を読むコツなどを実例に基づき紹介します。最後に実際の材料研究においてどのような使われ方がなされているのかを紹介します。
プログラム

1.物質科学を意識したトポロジカルデータ解析の使われ方の紹介
 1.1 トポロジカルデータ解析の特徴
 1.2 物質科学や他のデータ科学分野との関係性
 1.3 トポロジカルデータ解析が解決する課題の典型例
 
2.非数学者向けホモロジーとは何か?
 2.1 ホモロジーが扱う対象
 2.2 ホモロジーのアイデア
 2.3 ホモロジーの舞台設定
 2.4 穴の定義のアイデア
 
3.ホモロジーの“超”入門
 3.1 教科書的な形式的導入
 3.2 穴の代数化の準備
 3.3 境界作用素と代数
 3.4 穴の数学的な記述方法
 3.5 パーシステントホモロジーへ
 
4.パーシステントホモロジー“超”入門
 4.1 パーシステントホモロジーの対象2種
 4.2 パーシステントホモロジーの考え方
 4.3 パーシステント図から情報を読み取る
 4.4 パーシステント図の特徴
 4.5 ツールの紹介
 
5.パーシステントホモロジーの統計的記述
 5.1 ヒストグラムによる表現
 5.2 MDシミュレーションの配置データの場合
 5.3 実験で得られた画像データの場合
 5.4 典型的なパーシステント図の解釈方法の紹介
 
6.応用例の紹介
 6.1 アモルファス材料への適用例
 6.2 高分子メルトへの適用例
 
 □質疑応答□

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