誘電エラストマの材料・電極・設計法とEV等最新応用展望【WEBセミナー】

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セミナー概要
略称
誘電エラストマ【WEBセミナー】
セミナーNo.
stb220602
開催日時
2022年06月15日(水) 13:00~16:30
主催
S&T出版(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  45,100円 (本体価格:41,000円)
会員:  39,600円 (本体価格:36,000円)
学生:  45,100円 (本体価格:41,000円)
価格関連備考
45,100円 (Eメール案内希望価格:1名39,600円,2名45,100円,3名66,000円)

※資料付
※Eメール案内を希望されない方は、「45,100円×ご参加人数」の受講料です。
※Eメール案内(無料)を希望される方は、通常1名様45,100円から
 ★1名で申込の場合、39,600円
 ★2名同時申込の場合は、2名様で45,100円(2人目無料)
 ★3名同時申込の場合は、3名様で66,000円
 ★4名以上同時申込の場合は、3名様受講料+3名様を超える人数×19,800円
※2名様以上の同時申込は同一法人内に限ります。
※2名様以上ご参加は人数分の参加申込が必要です。
 ご参加者のご連絡なく2様以上のご参加はできません。
備考
<Webセミナーのご説明>
・本セミナーはZoomウェビナーを使用したWebセミナーです。
 ※ZoomをインストールすることなくWebブラウザ(Google Chrome推奨)での参加も可能です。

<禁止事項>
セミナで共有・公開・配布される資料、講演内容の静止画、動画、音声のコピー・複製・記録媒体への保存を禁止いたします。

※本セミナーに配布資料はありません。
 講師論文をご希望の方には、ご紹介いたします。
講座の内容
趣旨
 近年、誘電エラストマの各種性能が大いにプログレスした要因として、誘電エラストマの主材(ポリマーやゴム)の研究が進み、どの様な素材が、どの用途に向くか設計が可能になりました。また電極材料の選択、分散及び形成も大いに進みました。一例として、シングルウォールCNT(SWCNT)を用いたことに依り、誘電エラストマの電極の導電性が高まりました。即ち各種アプリケーションに対して、エラストマ素材と電極素材のベストマッチが分かりました。
 そのため、現在使用されているモーター等を含めた広義の意味でのアクチュエータの殆ど全てで置き換えが可能になりつつあります。昨年、僅か0.15gの誘電エラストマで、8kgの重りを、88msecのスピードで、1mm以上動かすことが出来ました。このことは、この誘電エラストマで、電気自動車を駆動することも可能になります。電気自動車の最大の欠点である車重を極端に軽くすることが可能で、車の走行距離を飛躍的に延ばし、かつ大型のトレーラー等にも、電動化することが出来ると思われます。
 この誘電エラストマは、ロボットや介護用機器等、用途は無限です。これらに加え、おむつの用のセンサを初め、各種センサ(エラストマなので、ひとつのセンサで、各種圧力変化に対して正確にセンシングできる)も明日にでも、商品化が出来る様になりました。もちろん、誘電エラストマ発電機の性能も飛躍的に伸びていますし、2次電池に充電もできます。現在、ナノデバイスから宇宙までに、幅広い分野での開発が行われています。
 上記のプログレスの要因として、誘電エラストマの主材(ポリマーやゴム)の研究が大いに進み、どの様な素材が、どの用途に向くか設計が可能になりました。また電極材料の選択、分散及び形成も大いに進みました。一例として、シングルウォールCNT(SWCNT)を用いたことに依り、誘電エラストマの電極の導電性が高まりました。
 このSWCNTをスプレー化することに依り、誘電エラストマの電極を容易に作成することが可能になりましたが、このスプレーは、用途が広がるミリ波帯での電波吸収効果が高く、益々普及が進む5G/6Gや、自動運転などで利用が進むミリ波レダーなどの誤作動防止に、大きな効果が期待されます。
プログラム

1. 人工筋肉型アクチュエータについて(エレクトロアクティブポリマーは、私たちの暮らしをどう変えるか?)
 1.1 エレクトロアクティブポリマー(EAP)概論
 1.2 電気を利用するエレクトロアクティブポリマー
 1.3 その他のアクチュータ(イオン、磁気、温度変化等)
 1.4 誘電エラストマの概要および上記のアクチュエータと比較
 1.5 誘電エラストマとは?
   ・誘電エラストマの原理
   ・多機能を有した誘電エラストマ
   ・誘電エラストマを開発するポイント

