☆自社が対象とする事業を出発点に、4つの思考拡大の仕組みにより、
マクロ環境を広く抽出して、広く市場ニーズを創出するアプローチを紹介!
※日程が延期になりました。9/12(木)⇒ 11/14(木)
1.はじめに
- なぜ未来のニーズ予測が必要か?
・未来のニーズを見通すことにより、大きな宝を手に入れることができる
・なぜなら、『今まで存在しなかった大きな顧客価値』の創出の実現が可能となるから
- 未来のニーズ予測は可能か?
・答えは、「できることは多い」
・全ての結果には、原因がある。原因を「ある程度」想定することは可能
・フランク・ナイトの「リスク」と「ナイトの不確実性」の存在
・丁寧な「自分達の経験と知識の活用」、「現状で得られる情報の収集」と「自分達の頭での思考」により、未来ニーズを想定する
- 未来のニーズ予測が適正にできなかった例
・旭化成のリチウムイオン電池
・丁寧な未来予測活動の欠落により、ソニーの後塵を拝す
2.未来のニーズ予測のフレームワーク
- 従来のPEST分析の問題点
・大山鳴動して鼠一匹
・対象事業領域固有なマクロ環境の無視が原因
- 自社事業領域を出発点として広く々々!未来の市場ニーズを考える「四段階の思考拡大法」
3.展開ステップ【1】 市場ニーズを広く発想
- まずは、現状で市場ニーズを広く々々発想する
・顧客価値拡大モデル
・意味的価値にも目を向ける
・VACESモデル
・妄想する
・妄想する2つの理由;
・よく考えると、そこには真実がある
・それ自体は真実ではないが、真実を連想できる
- 本ステップのタスク
・タスク1:顧客の顧客の市場ニーズを広く発想
・タスク2:顧客の市場ニーズを広く発想
4.展開ステップ【2】市場ニーズの背景にあるマクロ環境を広く抽出
- マクロ環境と顧客価値・市場ニーズとの関係の全体像の提示
- 市場ニーズの背景にあるマクロ環境を広く抽出するための3つの視点(1)~(3)
(1) 市場ニーズ創出要因別
・市場ニーズ存在要因
・市場ニーズ拡大要因
・市場ニーズ充足要因
(2) PESTE別
- P(政治)E(経済)S(社会)T(技術)に環境「E」を追加
- PESTEはそれぞれが独立ではなく因果関係にある
- 政治(Policy)
・政治のマクロ環境の例
・政治の手段とその背景にある政治のドライバーの両方に目を向ける
・網羅性実現のために省庁の機能が参考に
- 経済(Economy)
・経済のマクロ環境の例
・特に自社のバリューチェーンと広義の競争環境に目を向ける
- 社会(Society)
・社会のマクロ環境の例
・2つの重要な視点:個人の置かれた状況・価値観および人口動態
- 技術(Technology)
・技術のマクロ環境の例
・自分の専門外の分野の技術に広く目を向けることに意味がある
・広く注目すべき技術分野としてのHIMER
Human(人間)、IT(情報・通信)、Mobility(交通・運輸)、Environment(環境)、Robotics(自動化)
- 環境(Environment)
・環境のマクロ環境の例
(3) マクロ環境認識事象別
- 4つの認識事象
・既に存在し今後も継続/現在発生の兆候が認識/一定の確率で発生/ものごとの本質
- 本ステップのタスク
・タスク3:市場ニーズの背景のマクロ環境を抽出
・タスク4:更なる関連マクロ環境の追加
・タスク5:抽出マクロ環境の初期簡易調査
・タスク6:対象マクロ環境の評価・選定
・タスク7:選定マクロ環境の未来状況の想定
・タスク8:自社が思い描く未来状況の主体的想定
5.展開ステップ【3】主要マクロ環境が創出する市場ニーズを更に広く抽出
- 本ステップのタスク
・タスク9:選定マクロ環境の構造化
・タスク10市場ニーズの拡大・構造化
- MECE(だぶりなく、もれなく)の構造化への活用
6.展開ステップ【4】隣接可能性に基づく市場ニーズの更なる拡大
- 隣接可能性とは?
7.最後に
- マクロ環境分析のその他の極めて重要な意味
・市場洞察力の各段の向上がなされ、またその結果
未来予測の精度の向上
・テーマ創出力の向上やMECE発想の定着
【質疑応答】