2014年04月09日(水)
12:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
50,906円
(本体価格:46,278円)
会員:
48,125円
(本体価格:43,750円)
学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名様同時申込の場合、2人目無料(2名で49,980円)になります。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
・全ての技術系担当者
・アイデアや発明を生み出し、特許を出したい人
・発明がなかなかできず、何から手をつけてよいかわからない
・「発明」を簡単にたくさん生み出すことができる
・効率よく/システマチックに発明を生み出すことができる
・日々の業務の課題を、「特許情報」をヒントに解決することができる
・発明意識の向上、特許件数の増加
これまでに「発明の発想法」は種々提案されていますが(例えば TRIZ 等)、いずれも「習得までに時間がかかる(=コストがかかる)」ものばかりで、手軽なものではありませんでした。また、「発明」を、根本的に新しいアイデアを生み出す、という「無から有を生じせしめる」プロセスとしてとらえ、あくまで手法を追及してきたことも「発明の発想法」が広く実践されていない理由の一つでしょう。
実際の開発シーンでは、無から有を生み出す「根本的に新しいアイデア」よりもむしろ、ち ょっとした発明、改善、すぐに実現できる解決策のアイデアが求められる傾向があります。
本セミナーでは、目の前の課題、つまりニーズから出発して発明を発想することを主目的としています。具体的な手法として、膨大な知識データベースである特許を活用し、その特許に記載されている「課題」「解決手段」に着目したアイデア創出法を紹介します。併せて、産み出された「アイデアの種」を整理・拡大するための手法として「ロジックツリー」を取り上げ、発明の発想に関わる一連のプロセスを把握します。
特に、後半のケーススタディを通じて、すぐに使える発明発想のテクニックを必ず時間内に身につけていただくことを目的とします。今後、発明活動の主戦力となる若手研究者・技術者の方の受講をお勧めします。
1.発明が生まれる仕組み
1-1.エンジニアの役割と発明
「目標」・「創出」・「保護」の各フェーズから成る「知」のマネージメントを理解し、研究者・技術者、いわゆる発明者に必要なスキルを把握します。
1-2.発明はどうやって生まれるのか?
発明に必要なスキルを明らかとするために、発明が生み出されるプロセスを理解します。
1-3.発明の手法を知っていますか?(知っていても発明できない理由)
既存の発明手法・発想手法が効果的に活用されない理由について議論します。
1-4.「新結合」
「無から有」ではなく、「有から有」、つまり既存技術の組み合わせ(結合)によって多くの発明が生み出されている点を理解します。
2.「課題」−「解決手段」分析を用いたアイデア発想法
2-1.特許データベースの価値
特許は宝の山。既存技術の情報源としての価値・魅力を紹介します。
2-2.特許公報の「課題」と「解決手段」
発明(特許)は、何らかの課題を解決するものである。特許公報を読むことにより、誰がどんな「課題」に取り組んでいるのか、そして、どんな「解決手段」をとっているのかを、網羅的に捉えることができます。
2-3.「課題」−「解決手段」分析を用いたアイデア発想プロセス
特許情報を活用することにより、?自身が取り組むべき課題の設定(課題の優先順位付け)、および、?課題解決のための具体的アイデア(の種)着想、の 2 点を効率的に実現できます。
3.ケース紹介
3-1.「ナノインプリント技術」を例とした事例紹介
特許情報を活用し、課題設定から具体的解決策の創出に至った「ナノインプリント技術」を事例として、「課題」−「解決手段」分析を用いたアイデア発想プロセスの全体を掴みます。
4.ロジックツリーを用いた発想の展開・整理
4-1.ロジックツリーとは?
生み出されたアイデアの種を整理・拡大するための手法として、ロジックツリー(論理系統図)を紹介します。
4-2.ロジックツリーの作り方・使い方
特許情報だけでなく、その他の発想手法を適宜活用しながらロジックツリーを駆使する方法を紹介します。
4-3.「何のために」と「どうやって」
ロジックツリーは、「課題」と「解決手段」の関係を重層的に整理するのに適し、発明を生む上で極めて重要な「課題」の明確化・具体化において強力なツールとなります。
5.小演習
当方であらかじめ準備した具体的な「お題」に基づいて個人作業を行い、ロジックツリーを用いたアイデアの整理・拡大手法を実践します。