47年もの間、接着技術の研究・開発を行ってきた講師の経験によるノウハウが満載!
高信頼性・高品質接着の基礎と内部応力
および接着剤の選定、設計・施工・管理の勘どころ【WEBセミナー】
※日程が9月8日から変更になりました
~異種材接着・構造接着・精密接着の現場で明日から使える知識と技術~
※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら
セミナー概要
- 略称
- 高信頼性接着【WEBセミナー】
- セミナーNo.
-
st200904
- 開催日時
- 2020年11月27日(金)10:00~17:30
- 主催
- サイエンス&テクノロジー(株)
- 問い合わせ
- Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
- 開催場所
- 【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
- 価格
- 非会員: 35,200円(税込)
会員: 33,440円(税込)
学生: 価格未設定 - 価格関連備考
- 定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)
※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。 - 特典
- 原賀康介先生の著書
「高信頼性接着の実務-事例と信頼性の考え方-」 を1冊お渡しします。 - 備考
- ※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
【セミナー参加における同意事項】お申し込みいただく前に、必ず下記をご確認ください。
①本セミナーで使用されるテキストおよびプレゼン資料の著作権は講師に帰属します。
権利者の許可なく、複製・転用・販売などの二次利用をすることを固く禁じます。
また、講義の録音・録画・キャプチャーなどの行為を禁止いたします。
(複数のPCでの視聴やプロジェクターでの投影も含みます。)
②本セミナーに限り、ご参加者様のご所属・お名前・メールアドレスを講師に共有いたします。共有させていただく上記の個人情報は、講師とご参加者様とのご連絡にのみ使用いたします。
上記に関しまして、お申し込み時のコメント欄に同意の旨をご記入ください。
確認がとれない際は、弊社から確認のご連絡をさせていただきます。
【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は事前にお申し込み時のご住所へ発送させて頂きます。
・開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、
ご了承下さい。Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
・リアルタイムで講師へのご質問も可能です。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
講座の内容
- 受講対象・レベル
- これから接着に携わる初心者から、品質・機能を追求されるベテラン技術者まで、それぞれのレベル、目的にマッチした「考え方」を習得できます。
- 習得できる知識
- 本セミナーでは、接着剤を使う立場での疑問点や課題、解決策、目標値を論理的に体系付けてわかりやすく説明するので、「単なる基礎知識の習得」ではなく、「高信頼性接着を達成するための具体的手法と考え方」を習得することができます。
- 趣旨
- 接着強度を高くするだけでは信頼性・品質に優れた接着を達成させることはできません。
接着部の破壊で最も多いのは接着界面での破壊ですが、界面での破壊は最悪であり、接着界面での密着性を向上させて凝集破壊を達成させることが基本です。基礎では、開発段階で達成すべき目標値と接着のメカニズムから凝集破壊を達成する具体的手法を解説します。
内部応力は接着での大きな課題で、異種材接着では特に重要です。ここでは、内部応力の種類、発生メカニズム、影響する諸因子と内部応力の低減策を説明します。
最適な接着剤の選定は難題です。カタログに惑わされない選定を行うために必要な接着剤の欠点、特性に影響する諸因子、チェックリストによる選定方法などを説明します。
さらに、接着不良を未然に防止するための設計、施工、管理のポイントについても説明します。 - プログラム
1.接着不良を未然に防ぎ信頼性・品質に優れた接着を行うための基礎知識
1.1 高信頼性・高品質接着の基本条件-開発段階で達成すべき目標値-
(1)「高信頼性・高品質接着」とは
(2) 開発段階で達成すべき目標値
① 接着部の破壊状態 -凝集破壊率ー
② 接着強度のばらつき-変動係数-
1.2 接着のメカニズムと接着特性の向上策
(1) 接着の過程
(2) 分子間力、水素結合
(3) 表面張力―簡単な測定法と必要値―
(4) 表面張力を高くする表面改質法と注意点
(5) プライマー、カップリング剤処理と注意点
(6) 表面粗面化の問題点
(7) 結合強度を低下させる要因(まとめ)-接着の脆弱点-
2.異種材接着、高品質接着の重要課題「内部応力(残留応力)」
2.1 内部応力で生じる不具合
2.2 内部応力の種類
(1) 硬化収縮応力(接着剤の硬化時に発生)
(2) 熱収縮応力(加熱硬化後の冷却時に発生)
(3) 熱応力(使用中の温度変化により発生)
(4) 吸水膨潤応力
① 接着剤の吸水膨潤応力
② 被着材の吸水膨潤応力
(5) 被着材の変形による応力
① 被着材料内部の温度むらによる変形応力
② 接着時の加圧によるスプリングバック力
2.3 接着剤の粘弾性特性と応力緩和
2.4 異種材接着における内部応力による不具合
(1) 各種の変形のモード
(2) 勘合接着における不具合
2.5 内部応力に影響するその他の因子
(1) 接着部の構造
(2) 接着剤の塗布量、塗布位置
(3) 接着剤の物性、部品の厚さ(剛性)
(4) 接着剤の短時間硬化、後硬化
2.6 内部応力の評価法
2.7 接着層の内部応力の低減策
3.接着剤の種類と特徴、使用上の注意点と選定方法
3.1 構造用接着剤の種類と特徴
(1) エポキシ系接着剤
(2) アクリル系接着剤(SGA)
(3) ウレタン系接着剤
3.2 エンジニアリング接着剤の種類と特徴
(1) 嫌気性接着剤
(2) 光硬化型接着剤
(3) 瞬間接着剤
3.3 柔軟性接着剤の種類と特徴
(1) シリコーン系接着剤
(2) 変成シリコーン系接着剤
(3) 両面テープ
3.4 接着剤の選定方法
(1) チェックリストを用いた消去法による選定方法
3.5 接着剤の管理のポイント
(1) 管理のポイントのチェックリストによる確認方法
4.設計、施工、管理のポイント
4.1 設計、施工、管理の基本理念
(1) 接着は特殊工程の技術
4.2 接着剤の物性と強度
(1) 代表的な接着強度の試験方法
(2) 接着剤の硬さ、伸びと各種接着強度の関係
(3) 速度依存性、温度依存性
4.3 構造設計上のポイント
(1) 接着層の厚さと強度の関係
(2) 不連続性を回避する構造
(3) 複合接着接合法の活用
(4) クリープ劣化への対策
(5) 水による劣化への対策
(6) 検査を考慮した構造にする
4.4 施工上のポイント
(1) 欠陥部を作らない接着剤の塗布方法
(2) 加圧固定時の注意点
□質疑応答、名刺交換□
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