1.顆粒および打錠用顆粒の適切な造粒法
1-1 食品としての造粒の目的
1-2 食品の各種造粒法における比較(製品特性、造粒特性など)
1-3 乳タンパクの流動性および水への分散性を改善した造粒法
1-4 凝集性成分、潮解性の高い成分、油状成分の改質
1-5 造粒の定義と代表的な造粒方法
1-6 攪拌造粒、流動層造粒、パルス流動層造粒および押出し造粒、それぞれのメカニズムと事例
1-7 サプリメント(野菜パウダー、大豆ペプチドなど)の撹拌および流動層造粒の事例
1-8 粉末食品(ココア、コーンスープなど)の流動層造粒プロセスにおける自動化の事例
1-9 乾式造粒のメカニズムと事例(添加剤としてコメデンプン、結晶セルロースなどを用いた)
1-10食品粉体粒子における固結現象とその防止対策および各種造粒法における食品の顆粒強度(粉化率)
1-11 流動層造粒におけるスケールアップとスケールアップでの問題点
2.粉体の圧縮機構および打錠障害とその改善法
2-1 錠剤化の目的と特徴
2-2 医薬品としての錠剤と食品の錠剤との相違
2-3 造粒法 (流動層造粒、多機能型造粒、加熱転動造粒、高速攪拌造粒、乾式造粒法) と錠剤物性
2-4 直接打錠法のメリットと直接打錠法で最も重要な要因は?
2-5 直接打錠用賦形剤(乳糖グラニュー、パーフィラー102)を用いた錠剤化の事例
2-6 サプリメントの錠剤化 の事例(グルコサミン塩酸塩)
2-7 粉体の打錠メカニズムと粉体の圧縮性評価
2-8 打錠で要求される要素(充填性、結合性、離型性)と要因(粉体側および打錠機側)
2-9 打錠障害(キャッピング、スティッキング等)とその改善策
2-10 内部滑沢と外部滑沢法の比較
2-11滑沢剤の混合時間と錠剤強度および滑沢剤の混合時間と展延状態は?
2-12食品の錠剤化における問題点(硬度が高くならない、カケ、キャッピング、スティッキング)とその改善策
3.コーティング技術とトラブル対策
3-1 コーティングの役割
3-2 錠剤コーティングにおけるポイント
(素錠の特性、コーティングにおける濡れと乾燥の制御、コーティングの均一性)
3-3 コーティングのメカニズム(粒子に働く力:付着力と分離力)
3-4 食品用コーティング剤一覧
3-5 コーティング装置(通気乾燥型コーティング装置、攪拌流動層装置など)
3-6 シュガーコーティング(糖衣錠の概要、トラブルとその改善法)
3-7 糖衣コーティングとフィルムコーティングのプロセスにおける相違は?
3-8 フィルムコーティングの事例
3-9 フィルムコーティングのトラブルシューティング
3-10 水系コーティング3大トラブル(ピーリング、ブリッジング、ブラックネス現象)とその対策
3-11 カプセル剤(ハード・ソフト)の概要とサプリメントへの応用
3-12 サプリメント(食品)におけるコーティング
(潮解性成分の改質、イチョウ葉エキス末含有錠、耐酸性を有するビフィズス菌含有錠の製造)
3-13 フィルムコーティングのスケールアップ
3-14 サプリメントにおける成分放出制御技術(ビタミンCの生体利用率の向上)