近年、様々な分野で活用が広がるトポロジカルデータ解析(位相的データ解析:TDA)。
解決できる課題、ホモロジーの考え方、パーシステントホモロジー、パーシステント図の読み方、適用例(アモルファス材料・高分子メルト)など、基礎・手法・応用について分かりやすく解説します。
1.物質科学を意識したトポロジカルデータ解析の使われ方の紹介
1.1 トポロジカルデータ解析の特徴
1.2 物質科学や他のデータ科学分野との関係性
1.3 トポロジカルデータ解析が解決する課題の典型例
2.非数学者向けホモロジーとは何か?
2.1 ホモロジーが扱う対象
2.2 ホモロジーのアイデア
2.3 ホモロジーの舞台設定
2.4 穴の定義のアイデア
3.ホモロジーの“超”入門
3.1 教科書的な形式的導入
3.2 穴の代数化の準備
3.3 境界作用素と代数
3.4 穴の数学的な記述方法
3.5 パーシステントホモロジーへ
4.パーシステントホモロジー“超”入門
4.1 パーシステントホモロジーの対象2種
4.2 パーシステントホモロジーの考え方
4.3 パーシステント図から情報を読み取る
4.4 パーシステント図の特徴
4.5 ツールの紹介
5.パーシステントホモロジーの統計的記述
5.1 ヒストグラムによる表現
5.2 MDシミュレーションの配置データの場合
5.3 実験で得られた画像データの場合
5.4 典型的なパーシステント図の解釈方法の紹介
6.応用例の紹介
6.1 アモルファス材料への適用例
6.2 高分子メルトへの適用例
□質疑応答□