★エポキシ樹脂の基礎と耐熱性向上技術について概説し、相反関係にある物性を両立する分子デザイン・合成技術について詳解!
【1限目】基礎編:エポキシ樹脂とは?
1.熱硬化反応の概念
2.エポキシ樹脂と他の熱硬化性樹脂の比較
3.代表的なエポキシ樹脂の紹介
4.エポキシ樹脂の分類
4-1.官能基数
4-2.基本骨格
4-3.製造方法
5.エポキシ樹脂の製造方法
6.エポキシ樹脂の不純物の紹介
7.エポキシ樹脂硬化物の作成方法
8.代表的な硬化剤の紹介(特徴や反応機構など)
8-1.ポリアミン型硬化剤
8-2.酸無水物型硬化剤
8-3.ポリフェノール型硬化剤
8-4.触媒硬化
【2限目】構造・物性編
1.エポキシ樹脂の分子構造と性状値(粘度および軟化点)の関係
1-1.粘度および軟化点の理想設計
1-2.分子量と性状値の関係
1-3.骨格の剛直性と性状値の関係
1-4.水素結合の影響
2.エポキシ樹脂の分子構造と硬化性の関係
2-1.立体障害の影響
2-2.官能基濃度の影響
2-3.官能基数の影響
2-4.水酸基濃度の影響
2-5.末端不純物濃度の影響
3.エポキシ樹脂の一般的な耐熱性向上技術の紹介
3-1.官能基濃度の影響
3-2.官能基数の影響
3-3.骨格の剛直性の影響
3-4.骨格の(官能基に対する)直線性の影響
3-5.分子間相互作用の影響
3-6.硬化速度の影響
4.各種電気電子材料の技術動向
4-1.半導体パッケージ
4-2.高周波基板
【3限目】設計・応用編
1.耐熱性と相反する重要特性に関する解説
1-1.耐熱性×流動性
1-2.耐熱性×吸湿性
1-3.耐熱性×誘電特性(活性エステル型硬化剤の解説)
1-4.耐熱性×難燃性
1-5.耐熱性×密着性
1-6.物理的耐熱性(Tg)×化学的耐熱性(熱耐久性)
2.耐熱性と相反する諸特性を両立する分子デザインとその合成技術
3.耐熱性と相反する諸特性を両立する分子デザインを応用した最新の特殊エポキシ樹脂・エポキシ樹脂硬化剤の紹介