2021年03月16日(火)
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●インクジェットの原理
●圧電素子の基本とヘッド構造
●ピエゾジェットとバブルジェット
●インクジェットの応用
●よく起こる基本問題
●インクに求められること
●民生用インクジェットと産業用インクジェットの違い
●ヘッド特性の解析方法
●インク、ヘッドのパラメータ変動がどう特性に影響するか
●具体的に起こる不具合と対策
●速度と吐出量をどう決めるか
●速度と着弾精度
●測定方法および評価方法
インクジェットは、実験室でごく容易に吐出できる反面、実用的に安定して長期間運転し続けることは容易ではありません。
長年にわたって各種インクジェットを開発してきた講師の体験と理論に基づき、インクジェットの原理的な説明をするとともに、どんな初歩的な質問にもお答えし、わかりやすい講演にします。また多くの課題について、その原因および具体的な対策についてお話します。
1.本講習の目的
2.インクジェットはなぜ飛ぶか
2-1.水鉄砲と同じ? それとも灯油ポンプ(醤油チュルチュル)と同じ?
2-2.インクジェットはなぜ飛び続けるか?
3.インクジェットにはどんな種類があるか?
3-1.大きく分けると2つ―オンデマンドタイプとコンティニュアスタイプ
3-2.ピエゾのd定数が良くわかる
3-3.力の元:ピエゾとバブル/その強みと弱み
4.インクジェットの応用分野はどんなものがある?
4-1.民生用インクジェット
4-2.産業用インクジェット
5.インクジェットでまず起こる問題とは?
5-1.インクはノズル内で乾いてはいけない。しかしメディア(紙面)上で乾かなければならない。さてどうするか?
5-2.ちょっとしたことで必ず打たなくなる―ゴミや気泡
6.メディア上で乾かす方法は?
6-1.こんなにある乾燥(定着)方法―いかに苦労してきたか
6-2.専用紙
6-3.油性インク/浸透インク
6-4.超アルカリインク
6-5.超浸透インク
6-6.ホットメルトインク
6-7.UVインク
6-8.転写方式
6-9.凝固剤吐出
6-10.凝固剤塗布
6-11.赤外線、フラッシュ
6-12.温風
7.インクジェットシステム開発の望ましい手順は?
8.民生用インクジェットと産業用インクジェットは何が違う?
8-1.人間の目は,大きければ良く見える?
コントラスト感度関数(CSF)
9.ドット不均一の例
10.不均一の原因概要
11.インクジェットヘッドのモデル化
11-1.集中定数モデルは役に立つか
11-2.「押し打ち」の式
11-3.薄膜PZT
12.例題ヘッドの具体的なパラメータ変動と特性変化
12-1.ノズル長さ、ノズル径、供給路長さ、供給路断面積のばらつきと特性変化
12-2.圧力室幅、圧力室長さ、PZT厚さ、振動版厚さのばらつき
12-3.インク粘度、インク密度、インク音速の変動
12-4.30/50μmの気泡の存在
12-5.圧電定数、駆動電圧のばらつき
13.速度変動に効く要因は何か(まとめ)
14.吐出量変動に効く要因は何か(まとめ)
15.モデル解析から判る事
16.同じヘッドでも特性が違う/押打ちと引き打ち
17.インクにはどんな種類がある?
18.ヘッド、システムから見たインクの重要特性(パラメータ)
18-1.粘度
18-2.表面張力
18-3.密度
18-4.ぬれ性
18-5.粒径
18-6.音速
19.ヘッド、システムから見たインクの重要特性(ヘッド内挙動)
19-1.接液性
19-2.界面凝集
19-3.電界、電池形成
19-4.分散破壊、凝集、沈殿
19-5.コゲ(BJ)
19-6.気泡発生
20.最適吐出量の決め方
20-1.ドットピッチと最適吐出量
20-2.細線印刷の工夫
21.最適速度の決め方
21-1.着弾精度
21-2.安定性
21-3.サテライト
22.飛翔速度と着弾精度
23.インクジェットの測定法および評価法
23-1.測定法
23-2.評価法
24.ノズル毎のばらつきに対する対策
24-1.アクチュエータ、流路のばらつき低減
24-2.ノズルのばらつき低減
25.不吐と経時的なばらつきの要因および具体的対策
25-1.気泡
25-2.ノズル面汚れ
25-3.インク蒸発、界面凝集
25-4.昇温
25-5.残留振動
25-6.クロストーク
26.ヘッドインク以外の要因と具体的対策
26-1.環境
26-2.装置
26-3.負圧
26-4.水頭差
27.その他の不均一対策
27-1.マルチパス
27-2.高速マルチパス
27-3.ノズル個別補正(DPN)
27-4.ヘッドシェイディング補正
28.おわりに
10:00~12:00(途中休憩1回)
12:00~12:45(昼食休憩)
12:45~16:50(途中休憩3回)
16:50~17:00(全体の質疑応答)
質疑応答について
講義中のご質問についてはチャットへご入力ください。
⇒講師より口頭で回答します
最後の全体質疑応答については、
口頭でのご質問も可能でございます。
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