2. 誘電エラストマ用のポリマー(エラストマ)素材、電極素材、寿命等
 2.1 ポリマー素材の改良を含めた素材開発手法
 2.2 ポリマーの評価技術と解析結果から製品応用に結び付ける考察
 2.3 誘電エラストマの電極
   ・誘電エラストマに向くCNT(@SWCNTの毒性はないのが開発のポイン
    ト!)
   ・カーボングリース、カーボンブラック及びCNTの電極としての性能比較
    > 優れた柔軟性と高伝導性を有しかつ透明なCNT誘電エラストマの解説
   ・温度特性、もれ電流、寿命、効率、ヒステリシス等の解説
   ・カーボンブラックやCNTを電極に応用応用する技術 
 2.4 電極の透明化
   ・透明誘電エラストマの産業革命

3. 誘電エラストマの設計・製作手法
 3.1 色々な形に成型可能な手法の解説
    > 新しい観点でのデバイスの設計が可能
 3.2 誘電エラストマの製作法
   ・カーボンブラックやCNTを電極に応用応用する技術 
    > 各種素材への最新CNTスプレー塗布実演をビデオで紹介
     (簡単に最強電極の製作が可能)

4. 誘電エラストマの性能、機能
 4.1 誘電エラストマの特徴
 4.2 他のアクチュータとの比較
 4.3 駆動時の電流電圧特性
 4.4 ダイアフラム型誘電エラストマのサイズ
 4.5 誘電エラストマの開発状況

5. 誘電エラストマの各種アプリケーション応用
 5.1 海外の動き
 5.2 人工筋肉の基礎であるアクチュエータの各種応用例/実用例
   ・ポンプ、バイブレータ、モーター、スイッチ、ナノデバイス等
    への応用
   ・スマートマテリアルなどへの応用(マイクロ工場への応用など)
   ・指向性を有したスピーカ、ソナー、ノイズリダクション・システムなど
    への応用
   ・上記技術を応用した各種医療用デバイス(使い捨て内視鏡、使い捨てカテ
    ーテル、義手・義足を含む)の開発状況
   ・モーションフィードバック用誘電エラストマの開発
   ・高出力アクチュエータへの挑戦:
    @各種ロボット、リハビリ等を含む各種介護機器、パワースーツの開発
     状況
   ・地震から建物を守る誘電エラストマや宇宙へのアプリケーション
    @JAXAの風洞利用した火星探査艇の誘電エラストマによる制御の共同実
     験の最新情報紹介
 5.3 誘電エラストマのセンサへの応用や市場 
   ・原理・特徴及び求められる素材・特性と構造
   ・医療(痴呆症用センサ、血管内センサ、超小型血圧測定等)、スポー
    ツ、ロボット、車用及びタイヤ用センサ等への応用
   ・誘電エラストマ技術を応用した水分センサの性能紹介(おむつ、車の座
    席、熱中症対策等)
 5.4 自動車・EVへの応用
    @電気自動車の駆動用モーター等の開発状況
    >車への応用(特に電気自動車用):
     各種用途の詳しい解説および重さに対する出力、効率や発売時期等の
     解説:
     ※8kgを持上げる最新のDEAのデモビデオ公開
 5.5 誘電エラストマ・アクチュエータの無線通信への応用
   ・5Gの特徴と誘電エラストマ技術の応用
    @周波数可変アンテナ及びフィルターへの応用
    @ビームフォーミングへの応用
    @小型・軽量で、高速駆動が可能な誘電エラストマ・アクチュエータの
     高機能カメラへの応用
    @遠隔制御やVR・ARへの誘電エラストマの応用
   ・長距離通信と省電力化が進むLPWAを用いたIoTシステムと誘電エラ
    ストマ発電
    @誘電エラストマ発電と相性が良いLPWAの特徴
    @一次産業への応用が進む、LPWAの導入事例
 5.6 高効率人工筋肉発電システムへの応用 
 5.6.1 発電システムの動作原理と今後
 5.6.2 誘電エラストマ発電システムとその応用例
   ・小型発電システムとワイヤレスシステムなどへの応用
    (医療機器への応用も含む)
   ・ウエアラブル発電システム
    (医療機器への応用も含む)
   ・車載用発電機(特に電気自動車用)
    @車は誘電エラストマ発電の利用の宝庫!
 5.6.3 リニュアブルエネルギーを用いた発電
   ・波発、海流及び風力電システムと水産業などへの応用
    @海洋風力発電や回転翼を持たない新しい風力発電への挑戦
   ・JAXA、JAMSTECとの風力発電のシミュレーション共同実験の最新情報
    紹介
   ・マイクロ水力発電システムと一次産業への応用(地産地消の勧め)
   ・廃熱、排水や太陽熱を利用した発電システムへの応用
   ・誘電エラストマ発電システムの今後の改善点及び将来
   ・洋上発電システムと水素化して、オンサイトに輸送

6. 誘電エラストマの今後の展開
  ・誘電エラストマの今後の展開及び纏め
  ・誘電エラストマを今後自社で研究・開発をしたい企業・研究機関への支援

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