★日本【ポジティブリスト制度施行後の食品衛生法の改正内容、具体的な制度設計、及びスケジュール等】
★ヨーロッパ【食品に接触する材料、プラスチック規則への適合性の確認手順】
★アメリカ【接着剤・コーティング剤、紙・板紙、添加剤等の規格及び安全性試験等】
食品衛生法と海外における容器包装の法規制動向【LIVE配信】
※本セミナーはZoomを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はできません。
セミナー概要
- 略称
- 食品包装規制【WEBセミナー】
- セミナーNo.
-
210701
- 開催日時
- 2021年07月06日(火)10:30~16:30
- 主催
- (株)R&D支援センター
- 問い合わせ
- Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
- 開催場所
- 【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
- 講師
- 藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏
<ご略歴>
~2014年6月 大日本印刷株式会社にて包装材料の開発、包装設計、法規対応に従事。
~2016年6月 容器包装に関わる業界団体に所属
2016年7月より藤井包装技術事務所を開設 - 価格
- 非会員: 55,000円(税込)
会員: 49,500円(税込)
学生: 55,000円(税込) - 価格関連備考
- 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
会員登録とは? ⇒ よくある質問 - 定員
- 30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
- 備考
- ・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーです。
・セミナー資料は事前にPDFでお送りいたします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。この点にご了承の上、お申し込みください。
【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1.Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードして下さい。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2.セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧下さい。セミナー開始直前のトラブルについては対応いたしかねますのでご了承下さい。
3.開催日の数日前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加下さい。
講座の内容
- 趣旨
- 改正食品衛生法が2018年6月に公布され、ポジティブリスト制度が2020年6月1日に施行となった。施行後5年間の経過措置が設けられ、2025年6月1日に完全施行となる。
ポジティブリスト制度は、評価され安全性が担保された原材料をリスト化し、リストに収載のない原材料を食品用の器具・容器包装に使用することを禁止するものである。
経過措置中は、6月1日以前に器具・容器包装に使用されている器具又は容器包装と同様のもの(原材料)は販売・製造・輸入ができる。経過措置期間中にPLに掲載がなくても使用可能な物質は、PL掲載の申請を行わなければならない。
施行日のポジティブリストは、6.1の施行日以前に使用実績のあるものを網羅していないため、経過措置の5年間で追加を行うこととなった。新規物質の申請制度も設定された。
また、器具容器包装の事業者には、施行後より、適正製造管理規範の遵守及び情報伝達の義務が発生している。
本講座では、現時点でのポジティブリストの収載物質、対象範囲、未確認物質の認定化状況、経過措置中のポジティブリストにない物質の扱い、情報伝達の内容、製造基準、及び2021年6月1日から実施する製造事業者の届け出等について説明する。
また本講座では、すでにポジティブリスト制を定めている欧州、米国の容器包装に関する規格・基準、及び安全性試験・評価等について説明する。
欧州では、食品に接触する材料、及び製品を定めた法律(総括的規則)、及び規格・基準を定めたプラスチックチック規則を説明し、このプラスチック規則への適合性の確認手順について述べる。米国では、容器包装を含む連邦食品医薬品化粧品法、及び規格・基準を定めた連邦規則集により、接着剤・コーティング剤、合成樹脂の個別規格、紙・板紙、添加剤等の規格及び安全性試験等について説明する。欧州、米国では、新規物質申請制度を制定しており、申請制度及び安全性に関する考え方の違いについて説明する。
