Ⅰ.EV普及の前提と社会システム変革 13:00~13:35
<講演の趣旨>
カーボンニュートラル化にむけたEV普及にあたっては、経済合理性の確立・充電インフラの整備・循環経済の形成という3つの不確実性が存在している。今後、どのような用途・社会システム変革でこれらを乗り越えることが想定されるかを概観する。
<プログラム>
1.EV普及を取り巻くマクロ環境
2.EV化が抱える3つの不確実性
3.今後想定されるEV普及像
4.車載用蓄電池に係る「社会システム変革」
Ⅱ.電池性能の競争を代替する、蓄電池循環の“共創 13:35~14:10
<講演の趣旨>
特に商用車等では、EV化にむけて依然として車載電池コストの低減や航続距離の伸長が課題となる。これらが、交換式蓄電池の普及・電池の二次利用・欧州電池規則をトリガーとした蓄電池資源リサイクル等による蓄電池循環システムの形成によっても克服されうることを論ずる。
<プログラム>
1.全固体電池の可能性と限界
2.蓄電池交換式BEVの可能性
3.モビリティ蓄電池の利活用
4.LCAと蓄電池リサイクル
Ⅲ.非稼働時間にも価値を生む、EVによるエネルギーマネジメント 14:10~14:45
<講演の趣旨>
EVの車載用蓄電池は、電力セクター向けに用いることで新たな付加価値を生む産む可能性がある。EVへの充放電(V1G/V2G)を適切に管理するエネルギーマネジメントにあたって、どのような事業機会・日本国内展開にあたっての課題・課題解決の方向性が見込まれるかを論ずる。
<プログラム>
1.EVと電力系統との連携による新たな可能性
2.再生可能エネルギー利用の課題解決に向けたEV車載蓄電池の活用
3.EVによるエネルギーマネジメントビジネスの実現に向けた課題
4.今後の展望