本セミナーでは、長年マテリアルリサイクルに携わってきた講師が、主に自動車や家電のポリプロピレン(PP)を例に、
廃プラの分別・回収からリサイクル材としての再生まで、実務担当者が押さえておくべき必須知識を解説します。
また、リサイクル材にバージン材と同等の物性や機能を付与し、その品質を担保するための要点や技術的ノウハウも伝授します。

廃プラスチックのマテリアルリサイクル実践入門講座【WEBセミナー】
自動車・家電のポリプロピレンを中心とした、マテリアルリサイクル材の生産・活用のポイント

アーカイブ配信付

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
マテリアルリサイクル【WEBセミナー】
セミナーNo.
st221216
開催日時
2022年12月20日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
会員:  37,620円 (本体価格:34,200円)
学生:  39,600円 (本体価格:36,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,620円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
特典
アーカイブ(見逃し)配信について
視聴期間:終了翌営業日から7日間[12/21~12/27]を予定
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・廃プラスチックのリサイクル材の生産/活用に関心を持たれている方、携わっている方。
・マテリアルリサイクル技術や廃プラリサイクル事業に興味を持たれている方。
習得できる知識
・樹脂マテリアルリサイクルの各要素技術と着色・強化など高付加価値化の為の技術のポイント。
趣旨
 樹脂マテリアルリサイクルを取り巻く状況、及び生産する上での各要素技術と、主にポリプロピレンの高付加価値分野への適用事例も紹介し、リサイクル材の活用に関心を持たれている方、生産に携わっている方、リサイクル事業に興味を持たれている方に有用と思われる知識をご提供したい。
プログラム

1.はじめに
 1.1 よく使われているプラスチック 

2.廃プラの行き先と樹脂マテリアルリサイクル業界の概況
 2.1 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の発生源推移
 2.2 樹脂マテリアルリサイクル用原材料の国内向け海外向け推移
 2.3 樹脂マテリアル業界の概況

3.樹脂マテリアルリサイクル向け廃プラの数々
 3.1 工程内廃材
  3.1.1 重合、ペレット化時のダンゴ
  3.1.2 グレードチェンジ時の廃材
  3.1.3 フィルム、シート端材
  3.1.4 射出成型時のスプルー、ランナー、成形不良品
 3.2 ポストコンシューマー材
  3.2.1 ペットボトルとキャップ
  3.2.2 容器包装リサイクル法材
  3.2.3 家電リサイクル法材
  3.2.4 自動車リサイクル法材
  3.2.5 発泡スチロールの減容化材

4.分別技術
 4.1 手分解
  4.1.1 廃家電処理での手分解
  4.1.2 自動車解体での手分解
 4.2 機械分別
  4.2.1 廃家電の樹脂分別フロー
  4.2.2 破砕 粉砕
  4.2.3 風力選別
  4.2.4 浮沈選別
  4.2.5 ジグ選別
  4.2.6 摩擦選別
  4.2.7 静電気選別
  4.2.8 近赤外線識別技術
  4.2.9 X線分析選別

5.PPの基本構造と劣化
 5.1 PPの基本構造
  5.1.1 アイソタクチックポリプロピレン
 5.2 PPの劣化
  5.2.1 PPのラジカル発生点と劣化

6.添加剤
 6.1 酸化防止剤
  6.1.1 フェノール系
  6.1.2 リン系
  6.1.3 チオエーテル系
 6.2 金属不活性化剤
 6.3 光安定剤
  6.3.1 HALS(ヒンダードアミン系光安定剤)
  6.3.2 紫外線吸収剤(UVA)
 6.4 流動性調整剤
 6.5 酸変性ポリプロピレン

7.着色剤
 7.1 無機顔料
 7.2 有機顔料
 7.3 分散剤
 7.4 展着剤

8.強化材
 8.1 板状フィラー
 8.2 針状フィラー
 8.3 ゴム成分

9.材料開発
 9.1 物性調整と長期耐久性付与
 9.2 再調色

10.粉砕材のコンパウンディング
 10.1 粉砕材の均一化
 10.2 添加剤、顔料の小分け
 10.3 ブレンディング
 10.4 ペレット化
  10.4.1 原料フィード
  10.4.2 混錬押出し機の種類と特徴
  10.4.3 スクリーンチェンジャーの種類と特徴
  10.4.4 カッティング機の種類と特徴
  10.4.5 アフターブレンド(製品の均一化)
  10.4.6 マグネット 金属除去
  10.4.7 袋詰め
  10.4.8 設備のフローチャートの例
 10.5 工程管理・バッチ管理
 10.6 生産管理
 10.7 設備管理・摩耗管理
 10.8 品質保証
  10.8.1 測定室の温度湿度管理
  10.8.2 サンプルの調整
  10.8.3 MFR測定
  10.8.4 引張試験
  10.8.5 衝撃試験
  10.8.6 蛍光X線分析
  10.8.7 ガスクロマトグラフ質量分析計
  10.8.8 品質保証の考え方

11.技術フォロー
 11.1 流動性
 11.2 表面外観
 11.3 割れ クラック
 11.4 劣化

12.適用事例
 12.1 家電
 12.2 自動車
 12.3 グリーン購入法関連

13.技術及び事業課題
 13.1 技術課題
 13.2 事業課題

14.リサイクル新規関連法規とその影響
 14.1 中国の新規関連法規
 14.2 日本の新規関連法規

15.今後の展望
 15.1 外部環境の変化を踏まえた今後の展望

 □ 質疑応答 □

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