最後に、日本(現行及びポジティブリスト施工後)・欧州・米国の法制度の違いについて述べ、来年6月に施行される日本のポジティブリスト制度の特徴について説明する。
- プログラム
- 1.日本における容器包装の法規制
1-1.食品衛生法の改正
1-1-1.改正食品衛生法体系(法律、政省令、告示)
1-1-2.ポジティブリスト制度概要
1-1-3.ポジティブリスト制度に関わる法改正
1)対象物質
2)人の健康に恐れのない量
3)器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理
4)情報伝達
a.PL適応
b.食品衛生法適応
5)器具・容器包装事業者の届出
a.届出方法
1-1-4 器具・容器包装又は原材料一般規格改正
1)ポジティブリスト規定方法
2)ポジティブリスト形式
3)ポジティブリスト掲載物質
a.ポリマー
b.コーティング材
c.添加剤・塗布剤
1-1-5.ポジティブリスト物質改正及び追加申請
1)既存物質リスト案
2)規格の改正
3)新規物質申請
a.申請システム
b.申請書類(食品用器具及び容器包装に関する健康評価指針)
1-1-6.ポジティブリスト対象範囲
1-2.器具・容器包装の規格基準
1-2-1.合成樹脂製の器具・容器包装の一般規格
1-2-2.合成樹脂製の器具・容器包装の規格基準
1-2-3.他素材の規格:陶磁器、ゴム製器具・容器包装、金属管、用途別規格
1-3.乳等省令
2.欧州における容器包装の法規制
2-1.EUにおける法規制
2-1-1.総括的規則
2-1-2.プラスチック規則
1)化学物質ポジティブリスト
a.認可されたモノマー、他の出発物質、微生物醗酵高分子、添加剤
b.化学物質のグループ規制
c.適合宣言の注記
d.物質の詳細な制限(微生物醗酵高分子)
2)材料及び製品への規制
3)食品疑似溶媒
4)適合宣言
5)適合試験(特殊移行量試験、総移行量試験、換算係数(FRF))
6)多層材料及び製品のEU規則
2-2.プラスチック規則ガイドライン
2-2-1.プラスチック規則の全般的なガイダンス
2-2-2.サプライ・チェーンにおける情報に関するガイダンス
2-3.新規物質の申請ガイドライン
2-4.安全性評価
3.米国における法規制と安全性試験・評価
3-1.米国における法規制
3-1-1.連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)
3-1-2.容器包装関連の連邦規則集
1)ポジティブリスト
a.間接食品添加物:接着剤、コーティング材(缶、フィルム基材)
b.間接食品添加物:紙および板紙の成分
c.間接食品添加物:ポリマー
・オレフィンポリマー、ナイロン、PET、ポリスチレン等の概説
d.間接食品添加物:添加物、製造助剤、殺菌剤
2)安全性試験
3)多層構成の米国規制
3-2.新規物質申請制度(SCN制度)
3-3.安全性評価
4.日・米・欧の比較
4-1.規制の比較
4-2.溶出試験法及び食事中濃度の算出方法比較
4-3.毒性試験比較 - キーワード
- 食品、衛生法、容器、包装、規制、規格、欧州、米国、ポジティブリスト、試験、改正、評価
関連するセミナー
- 03/02 炭素循環(カーボンリサイクル)技術【WEBセミナー】
- 03/12 プラスチック類の資源循環利用の現状【LIVE配信】
- 03/18 プラスチック加飾技術の最新動向と今後求められる加飾技術【LIVE配信】
- 03/23 CFRPの各成形加工法のポイントと製品への適用事例【LIVE配信】
- 03/25 中国におけるVOC法規制及びその対策【LIVE配信】
- 03/26 高分子延伸による分子配向・結晶化制御技術【LIVE配信】
- 04/15 国内外における食品包装規制の最新動向と求められる対応【LIVE配信】
- 04/21 新JIS準拠GHS対応SDS・ラベルの超基礎講座【LIVE配信】
- 04/22 生分解性プラスチックの現状・市場動向と海洋問題への課題・今後の展望【LIVE配信】
-
04/26 研究開発者が知っておくべき
化学物質規制と製品含有化学物質管理【LIVE配信】
関連する書籍・DVD
- 高分子の延伸による分子配向・結晶化メカニズムと評価方法
- Q&Aによるプラスチック全書
-
生分解性プラスチック入門
~ 生分解性プラスチックの基礎から最新技術・製品動向まで ~ - 新型コロナウイルスが変えるパッケージ最新市場マップ
- 特許情報分析(パテントマップ)から見たプラ代替
- 日本の機能性包材とグローバルブランドの環境対応包材の動向
- エンジニアリングプラスチックス総覧 2020
- 最新プラスチック加飾技術の動向と今後の展望
- 高分子の表面処理・改質と接着性向上
- ボトリングテクノロジー