本セミナーでは、分析目的に応じた前処理法から、FT-IR、NMR、GC-MSといった分析手法を駆使した、
ゴム材料の分子構造、組成、劣化状態を解析する手法について詳細に解説します。
1.ゴム材料の分析に用いる方法
1.1 前処理方法
1.2 ポリマー、有機添加剤の分析に関する分析手法
1.2.1 FT-IR法、レーザーラマン分光法
1.2.2 NMR法(溶液・固体NMR法)
1.2.3 熱分析(DSC、TG法)
1.2.4 GC法 ~注入法と検出法~
1.2.5 HPLC法 ~カラム選択と検出法~
1.2.6 SEC法 ~分子量の解析法~
1.2.7 イオンクロマトグラフィー
1.3 無機添加剤に関する分析手法
1.3.1 蛍光X線分析、電子線マイクロアナリシス
1.3.2 X線回折法
1.3.3 ICP-AES法
1.3.4 ICP-MS法
2.ゴム・エラストマー材料の分析
2.1 汎用ゴムのポリマー定性分析
2.2 汎用ゴムの組成分析
2.3 特殊ゴムのポリマー定性分析
2.3.1 シリコーンゴム
2.3.2 フッ素ゴム
2.3.3 ウレタンゴム
2.3.4 その他(エピクロロヒドリンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム)
2.4 熱可塑性エラストマーのポリマー定性分析
2.5 加硫ゴム中に含まれる添加剤
2.5.1 硫黄(全硫黄、遊離硫黄、単体硫黄)の分析
2.5.2 架橋系(加硫促進剤、過酸化物架橋剤など)の分析
2.5.3 高級脂肪酸の分析
2.5.4 老化防止剤の分析
2.5.5 CR用安定剤の分析
2.5.6 補強材の分析
3.ゴム材料の劣化とその分析方法
3.1 熱老化
3.2 光劣化
3.2 疲労劣化
3.3 オゾン劣化
3.4 クロロプレンゴムの劣化
3.5 シリコーンゴムの加水分析
3.6 フッ素ゴムの劣化
□質疑応答