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1.なぜ研究開発部門が事業戦略を考えなければならないのか?
- 研究開発部門の役割の大きな変化?(三菱ケミカル、富士フイルム、旭化成、日立の例)
- 収益を実現するにはValue Creation(価値創出)とValue Capture(事業化・ 商業化)の機能が必要
- Value Creation とValue Captureにおける研究開発部門の役割と問題
- 研究開発部門に求められる新しい役割
2.研究者の事業戦略の策定を阻む要因とその対処の方向性
- 研究者の事業戦略の策定を阻む3つの要因
・要因1:事業戦略策定は責任範囲外という認識
・要因2:事業戦略策定の知識の不在
・要因3:不確実性の存在
-3つの要因への対処法
3.なぜ事業戦略なのか?
- 新規事業の目的:事業 vs. 製品
- ビジネスを継続的に成長させるための2つの前提
・ビジネスを継続的に成長させるには複数の製品が必要
・複数の製品(製品群)を効率良く展開するには、範囲の経済性の実現が必要
- 「事業」とは
- 新規事業の目的はこのような事業を構想すること
- 失敗事例:花王のフロッピーディスク
4.事業戦略とは?
- 事業戦略策定項目(大項目)
- 事業戦略策定項目(小項目)
5.骨太の事業戦略の策定とは?
- 良くある「悪い事業戦略」の例
- 「悪い事業戦略」への対処としての3つの重要要素に基づく骨太の事業戦略
5-1. 適正な市場セグメンテーションとターゲティング
- 市場セグメンテーションの目的
- 市場セグメンテーションの切り口
・教科書的には・・・、しかし・・・
・評価には市場セグメントの戦略的重要度を追加する
- 自社にとって魅力的な市場セグメントの3つの要件に基づき戦略的に考える
5-2. 市場ニーズの四象限での把握
- ドリルメーカーは何を売っているか?
- 市場ニーズとは?
- 中核ニーズと周辺ニーズ
- 周辺ニーズ充足は収益を差別化を生み出す
- 機能的ニーズと意味的ニーズ
- 顧客価値拡大モデル(VACES)
- 中核ニーズ/中核価値
・ミルクシェイクの中核価値は何か?
- 中核ニーズ・機能的ニーズ・意味的ニーズの関係
- 市場ニーズの四象限での把握
- 中核ニーズと自社の対象市場セグメントの関係
- 市場ニーズ抽出上の重要な点
・曖昧な表現での市場ニーズではなく、具体的な真のニーズを捉える
5-3. KSF(Key Success Factors)の明確化
- 事業戦略の中でのKSFの位置づけ
- KSFの例
- KSFとは
- KSFを事業戦略策定の中で活用する3つの項目
- KSFを考えずつまずいた事例:三菱重工のMSJ
- これまでKSFが活用されてこなかった理由
- KSFの定義
- KSFの4つの特徴
- KSF抽出のプロセス
- KSFをどう事業戦略構築の中で利用するか
6. 事業戦略策定項目
6-1. 事業の定義
- 事業の定義の構成項目の全体像
- 対象市場セグメント
- 対象市場ニーズと提供顧客価値
- 提供製品・サービス群
- 自社のビジネスモデル
- 事業目標・目的
- 実現のための中核技術
- 提供初回『製品』説明
- 初回『製品』自社ポジショニングと競合製品・代替品
6-2. 事業の魅力度
6-2-1. 市場魅力度
- 市場魅力度の構成項目の全体像
- 提供顧客価値の大きさ
- 市場成長性
- 市場存続期間
- 市場規模
※:市場規模・成長性・存続期間予測の方法を含む
- 広義の競争環境の厳しさ
6-2-2. 自社適合度
- 自社適合度の構成項目の全体像
- 自社ビジョン・全社戦略との適合度
- 自社能力との適合度(KSF分析)
- 自社技術との適合度
- 他社特許
6-2-3. リスクと対応策
- リスクと対応策とは
- リスク抽出と対応策策定の具体的作業
6-3.事業の実現法
- 事業の実現法の構成項目の全体像
- 20XX年までに目指す姿(KSF分析に基づく)
- 技術展開策
- 他社特許対処施策
- 具体的施策・計画
6-4. 収益計画
- テンプレート例の提示
7.事業戦略策定の方法とタイミング
- 良くある問題の多い事業戦略策定プロセス
- 良い事業戦略策定プロセス:仮説構築→検証/進化
- 隣接可能性を活用する
- 初期にはQuick and Dirtyな案策定を重視する
- 仮説構築→検証/進化の効果
- 事業戦略策定のタイミング
8.最後に
- まとめ
- 事業化推進のための仮説→検証/進化のサイクルを迅速に回す
【質疑応答】