自動車メーカの事例を含めた、インテリアデザインの価値向上とデザイン・CMFの役割から最新のモーターショーからみる質感の動向など4名の講師がそれぞれ解説します

自動車内装の感性・品質価値向上セミナー

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セミナー概要
略称
自動車内装
セミナーNo.
st190113
開催日時
2019年01月25日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
東京流通センター 2F 第2会議室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
【第1部】
・自動車インテリアデザインに関わる設計技術者、商品企画領域の担当者、デザイナー等
・特に特別な予備知識は必要としない。

【第2部】
・予備知識必要なし。自動車デザイナー、自動車内装材設計者、CAEに興味のある方など。

【第3部】
・触知覚原理の基礎から、少し深いところまでをお話します。これから触感デザインを始められる方も、現在の製品開発に応用される方にも役立つ内容をお話します。また、触感の設計に携わる方に知っておいて頂きたいことを網羅的にお話します。
習得できる知識
【第1部】
・自動車インテリアデザインにおける課題
・自動車インテリアデザインの価値向上事例とその効果
・これからのデザイン価値の方向性への考察等
プログラム

第1部「自動車インテリアデザインにおける価値の向上とデザインの役割」

【10:30~11:40】

 現在、プロダクトデザインは第4次産業革命の進行とともに大きくそのあり方を変えつつある。特に自動車産業においてはメディアを賑わすCASE、MaaSという言葉にも表わされているように、技術や機能の革新のみならず、お客様の価値観から使われ方まで含めた大変革の時代を迎えている。このような背景の中で、従来エクステリアのデザインのみで語られることの多かった自動車デザインへの評価も単にエクステリアデザイン価値評価だけでなく、人と直接的に関わる空間としてインテリアデザインの価値の重要性がより高まってくる可能性が大きいのではないだろうか。このような視点からインテリアデザインにおけるお客様の価値観向上に関して、自身の自動車会社在職時のプロジェクト事例なども紹介し、仮説としての今後のデザイン価値観の方向性や価値観向上のためのデザイン、CMFの役割等について包括的に考察していく。

1.自己紹介

2.デザイン変革の時代と自動車インテリアデザインについて

 2.1 産業構造の変化とプロダクトデザインの変化
 2.2 自動車インテリアデザインの特質
 2.3 自動車インテリアデザインの変化の方向性

3.実際の自動車インテリアデザイン向上プロジェクト事例
 3.1 車造りとデザインにおける特徴
 3.2 事例プロジェクトに至る背景
 3.3 実施例の実際
 3.4 結果と評価:プロジェクトにおけるデザイナーの役割等

4.自動車インテリアデザイン今後の方向性
 4.1 産業構造の変化とプロダクトデザインの変容
 4.2 今後の価値軸の方向性
 4.3 自動車デザインの変化は?

□質疑応答・名刺交換□
 

第2部「自動車内装材質感評価軸策定に向けたVR/光学シミュレーションと生体情報センシング」

【12:40~13:50】

 自動車内装材の製品開発に関し、「どのようなものをつくるか」ではなく、「どのようにつくるか」に注目し、内装材開発に応用するVRおよび光学シミュレーション技術について述べていく。また、シミュレーション技術と合わせ、評価する人間の生体情報を取得、活用することで官能的な情報を定量化していく実例も述べる。これらの技術を用いることにより、新たな内装材開発に向けての評価項目の選定、開発期間の短縮、開発コストの低減を実現できると考える。

1.デジタルデザインプロセス構築に向けて
 1.1 AI, VR, と既存デザインプロセスの融合

2.自動車内装材CMF背景

3.内装材VR/光学シミュレーション事例 

4.VRシミュレーション海外事例

 4.1 VRシミュレーションの利便性
 4.2 検討車両3Dモデルの瞬時変更例
 4.3環境光源(環境場)と室内光源の組み合わせ検討例

5.理化学,生理学,心理学を軸とする質感評価方法とシミュレーションの関係

6.高級感を例とした官能評価実験の例

 6.1 要因整理方法
 6.2 光学シミュレーションを用いた評価サンプル作成方法
 6.3 見栄え評価の基準とする明度,彩度の条件
 6.4 シミュレーション環境の構築例
 6.5 光源,センサー,対象物の物理特性
 6.6 シミュレーション結果を用いた官能評価実験方法
 6.7 シミュレーション結果の統計学的解析(分散分析,多重比較検定,重回帰分析)
 6.8 分光反射特性と質感に関する考察

7.生体情報センシング
 7.1 脳血流センシングとドライビングシミュレーションを用いた実験例
 7.2 実験環境 

 □質疑応答・名刺交換□

第3部「表面の触知覚メカニズム(粗さ・摩擦・柔らかさ・温冷の知覚原理) 」

【14:00~15:10】

 製品の触感を設計・分析する方に必ず知っておいて頂きたいことをお話しします。特に、表面の物理的な特徴を、人がどのように知覚しているかについて理解していることが、触感に関する業務には必須です。60分で、粗さ・摩擦・硬軟・温冷という触感の要素を網羅的に解説いたします。これらの知覚と表面の物理特性との関係を、力学的・心理物理学的・神経生理学的な側面から解説します。

1.触知覚の多次元性

2.触覚の機械受容器

3.2種類の粗さ知覚

 3.1 ミクロな粗さ知覚の原理
 3.2 マクロな粗さ知覚の原理
 3.3 2種類の粗さ知覚の帯域

4.摩擦知覚
 4.1 摩擦と粗さの関係
 4.2 準静的な摩擦知覚
 4.3 動的な摩擦知覚

5.硬軟の知覚
 5.1 柔らかさの知覚原理
 5.2 硬さの知覚原理

6.温冷の知覚
 6.1 温点・冷点
 6.2 温線維・冷線維
 6.3 温度受容体

□質疑応答・名刺交換□

第4部「パリモーターショーから読み解く自動車内装質感最新動向」

【15:20~16:30】

1.一般動向
 1.1 市販EV車両最新動向(Audi e-tron, Mereedes benz EQC)
 1.2 仏メーカー自動運転車両コンセプトほかアジア系車種
 1.3 仏Tier1:内装の未来動向

2.内装質感動向
 2.1 木、金属、皮革、繊維素材動向
 2.2 樹脂素材、フィルム素材動向
 2.3 光、ディスプレイ、インターフェス動向
 2.4 過去モーターショーからの変遷による近未来動向

3.異なる分野から読み解く質感動向
 3.1 IFA2018(欧州家電見本市)動向
 3.2 独家電メーカー BOSCH、SEIMENS等の動向
 3.3 今後の大きな4つのものづくりの方向性

□質疑応答・名刺交換□

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