2014年01月30日(木)
10:30~17:00
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
非会員:
30,800円
(本体価格:28,000円)
会員:
30,800円
(本体価格:28,000円)
学生:
30,800円
(本体価格:28,000円)
香りは私たちの生活の中で重要な機能と役割を果たしている。食品・医薬品・化粧品にはもちろんのこと,その他の生活用品に至る多くの製品に香りは付与され,有効に活用されている。これらは望ましい“におい”と言えるが,翻って,嫌悪感を与えたりイライラさせたりする悪い“におい”の問題もある。本講は,これらのにおい質を客観的に評価する手法,においを図示化・数値化する手法の解説を主眼とする(特に分析化学的手法と官能評価に力点を置く)。
“におい”の人へ与えるインパクトの大きさや役割,特性などを評価することが可能となれば,効果的な新商品開発の推進だけでなく,生産工場の製品比較といった品質管理への応用も期待できる。今回,セクション5の【においの相互作用】では,マスキング効果についても一考を投じ,議論を交わしたい。
1.はじめに
① におい評価の必要性
② 異臭分析の例とこれまでの対応策
2.におい成分の分析法
① GC保持指標の利用
② 農薬分析に学ぶGC/MS微量分析法
③ LC/MS/MSに学ぶ微量分析法
④ SPME法による簡易分析法
3.におい特性の分析化学的評価と閾値測定の組み合わせ解析
① GC-O, GC-sniffing とOdor Unitの比較
② 認知閾値の測定とその評価への利用
③ オーダーインパクトスペクトラムとは
4.におい特性の官能評価
① においの強度の測定と評価への利用
② におい質の類似性評価 ~オーダーインパクトスペクトラム法を中心にして~
③ 製造現場でのにおい質の管理法へのアプローチ
④ matching testによる特徴的成分の決定法
5.においの相互作用
① におい分子間の相互作用 ~におい強度の相互作用・におい質の相互作用~
② においと味の相互作用 ~基礎的データの紹介~
③ 異臭を感じる原因物質の特定法 ~マスキング効果の科学的解析への試み~
におい,香り,分析化学的評価,官能評価,数値化,図示化,セミナー,研修,講習会