本セミナーでは、世界の包装市場の全体像を押さえた上で、包装業界トップ企業の動向、戦略、環境対応への取り組みを詳細に分析・把握し、丁寧に解説します。
プラスチック包装を中心とした各社の環境政策や法規制への対応状況を比較し、世界的な政策動向(EU-PPWR、世界条約INC、米国EPRなど)や今後の展開を予測し解説していきます。さらに、急速に進むM&Aの活発化やその背景と今後の影響についても演者の考察も踏まえて解説します。
1.世界の包装市場と業界
・全体の規模と主要国の規模、動向
・包装形態別動向
2.世界の包装トップランキング企業
売上高によるランキングを作成し、
取り上げる企業のリスト化と理由を詳細に解説する
3.取り上げた企業の各論
取り上げる具体的な企業と包装企業の特色がわかりやすく、解説を行う
・アムコア(世界最大の軟包装企業は各国包装市場に合わせて事業展開)
・SEE(旧シールド・エア:企業名変更で、デジタル・環境対応を加速)
・ソノコ(金属包装部門も手に入れ、総合包装企業へ前進)
・モンデイ(環境対応製品は、紙ベースを優先に)
・テトラパック(紙パックの巨人は、最もサステナブルな包装を目指す)
・ベリーグローバル(総合プラスチック包装・容器企業はリサイクル材料の確保もしっかりと)
・ウエストロック(消費者向け紙器大手企業は、更に飛躍)
・フタマキ(注目のインド市場で有力な軟包装事業拠点を確立)
・シルガン(金属容器大手はスチール缶のリサイクル優位を強調)
・コンスタンテイア・フレキシブル、 クルックナー・ペンタプラスト
(欧州系軟包装コンバーター2社は環境製品でトップを追撃)等
その業務展開と環境政策について紹介します。
また、追加企業として、アプター、TCトランスコンチネンタル、ALPLA等を追加解説する。
(散漫にならないように、歴史、技術解説動画等も交えながら工夫し解説する)
以上の各論の結果を踏まえて
4.業務展開の特徴比較
国際展開度、地域別特徴等の比較をおこなう事により、
トップ企業の特徴が把握できる
5.包装に関する環境政策の特徴と進捗を比較する
現状での進捗状況と展望を企業、及び、業界でまとめながら論じる。
エレンマッカーサー財団のグローバル・コミットメントの最新報告等を利用し、
包装に関する環境政策の進捗を比較し、企業の特徴と環境政策進捗の問題点を論じる。
以上の結果として、比較リストを完成させる。
6.今後の動き
・包装に関する世界的な規制の動きの把握
具体的な例として、
・欧州EU-PPWR
(2025/1/22 公布:Regulation(EU)2025/40として掲載。
2月11日に発効し、2026年8月12日に適用)
・世界条約INC5 (2025/8 INC5.2に向けての期待)
・米国EPR(拡大生産者責任)の影響
(成立した5州の動き、5州以外での成立の可能性
・その他の動き
7.巨大M&Aの頻発、活発化と影響の予測
・アムコアとベリーグローバルの合併
・日系大手コンバーターによる大型買収 等
8.今後のグローバル・トップ包装企業の動きについて考察を加えていきます。
□質疑応答□