産業用で安定して求められる、高い信頼性の確保に、経時のマッチング品質の確保に向けて、
論文・特許などの文献情報などをもとに解決にむけた種々のアプローチ法を紹介していきます。

インクジェット吐出信頼性向上のためのアプローチ法【WEBセミナー】
連続・間欠吐出での吐出不良 長期放置による目詰まり 気泡による吐出不良 圧力変動による不具合 
沈降性や再分散性改善、インク浸漬部材劣化と対応、吐出安定性とインク特性変化 etc.

アーカイブ配信付

セミナー概要
略称
IJ吐出不良【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250601
開催日時
2025年06月10日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
FUTURE I WORKS(合) 代表 インクジェット技術アドバイザー 永井 希世文 氏
【専門】錯体化学 インクジェット用材料

【ご経歴】
1984年東京大学理学系大学院相関理化学専門課程修了。同年(株)リコー入社。画像記録用材料の開発,設計に従事。主としてインクジェット用染料開発および処方設計を担当。2000年より普通紙対応顔料インクの開発リーダーを務める。2012年より産業用インク開発の室長を担当。2014年技師長。2018年11月より再雇用社員、シニアエグゼクティブとして活動。2021年よりリコーフューチャーズビジネスユニット、インクジェット技術のエキスパートとして活動。2023年10月30日をもって退社。同年12月25日FUTUR I WORK合同会社設立。
価格
非会員: 39,600円(税込)
会員: 37,840円(税込)
学生: 39,600円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 39,600円(税込)
会員価格:1名につき 37,840円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
PDFテキスト(印刷可・編集不可)

※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。

【アーカイブ(見逃し)配信について】
視聴期間:6月11日(水)PM~6月17日(火)の7日間
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
講座の内容
受講対象・レベル
インクジェット用インク開発およびインクジェットヘッド・システムの開発のご担当者
趣旨
 インクジェットでの商用・産業用を進める中で、インク・ヘッドに関する様々な不具合事象に遭遇すると思います。不具合事象がどのような要因から起こるのか、どのような評価方法をすると確認できるのかなどお困りの方も多いかと思います。特に、初期的には吐出特性などが満足であったとしても、産業用ではより高い信頼性が安定してもとめられると思います。ヘッドのインクに浸漬することによる耐久劣化など、経時のマッチング品質の確保が必要となるため、解決のアプローチ方法につながる技術紹介をさせていただきます。
プログラム

1.はじめに インクジェット技術概要(簡潔に)
 ・インクジェットヘッド吐出方式
 ・インクジェットインク種
 ・インクジェットシステム構成 など

2.インクジェット不具合事象について
 2.1 評価手法概要
   1) 吐出のマイクロスコープ観察などによる評価装置の概略
 2.2 インクジェットの吐出形状とインク特性 
 2.3 連続、間欠吐出での吐出不良発生
 2.4 長期放置での目詰まり(乾燥、凝集)
 2.5 気泡によるインク吐出不良
 2.6 圧力変動による吐出不良
 2.7 キャリッジでの振動などによる不具合
 2.8 ヘッドの吐出状態と経年劣化、耐久寿命
 2.9 インクジェットプリンター内のインクミスト挙動解析

3.インク特性による吐出劣化と対応技術 
 3.1-1) 沈降性顔料インクの安定吐出 白インクの沈降性改善と再分散性改善
 3.1-2) 沈降性顔料インクの循環ヘッドによる吐出信頼性改善
 3.2 高せん断領域での凝集(フローアグリゲーション)
   1) ナノ無機微粒子のインク構成とフィルター濾過による吐出特性
   2) 樹脂粒子種とせん断流速による凝集
 3.3 循環ヘッドによる乾燥性によるメニスカス増粘対応
     ヘッド内増粘特性と循環 
 3.4 インク浸漬部材劣化と対応技術
   1) 樹脂部材・接着剤
   2) 金属部材 アセチレングリコール系材料の腐食防止
 3.5 吐出安定性に関するインク特性変化
   1) メニスカス近傍での顔料分離と吐出特性
   2) 界面活性剤の分解による表面張力変化と吐出特性
    ・界面活性剤の加水分解と表面張力変化
   3) グリコール系溶剤の劣化と信頼性(サーマルインクジェット)
   4) 顔料の分散安定性と吐出安定性
 3.6 材料特性に関する参考技術紹介
   1) HSPを用いた検討例
    ・樹脂部材の耐溶剤とHSP
    ・顔料分散剤選定とHSP
   2) 電気化学計測
    ・防錆剤の電気化学的評価

4.その他

 □質疑応答□

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