研究開発部門による3つの重要要素に基づく骨太の事業戦略の策定【LIVE配信】
~(1) 適正な市場セグメンテーション、(2) 市場ニーズの四象限での把握、(3) KSFの明確化~

※オンライン会議アプリZoomを使ったWEBセミナーです。ご自宅や職場のノートPCで受講できます。

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セミナー概要
略称
事業戦略策定【WEBセミナー】
セミナーNo.
240329
開催日時
2024年03月12日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
会員の方あるいは新規会員登録していただくと、下記の割引が適用されます。
 ・1名申込の場合、55,000円(税込)→44,000円(税込)
 ・2名同時申込の場合、合計110,000円(税込)→合計55,000円(税込)
   ※両名の会員登録が必要です。

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定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
・本セミナーは「Zoom」を使ったWEB配信セミナーとなります。

【Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順】
1)Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
2)セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。Zoom WEBセミナーのはじめかたについてはこちらをご覧ください。
3)開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。

・セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
研究開発部門、研究企画、技術企画、新事業開発部門、経営企画、商品企画などの部門の方々で、
 -事業戦略を策定することを求められている方、
 -事業戦略構築に関心のある方、など
趣旨
 「これまでの日立のR&Dは、博士課程を出た研究者に投資して『知識』や『技術』を蓄積するものだった。今後はその優秀な人材を、知識の蓄積を超えて『事業収益』を作るところにまで投入する」。これは日立のCEO兼社長の小島啓二氏の言葉です。
 今、日本企業は新興国企業の台頭を受けた既存製品や事業の陳腐化の急速な進展や、社会へのインパクトの大きな新な技術の出現といった、脅威と機会に直面しています。このような環境の中で求められることが、研究・技術開発部門が今こそ新規事業創出の中核組織として、企業の中長期の成長に貢献することです。具体的には、事業化を強く意識して研究開発をすすめ、加えて早期から自らが主体的に事業戦略の構築に深く関わり、またその実行に積極的に関与することです。この新な研究開発部門の役割は、日立だけでなく、他の有力企業が積極的に推進している新な潮流です。
 しかしながらその他の多くの企業において、そもそも事業戦略とは何を決めることなのか、またどのようなプロセスで策定するのが良いのかが明確になっておらず、そのためおざなりな事業戦略にとどまり、後の事業における収益の創出がうまく行われない例が極めて多く見られます。
 本セミナーにおいては、研究開発部門を主語に置き、事業戦略策定法について議論するものです。特に、事業戦略を策定する上で、キーとなる重要な3つの概念、すなわち適正な市場セグメンテーション、市場ニーズの四象限での把握、KSFの明確化をベースとした事業戦略の構築法について学んでいただきます。
 また、この3つの重要な概念を丁寧に議論した上で、本概念を包含するかたちで、事業戦略の全体像を説明いたします。
 本セミナーでは、以上より「良い事業戦略」を構築する方法を学ぶことができます。
プログラム

1.なぜ研究開発部門が事業戦略を考えなければならないのか?
  - 研究開発部門の役割の大きな変化?(三菱ケミカル、富士フイルム、旭化成、日立の例)
  - 収益を実現するにはValue Creation(価値創出)とValue Capture(事業化・ 商業化)の機能が必要
  - Value Creation とValue Captureにおける研究開発部門の役割と問題
  - 研究開発部門に求められる新しい役割

2.研究者の事業戦略の策定を阻む要因とその対処の方向性
  - 研究者の事業戦略の策定を阻む3つの要因
   ・要因1:事業戦略策定は責任範囲外という認識
   ・要因2:事業戦略策定の知識の不在
   ・要因3:不確実性の存在
  -3つの要因への対処法

3.なぜ事業戦略なのか?
  - 新規事業の目的:事業 vs. 製品
  - ビジネスを継続的に成長させるための2つの前提
   ・ビジネスを継続的に成長させるには複数の製品が必要
   ・複数の製品(製品群)を効率良く展開するには、範囲の経済性の実現が必要
  - 「事業」とは
  - 新規事業の目的はこのような事業を構想すること
  - 失敗事例:花王のフロッピーディスク

