プラスチックの燃焼メカニズムから難燃剤のコンパウンド技術、最新規制動向まで2名の専門家が解説します!
プラスチックの難燃化技術と難燃剤関連規制の最新動向
※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら
セミナー概要
- 略称
- 難燃剤
- セミナーNo.
-
171159
- 開催日時
- 2017年11月21日(火)12:30~16:30
- 主催
- (株)R&D支援センター
- 問い合わせ
- Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
- 開催場所
- 商工情報センター(カメリアプラザ) 9F 第2研修室
- 価格
- 非会員: 49,980円(税込)
会員: 47,250円(税込)
学校関係者: 10,800円(税込) - 価格関連備考
- 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問 - 備考
- 資料付き
講座の内容
- プログラム
【1部】 プラスチックの難燃化技術
《主旨》
近年、火災により多くの人命及び資源が失われており、その対策としてプラスチック難燃材料の開発が求められている。本講義では、難燃材料が必要とされる背景、プラスチックはなぜ燃えるか?、難燃化のメカニズムは?、難燃剤の種類、特徴、各樹脂への配合処方、及び難燃剤を処方した場合の問題点などを詳細に解説する。
また、難燃性試験評価方法についても解説する。
《プログラム》
1.難燃材料が必要とされる背景
1-1.火災の原因分析、火災の例
1-2.火災の3要素
1-3.火災の被害を最小限にするためには、難燃剤の効果、用途
2.プラスチックはなぜ燃える?
2-1.燃えるメカニズム
2-2.プラスチックとは?
3.プラスチックを燃えにくくするには?
3-1.リン系難燃剤の難燃メカニズム
3-2.臭素系難燃剤の難燃メカニズム
3-3.金属水酸化物系難燃剤の難燃メカニズム
4.難燃性評価試験法
4-1.UL燃焼試験
4-2.酸素指数試験
4-3.コーンカロリー試験
4-4.その他試験法
5.各樹脂への難燃剤適応例と課題
5-1.難燃コンパウンドの生産量、難燃性、特徴及び用途
5-2.各樹脂への難燃剤適応例と課題
5-3.各難燃剤の例
リン酸アミン塩、リン酸エステル、その他リン系、窒素系、
金属水酸化物、シリコーン、有機スルホン酸塩、臭素系
5-4.難燃コンパウンドの各課題と対策例
耐熱性、ブリード、耐湿熱性
【2部】 難燃剤の国内外規制動向
《主旨》
難燃剤には、大きく分けて臭素系難燃剤、リン系難燃剤及び無機系難燃剤がある。何れも化学物質として、日本の化審法、EUのREACH、米国のTSCA等で既に規制になっているもの、またEUのRoHS指令等で規制になっているもの、国際的な条約(ストックホルム条約)で議論・規制になっているもの等があり、その国内外の規制動向概説する。
特に、ストックホルム条約(POPs)については、その基準についても具体的な難燃剤を上げて、その議論と今後の対応・動向についても説明する。
《プログラム》
1.火災から生命と財産を守る難燃剤について
1-1.難燃剤のご紹介
1-1-1.難燃剤の種類とマーケット
1-1-2.難燃剤のマーケット統計データ(国内)
1-1-3.臭素及び臭素系難燃剤の紹介
1-2.火災安全について
1-2-1.2014年消防白書(火災事故・原因)
1-2-2.自動車事故の統計データなど
1-2-3.アニメーションビデオの紹介(最後に放映)
2.難燃剤関連規制の最新動向
2-1.国際的な化学物質管理・規正法について
2-1-1.国際的な化学物質管理の合意
1)WSSD 2020年目標
2)国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)
3)国際条約と各国法対応
2-1-2.国際的な化学物質規制・基準について
2-2.難燃剤関連規制の動向について
2-2-1.ストックホルム条約におけるPOPRC議論・経過・結果
2-2-2.DecaBDE、短鎖塩パラ(SCCP)のPOPs指定とその対応
2-2-3.その他の難燃剤の規制動向とトピックス
- スケジュール
- 12:30~14:25 第1部
14:25~14:35 休憩
14:35~16:30 第2部
※進行状況により多少前後いたします。 - キーワード
- プラスチック、高分子、難燃剤、燃焼、試験、評価、規制、動向、情報、研究、開発、セミナー
関連するセミナー
- 04/25 有機/無機複合ヒドロゲルの合成・構造制御と応用展開
- 04/26 プラスチックの劣化機構および適切な添加剤の選び方・使い方~酸化防止剤・光安定剤を中心に~
- 04/27 ラミネート技術の基礎と応用およびトラブル対策
- 04/27 医薬品包装における日・欧・米3極薬局方の相違点と必要な試験法
- 05/18 高分子材料の難燃化技術と配合設計・プロセシング
- 05/21 自動車用防振ゴムの劣化メカニズムと耐久性試験・寿命予測
- 05/22 日欧米の化学物質関連法規制の概要とGHS対応SDS・ラベル作成入門講座
- 05/24 高分子の延伸による構造と配向の発現およびそれらの制御法を利用した材料開発
- 05/29 ポリマーアロイの設計・制御の基礎と相容化剤の選定方法及び最近のポリマーアロイ技術の開発動向
- 05/29 基礎から学ぶフィラー活用術
関連する書籍・DVD
- ウェブ搬送プロセスにおける制御技術とトラブル対策
- 特許情報分析(パテントマップ)から見た通気性フィルム
- 特許情報分析(パテントマップ)から見た防音・吸音・遮音材〔2018年版〕
- 熱膨張制御材料の開発と応用
- 機能性農業用フィルムの開発と市場
- 特許情報分析(パテントマップ)から見た断熱材〔2017年版〕
- 特許情報分析(パテントマップ)から見た押出成形技術
- ポリエステル樹脂総合分析 2017
- 不織布の技術と市場
- プラスチック成形品における残留ひずみの発生メカニズムおよび対策とアニール処理技術