2021年01月28日(木)
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〇 化粧品に配合される成分の知識、把握すべきポイント
〇 スキンケア化粧品の処方開発に必要な基礎知識
〇 スキンケア化粧品の開発時に起こるトラブルの解決スキル
「化粧品の科学」は「混合物の科学」。つまりそれぞれの成分の特性がそのまま現れるため、それらをどうコントロールするのかが大きなポイントです。その解決方法の一つとして「経験則」が重要だと考えられていますが、一方でそれらを予測するために把握すべきポイントがあるのも事実です。
本セミナーでは、化粧品に使用される各成分の特性をおさらいし、実際に起こり得るトラブルやその対処方法について、実例を交えながら、「使える知識、考え方」を習得していただきたいと考えています。
1.はじめに
2.化粧品に配合される成分の基礎知識と押さえるべきポイント
2-1.成分を構造別に把握する
2-1-1.基剤となるなる成分
- 炭化水素
- アルコール
- 脂肪酸
- エステル・ロウ
- 油脂(トリグリセリド)
2-1-2.界面活性剤
- イオン性界面活性剤
- 非イオン性界面活性剤
2-1-3.防腐剤について
2-1-4.酸化防止剤について
2-2.有機概念図、特にIOBで極性を把握する
3.剤型別処方開発ポイント
3-1.処方設計の流れ
3-1-1.従来の処方をベースにアレンジする
3-1-2.原料メーカーの資料や特許、文献などをベースにしてアレンジする
3-1-3.ベンチマークを設定し、それに近いものを作る
3-1-4.事例
3-2.可溶化系(化粧水、美容液、ジェル)
3-2-1.濁り
3-2-2.オリ
3-2-3.美容液~ジェル
- 非ニュートン流体を扱う上での注意点
3-3.乳化系(クリーム、乳液)
3-3-1.分離
3-3-2.増粘、耐粘度変化
3-4.洗浄剤系(洗顔料、全身洗浄剤)
3-4-1.アニオン性界面活性剤
3-4-2.両性界面活性剤
3-5.粉体配合系(サンスクリーン)
3-5-1.紫外線吸収剤の配合における注意点
3-5-2.紫外線散乱剤の配合における注意点
- 経時的な凝集、UV効果の低下
3-5-1.水にぬれたときの白化
- 変色
4.スケールアップ時~生産時のポイント
4-1.スケールアップ時の留意事項
4-1-1.全体的に
4-1-2.可溶化系
4-1-3.乳化系
- 特に製造条件の設定に注意
4-1-4.洗浄系
4-2.生産トラブルを未然に防ぐためのポイント
5.安定性試験、容器適合性についてのポイント
5-1.安定性試験について
5-1-1.安定性試験の種類
- 苛酷試験
- 加速試験
- どのような条件で苛酷試験、加速試験を行うべきか?
5-2.苛酷試験、加速試験によって変化する事象
5-3.再現性試験について
5-3-1.単独添加試験
5-3-2.抜去試験
5-3-3.量的な加速試験
5-3-4.その他着眼点など
5-4.安定性試験の観察のポイント
5-4-1.全剤型共通事項
5-4-2.透明~半透明 液状系(化粧水、美容液など)
5-4-3.乳化系(クリーム、乳液など)
5-4-4.洗浄系(シャンプー、洗顔など)
5-4-5.その他
5-5.容器適合性について
5-5-1.押さえておくべき点
- 使用方法、容器形状(口径)、吐出方法
- 材質
- その他
5-5-2.容器適合試験について
- 正立、横置、倒立状態での加速試験
- どぶ浸け(浸漬)試験
- 吐出試験
6.質疑応答
皆さんが困っていること、悩んでいることについて具体的に考えてみる
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