4.事業戦略とは?
  - 事業戦略策定項目(大項目)
  - 事業戦略策定項目(小項目)

5.骨太の事業戦略の策定とは?
  - 良くある「悪い事業戦略」の例
  - 「悪い事業戦略」への対処としての3つの重要要素に基づく骨太の事業戦略
 5-1. 適正な市場セグメンテーションとターゲティング
  - 市場セグメンテーションの目的
  - 市場セグメンテーションの切り口
   ・教科書的には・・・、しかし・・・
   ・評価には市場セグメントの戦略的重要度を追加する
  - 自社にとって魅力的な市場セグメントの3つの要件に基づき戦略的に考える
 5-2. 市場ニーズの四象限での把握
  - ドリルメーカーは何を売っているか?
  - 市場ニーズとは?
  - 中核ニーズと周辺ニーズ
  - 周辺ニーズ充足は収益を差別化を生み出す
  - 機能的ニーズと意味的ニーズ
  - 顧客価値拡大モデル(VACES)
  - 中核ニーズ/中核価値
   ・ミルクシェイクの中核価値は何か?
  - 中核ニーズ・機能的ニーズ・意味的ニーズの関係
  - 市場ニーズの四象限での把握
  - 中核ニーズと自社の対象市場セグメントの関係
  - 市場ニーズ抽出上の重要な点
   ・曖昧な表現での市場ニーズではなく、具体的な真のニーズを捉える
 5-3. KSF(Key Success Factors)の明確化
  - 事業戦略の中でのKSFの位置づけ
  - KSFの例
  - KSFとは
  - KSFを事業戦略策定の中で活用する3つの項目
  - KSFを考えずつまずいた事例:三菱重工のMSJ
  - これまでKSFが活用されてこなかった理由
  - KSFの定義
  - KSFの4つの特徴
  - KSF抽出のプロセス
  - KSFをどう事業戦略構築の中で利用するか

6. 事業戦略策定項目
 6-1. 事業の定義
  - 事業の定義の構成項目の全体像
  - 対象市場セグメント
  - 対象市場ニーズと提供顧客価値
  - 提供製品・サービス群
  - 自社のビジネスモデル
  - 事業目標・目的
  - 実現のための中核技術
  - 提供初回『製品』説明
  - 初回『製品』自社ポジショニングと競合製品・代替品
 6-2. 事業の魅力度
  6-2-1. 市場魅力度
   - 市場魅力度の構成項目の全体像
   - 提供顧客価値の大きさ
   - 市場成長性
   - 市場存続期間
   - 市場規模
    ※:市場規模・成長性・存続期間予測の方法を含む
   - 広義の競争環境の厳しさ
  6-2-2. 自社適合度
   - 自社適合度の構成項目の全体像
   - 自社ビジョン・全社戦略との適合度
   - 自社能力との適合度(KSF分析)
   - 自社技術との適合度
   - 他社特許
  6-2-3. リスクと対応策
   - リスクと対応策とは
   - リスク抽出と対応策策定の具体的作業
 6-3.事業の実現法
  - 事業の実現法の構成項目の全体像
  - 20XX年までに目指す姿(KSF分析に基づく)
  - 技術展開策
  - 他社特許対処施策
  - 具体的施策・計画
 6-4. 収益計画
  - テンプレート例の提示

7.事業戦略策定の方法とタイミング
  - 良くある問題の多い事業戦略策定プロセス
  - 良い事業戦略策定プロセス:仮説構築→検証/進化
  - 隣接可能性を活用する
  - 初期にはQuick and Dirtyな案策定を重視する
  - 仮説構築→検証/進化の効果
  - 事業戦略策定のタイミング

8.最後に
  - まとめ
  - 事業化推進のための仮説→検証/進化のサイクルを迅速に回す

【質疑応答】

キーワード
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