★制汗剤をはじめとするデオドラント製品市場は、消費者意識の高まりや男性用化粧品ブームなどにより盛り上がりを見せている!
★汗、加齢臭の対策・予防から介護・医療現場での臭い対策など、研究開発動向を掲載!
★各種機能性成分、スプレーやシート、石鹸などの製品タイプ別、関連企業の最新市場動向を網羅!

機能性デオドラント製品の開発と市場
Development & Market of Functional Deodorant Product

商品概要
個数

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略称
機能性デオドラント製品
商品No
bk7516
発刊日
2014年12月24日(水)
ISBN
978-4-7813-1049-7
体裁
B5判、218ページ
価格
82,500円 (本体価格:75,000円)
送料
当社負担(国内)
発行
(株)シーエムシー出版
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
著者
染矢慶太   ライオン(株)
宮崎雅嗣   ライオン(株)
伴和佳   ニベア花王(株)
龍口巌   サントリーウエルネス(株)
梶浦貴之   味の素(株)
高安るみ子   (株)トライ・カンパニー
水田裕文   (株)トライ・カンパニー
山梨博郎   (株)トライ・カンパニー
岩瀬栄子   (株)トライ・カンパニー
小寺芳伸   三菱レイヨン(株)
辻本裕   シキボウ(株)
松尾弘幸   高砂香料工業(株)
発刊にあたって
「デオドラント」という言葉は制汗・体臭予防・対策のための薬剤の意味である。平成12年の制汗剤の市場は272億円であったが、平成25年には500億円まで拡大しており、日本のみならず、生活水準の向上から東南アジアでの人気も高まっている。また、中高年人口の増加により、いわゆる「加齢臭」対策や、男性用化粧品のブーム、高齢化社会を背景に介護などの現場、また、医療現場においてもデオドラント製品の需要・要望が高まっている。
本書は、【開発編】では代表する企業の研究開発者に、制汗剤をはじめとした各種デオドラント応用製品の開発動向を解説頂いた。【市場編】ではデオドラント製品市場の概況から、デオドラント製品に使用される各種機能性成分の動向、海外市場動向、スプレーやシート、石鹸、繊維製品といった製品別の動向、デオドラント関連メーカーの動向を詳説した。
本書がデオドラント製品開発者の今後の研究開発、デオドラント製品のさらなる用途拡大、市場拡大に向けた一助となれば幸いである。

(「はじめに」より抜粋)
書籍の内容

〔開発編〕


第1章 体臭の発生・抑制と植物成分の応用  (染矢慶太)
1 はじめに
2 体臭中のビニルケトン類とクワ(桑白皮)抽出物によるその制御
3 皮膚常在菌によるイソ吉草酸発生とクララ抽出物によるその抑制
4 揮発性ステロイド類の臭気特性に関する知見とキョウニンエキスによるその発生制御
5 殺菌後も継続する臭気発生とローズマリー抽出物などの植物成分の酵素不活化によるその抑制
6 おわりに

第2章 デオドラント製品の剤型トレンドと使用感  (宮崎雅嗣)
1 はじめに
2 市場から見た剤型のトレンド
3 各剤型の特徴
3.1 パウダースプレー
3.2 ロールオン
3.3 スティック
3.4 ウォーター
3.5 シート
3.6 その他
4 デオドラント製品に求められる使用感
5 使用感向上に関する研究・開発事例
5.1 冷涼感
5.2 べたつきの解消(汗や皮脂の抑制・除去)
5.3 さらさら感付与
6 おわりに

第3章 β-グリチルレチン酸の抗菌効果と制汗デオドラント剤への応用  (伴和佳)
1 はじめに
2 β-グリチルレチン酸について
3 β-グリチルレチン酸の抗菌効果(in vitro)
3.1 細菌発育阻止作用
3.2 殺菌効果試験
4 β-グリチルレチン酸の殺菌効果(in vivo)
5 β-グリチルレチン酸の制汗剤への応用
5.1 β-グリチルレチン酸配合製剤の殺菌効果試験
5.2 β-グリチルレチン酸配合製剤の防臭効果試験①
5.3 β-グリチルレチン酸配合製剤の防臭効果試験②
6 β-グリチルレチン酸の抗菌作用機序
7 おわりに

