吸着の基礎から代表的な多孔体の幾何学的・化学的な構造の制御、多孔体の細孔制御法までを解説

多孔性材料による気体の吸着制御
~吸着のメカニズムの理解と吸着材の評価、細孔制御と高機能化のヒント~

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セミナー概要
略称
多孔性材料
セミナーNo.
st200106
開催日時
2020年01月24日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,020円 (本体価格:42,745円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
49,500円 ( 会員受講料 47,020円 )
定価:本体45,000円+税4,500円
会員:本体42,750円+税4,270円

【2名同時申込みで1名分無料!(1名あたり定価半額の24,750円)】
※2名様とも会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
・吸着を学びたい初学者の方から吸着を利用した仕事に携わっている方までご参加頂けます。
習得できる知識
・吸着の基礎知識
・多孔体の細孔特性化の原理と理論
・特定の気体・蒸気の選択的な分離についての知識,多孔材料設計のヒント
趣旨
 活性炭、ゼオライトなどの多孔体は吸着剤として、物質の分離・精製、気体の貯蔵などに広く用いられています。さらに近年は多孔性有機金属錯体などの新しい多孔体が注目され、これらの応用についても研究がされています。
 本講演では、まず代表的な多孔体の幾何学的・化学的な細孔・表面の構造を説明します。そのうえで、多孔体への各種気体分子の吸着メカニズムについて説明します。気体の吸着性は多孔体の細孔構造・表面の化学組成と気体の化学的な性質により決まります。これらを理解すれば、吸着材の選定・設計に役立つでしょう。窒素、アルゴン吸着による多孔体の細孔構造(細孔径分布・細孔容量)の解析法などについても解説します。
プログラム
1.吸着の基礎
 1.1 吸着とはどのような現象か
 1.2 吸着現象の利用
 1.3 多孔体と吸着
 
2.代表的な多孔体と細孔制御
 2.1 多孔体とはどんなものか
 2.2 多孔体の細孔について
 2.3 多孔化で表面積,細孔容積はどのように変化するか
 2.4 細孔径による多孔性材料の分類
 2.5 代表的な多孔体と細孔の制御
   多孔性シリカ,ゼオライト類,活性炭・活性炭素繊維,多孔性金属錯体PCP/MOF
 
3.吸着を支配する表面と気体分子間の相互作用
 3.1分子間相互作用
 3.2 目的物質の選択吸着のための多孔体の細孔構造・表面化学組成の制御
 
4.気体吸着実験法と解析
 4.1 吸着測定の原理
 4.2 吸着等温線
 4.3 吸着等温線の解析と吸着理論
  4.3.1 平坦平面への吸着
     ~Langmuir理論、BET理論~
  4.3.2 メソ細孔、マクロ細孔への吸着
     ~ケルビン式と毛管凝縮、メソ細孔分布解析の考え方(DH法、BJH法),NLDFT法,水銀圧入法~
  4.3.3 ミクロ細孔への吸着
     ~スリット型細孔への吸着(ミクロ細孔充填)、ミクロ細孔の解析(t-プロット、DRプロット)~
 
5.吸着エネルギーの測定と解析
 5.1 吸着の熱力学
 5.2 吸着エネルギー測定の原理
 5.3 微分吸着エネルギー曲線の解析
 5.4 等量吸着熱
 
6.まとめ

□ 質疑応答 □
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