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高周波/大電力時代の車載電子機器における対EMC設計のポイント【LIVE配信】

※日程が延期になりました。3/24(金)⇒ 6/15(木)

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
車載機器EMC【WEBセミナー】
セミナーNo.
230300
開催日時
2023年06月15日(木) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
   ※両名の会員登録が必要です。

会員登録とは? ⇒ よくある質問
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
持参物
受講にはWindowsPCを推奨しております。
タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・電気電子機器のEMC設計に関する知識を必要とする設計、および、品質保証の方。
・大学学部程度の電磁気学、電気回路学、高周波回路等の知識があることが望ましいが、その都度説明しますので、現役の技術者・研究者の方であれば理解可能と思います。
習得できる知識
・自動車内におけるノイズの振る舞いと対応に対する考え方
・回路基板設計より電気電子機器化に至る対EMC設計の考え方と基礎から応用全般
・金属筐体、および、シールド線を含むワイヤまで含めた対EMC設計の基礎と応用
趣旨
 最近の電子機器は高度情報化(高周波化)とパワエレ化が進み、ノイズを出す側も受ける側も広い周波数範囲のノイズ問題に対応せざるを得ない状況であり、将来的にもEMC対応設計は難しくなる一方です。この様な中にあって、電子機器の伝導流入出ノイズが多い、回路基板を金属筐体内に装着してもノイズ性能が良くならない、機器単独では顧客の規格に満足しても実車搭載するとEMC性能不足が判明等の事例が後を絶たず、また、これらは高周波ノイズの伝送に対する基礎的な配慮不足も多いと思われます。
 ここでは上記を背景に基本に忠実であることを目指し、システムとコンポーネントにおける問題の切り分けから、回路基板の適切なアートワーク設計とデカップリングおよび金属筐体への装着時のグラウンドの取り扱い、シールド筐体の適切な形状、電磁波吸収体使用の是非、システム化に際したワイヤ、シールド線の配線処理・接地処理などについて多くの実製品事例や実験事例について述べます。なお、これら全てについて物理的な考察を加え、単なるハウツーの羅列ではなく応用の効く様な解説を行いたいと考えます。
 高い周波数までの広範囲なノイズを考慮しなければならなくなった現代において、旧い規格やこれまでの(間違った)設計慣習に囚われているがために問題となっている部分を発見して頂ければ、尚更、幸甚に思います。
プログラム

1. 車載電気電子システムの電磁環境と対応
~周波数範囲はLF帯からEHF帯にまで及ぶ~
 1.1. 電気電子システムの電磁環境
 1.2. 車載電気電子システムの現状と将来動向

2. 電子機器とシステム化におけるポイント
~システム化を強く意識した電子機器の設計が必要~
 2.1. ノイズの発生原理と外来ノイズにより受ける影響
 2.2. 電気電子システムから発生するノイズの種類とその影響
 2.3. ノーマルモードノイズとコモンモードノイズの発生原理とその影響
 2.4. 電子機器単体とシステム化における設計上のポイント

3. 電子機器の対EMC設計
~電子機器単体における伝導流入出雑音電流と放射の抑制~
 3.1. 電子機器におけるノーマルモードノイズの抑制
 <高周波電力伝送の主役は往復導線中の自由電子ではない>
  3.1.1. 高周波電力伝送の基本と実験事例:グラウンドパターンとは何者か?
  3.1.2. 回路基板内におけるノイズ拡散の原因と考察および実験事例
  3.1.3. グラウンドに設ける回路間分離用スリットの弊害事例、実験事例と考察
  3.1.4. 信号配線パターンの考察とガードトレースの実験事例と考察
  3.1.5. 電子デバイス使用上の注意事項
 3.2. 電子機器におけるコモンモードノイズの抑制
 <グラウンドの接続を甘く見て粗末に扱ってはいないか?>
  3.2.1. 回路基板の筐体装着時におけるグラウンドの取り扱い
  3.2.2. 放熱を必要とするデバイスの組み込みにおける問題
 3.3. 電磁シールドの効果と弊害
 <重要回路ブロックや製品全体をただ金属で覆えば良いと考えていないか?>
  3.3.1. 金属による電磁遮蔽の原理と実験事例および考察
  3.3.2. 電磁シールド化が伝導流入出電流に及ぼす影響の実験事例と考察
  3.3.3. シールド筐体の有効な形状とグラウンド接続の有無における実験事例と考察
  3.3.4. 電磁波吸収体のノイズ抑制効果と弊害の実験事例と考察

4. 自動車への搭載システム化における対EMC設計
~搭載/システム化されたときに機器のEMC性能が問われる~
 4.1. 自動車の搭載場所の電磁環境に対する配慮
  4.1.1. 高周波電流のシステム間クロストークの対策事例と考察
  4.1.2. 低周波電流による電磁誘導妨害の対策事例と考察
 4.2. 自動車内でのシステム化に際しての配慮
 <機器とワイヤハーネスのグラウンド処理を誤ってはいないか?>
  4.2.1. コモンモード雑音電流による他システムへの妨害事例と対策および考察
  4.2.2. コモンモード雑音電流により他システムから受ける妨害事例と対策および考察
  4.2.3. システム化に用いられるワイヤハーネスの実態と配線の物理量の考察
  4.2.4. シールド線の配線端部処理と外部導体接地方法における実験事例と考察
  (※)取扱いの考察:内部導体露出度合いの影響、一点接地/二点接地問題
  4.2.5. 電動車両のシステム構成例と他への妨害源となる雑音電流の経路

5. 設計フローとEMC-DR
 5.1. システム化における望ましい設計手順とそのポイント
 5.2. EMC-DR実施の際のポイント

<質疑応答>

キーワード
車載,部品,EMC,EMI,EMS,ノイズ,対策,EV,電気,自動車,講座,研修,セミナー
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