第4章 ポリフェノールの加齢臭低減効果と体臭予防石鹸の開発  (龍口巌)
1 はじめに
2 試験概要
2.1 抗ノネナールPCの調製
2.2 2-ノネナール消臭試験
2.2.1 評価サンプル
2.2.2 試験方法
2.2.3 試薬および器具
2.3 DPPH(1,1-ジフェニル-2-ピクリルヒドラジル)フリーラジカル除去試験(抗酸化試験)
2.4 加齢臭低減効果確認試験
2.4.1 試験期間
2.4.2 被験者
2.4.3 試験品(抗ノネナールPC配合石鹸)
2.4.4 試験方法および評価項目
2.4.5 被験者の管理
3 結果
3.1 ウーロン茶抽出物,甜茶抽出物の2-ノネナールに対する消臭効果(実験1)
3.2 抗ノネナールPCの2-ノネナールに対する消臭効果(実験2)
3.3 抗ノネナールPCの抗酸化効果
3.4 身体から発する2-ノネナールに対する抑制効果
3.5 臭気判定士による加齢臭強度判定
3.6 VASを用いた加齢臭に対する主観評価
4 まとめ
5 おわりに

第5章 新規腋臭菌の発見とペンタガロイルグルコースによる腋臭抑制  (梶浦貴之)
1 はじめに
2 腋部位の細菌叢解析と新たな腋臭菌の発見
3 植物抽出サンプルから見出した腋臭菌抑制素材ペンタガロイルグルコース
4 ペンタガロイルグルコース塗布社内ボランテア試験
5 おわりに

第6章 医療現場におけるデオドラント製品の重要性と技術開発・応用  (高安るみ子、水田裕文、山梨博郎、岩瀬栄子)
1 はじめに
2 開発の背景
2.1 第一次試作品
2.2 第二次試作品
2.3 第三次試作品
3 消臭の仕組み,構造,機能
3.1 DEOATAK®P2(GTEXT POWDER)とは
3.2 デオドラント“ケア”製品としての機能
3.2.1 病院のにおい
3.2.2 病臭の分析
3.3 製品の使い方
3.3.1 デオドラント“ケア”シート
3.3.2 デオドラント“ケア”スティック
4 製品の評価,これからの課題
5 おわりに

第7章 汗臭・加齢臭に効果を発揮する消臭繊維素材の開発  (小寺芳伸)
1 はじめに
2 繊維への抗菌防臭機能,消臭機能の付与方法について
3 三菱レイヨンを中心とした合成繊維の概説
4 三菱レイヨンの抗菌防臭繊維,消臭繊維の開発経緯
5 「CUTELY/キュートリー®」の開発
6 おわりに

第8章 消臭加工繊維「スーパーアニエール 9」,「デオマジック」の開発  (辻本裕)
1 はじめに
2 消臭加工「スーパーアニエール 9」
2.1 「スーパーアニエール 9」の特長
2.2.1 「スーパーアニエール 9」の消臭効果
2.2.2 中高年の体臭(合成)に対する消臭効果官能試験結果
2.3 「スーパーアニエール 9」の抗菌効果
2.4 汗について
2.5 汗と体臭
2.6 「スーパーアニエール 9」の消臭メカニズム
2.7 「スーパーアニエール 9」の販売展開
3 香りで消臭「デオマジック」
3.1 臭いのマスキングについて
3.2 デオマジック加工について
3.3 「デオマジック」の消臭効果
3.4 「デオマジック」の販売展開
4 おわりに

