2020年06月26日(金)
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糖質の過剰摂取や糖化最終生成物(AGEs)の蓄積による糖化ストレスは老化や疾患のリスクファクターとなります。健康美容市場では2019年に糖化ストレスの軽減を表示する機能性表示食品が販売開始され、糖化ストレス対策(抗糖化)がますます注目されています。本セミナーでは糖化ストレスによる老化や疾患の発症メカニズム、抗糖化素材の探索方法、AGEs測定法、ヒト臨床試験等による有用性評価方法、糖化対策の最新トレンド等について解説します。また近年、複数機種が登場した非侵襲皮膚AGEs測定機の測定値、測定意義の違いについて得られた知見も紹介します。さらに講師らが産学連携で実施した研究・評価事例をもとに、抗糖化作用を有する製品の開発ポイントや課題について紹介します。本講座では抗糖化関連製品の研究開発、マーケティングに役立つ最新研究および市場動向を学びます。
1. 糖化ストレスとAGEs
1-1糖化とは?
1-2生体内糖化反応とAGEs
1-3AGEs受容体
1-4アンチエイジング医学と糖化ストレス
2. 抗糖化の市場認知
2-1化粧品・食品
2-2マスコミ情報
2-3糖化の認知度
3. 糖化研究と抗糖化製品の歴史
3-1糖化研究の歴史
3-2日本の糖化研究
4. 糖化ストレスとAGEsの測定評価方法
4-1血糖値の測定
4-2血中糖化蛋白および糖化反応中間体の測定
4-3血中AGEsの測定
4-4テープストリッピングによる角層中CML量の測定
5. 皮膚中AGEs蓄積量の測定
5-1 前腕または上腕部測定(AGE Reader系機器)
5-2 指先測定(AGEsセンサ)
5-3測定値、測定意義の違い
6. 糖化ストレスが関与する疾患と老化
6-1糖尿病合併症、動脈硬化、骨粗鬆症など
6-2皮膚老化、見た目の老化
7. 糖化ストレス対策の方法と評価
7-1糖化ストレス対策とは?
7-2in vitro糖化反応抑制作用
7-3ヒト臨床試験
7-4食事由来(外因性)AGEsの影響
8. 糖化ストレス対策素材と課題
8-1糖化ストレスを抑制するには?
8-2食後高血糖抑制作用
8-3糖化反応抑制作用
8-4AGEs架橋分解作用
8-5AGEs分解促進作用
8-6糖化反応抑制作用成分の注意点
9. 抗糖化製品の研究開発事例(5例程度)
9-1食後高血糖対策製品
9-2糖化反応抑制素材
9-3AGEsの分解に着目した素材 など
10. 今後期待される糖化ストレス対策のポイントと市場展開