第9章 香粧品香料(フレグランス)の安全性とIFRA自主基準  (松尾弘幸)
1 はじめに
1.1 香粧品香料(フレグランス)の多様な用途とばく露
1.2 国内の用途別規制
1.3 世界的自主基準
2 IFRA/RIFMおよび業界基準
2.1 IFRA(イフラ)とRIFM(リフム)
2.2 RIFMにおけるリスク評価とIFRA実施要綱
2.2.1 RIFMにおけるリスク評価およびサイエンスプログラム
2.2.2 各国,各産業におけるIFRA自主基準の取り込み
2.3 IFRAスタンダード
2.3.1 皮膚感作性:QRA(Quantitative Risk Assessment,定量的リスク評価)
2.3.2 光毒性
2.3.3 全身毒性
2.3.4 クラス
2.3.5 環境影響
2.3.6 歯磨き・マウスウォッシュ用香料
2.3.7 食品用香料の適用
2.4 労働安全
2.5 臭気対策
3 世界の化学物質規制など


〔市場編〕

第1章 デオドラント市場の概況
1 デオドラント市場の概要
1.1 臭いの種類と対処方法
1.2 加齢臭とミドル脂臭
1.3 制汗作用と有効成分
1.4 抗菌作用と有効成分
1.5 消臭作用と有効成分
2 デオドラント原料市場の動向

第2章 成分別動向
1 物理的消臭による制汗材料
1.1 収斂剤
1.1.1 酸化亜鉛
1.1.2 塩化アルミニウム/高塩基性塩化アルミニウム
1.1.3 ミョウバン
1.1.4 パラフェノールスルホン酸亜鉛
1.2 吸着剤,包接剤
1.2.1 ゼオライト
1.2.2 シクロデキストリン
1.2.3 セルロース
1.2.4 精製ベントナイト
1.2.5 キトサン
1.2.6 炭(活性炭/木炭/竹炭)
1.2.7 マグネシア・シリカ
2 化学的消臭による消臭材料
2.1 柿渋タンニン
2.2 緑茶抽出物/カテキン
2.3 焙煎米糠抽出物
2.4 サトウキビ抽出物
2.5 米胚芽・大豆発酵素材
2.6 シャンピニオンエキス
2.7 ウラジロガシ抽出物
2.8 ローズ(花弁)抽出物
2.9 光触媒
2.10 ソウハクヒ(桑伯皮)抽出エキス
2.11 コーヒー生豆/ゴボウ抽出末
3 抗菌剤
3.1 カンゾウ由来成分(β-グリチルレチン酸)
3.2 銀イオン
3.3 イソプロピルメチルフェノール
3.4 塩化ベンザルコニウム
3.6 ドクダミ抽出物
3.7 トリクロロカルバニリド
3.8 鉄クロロフィリンナトリウム
3.9 ユーカリプトール(1,8-シネオール)
3.10 パセリシードオイル
3.11 クララエキス
4 感覚的消臭法による消臭剤
4.1 メントール

第3章 デオドラント製品市場の動向
1 概要
1.1 市場の概況
1.1.1 国内市場
1.1.2 海外(アジア)市場の概況
1.2 デオドラント製品のタイプ(剤型)
2 タイプ別デオドラント剤の動向
2.1 (ミスト)パウダースプレー
2.2 ローション(ウォーター)
2.3 ペーパー(シート)
2.4 直塗りタイプ(ロールオン,スティック,クリーム,ジェル,パウダー)
2.4.1 ロールオン
2.4.2 スティック
2.4.3 クリーム/ジェル/パウダー
3 その他デオドラント製品の動向
3.1 石鹸/ボディソープ,シャンプー
3.2 入浴剤
3.3 汗取りパッド
3.4 繊維製品(シャツ,下着など)
3.5 サプリメント

第4章 デオドラント関連メーカーの動向
1 花王
2 資生堂
3 ライオン
4 マンダム
5 ロート製薬
6 コーセー/コーセーコスメポート
7 シービック
8 ユニリーバ・ジャパン
9 サントリーウエルネス
10 小林製薬
11 ユニ・チャーム
12 ドクターシーラボ
13 シクロケム
14 DHC(ディーエイチシー)
15 ラムズ・マークス
16 東レ
17 グンゼ
18 セーレン
19 日本エクスラン工業
20 シキボウ
21 環境浄化研究所
22 伊藤園
個数

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