2015年05月28日(木)
10:30~16:30
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非会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員:
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(本体価格:42,750円)
学生:
49,500円
(本体価格:45,000円)
48,600円 ( 会員受講料 46,170円 )
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
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・分散で悩んでいる方
・分散体を使用しているが、そもそも分散体とはなにかを知りたい方
・最終特性の向上を図りたい方
・粒子の分散安定化の考え方と手法
・分散剤の選定のめやす
・塗布性の改善方法
粒子の分散安定化は材料設計において基本技術の一つである。無機粒子・金属酸化物・窒化物・金属や有機顔料、カーボン系粒子、ナノファイバーなど、その構造も表面特性もそれぞれ異なる。用途も、電池や3Dプリンティング、コーテイングなど多様である。加えてバインダーの有無、分散媒体の違い、製造設備などファクターは多い。
可能ならば統一的・基本的な見方があると、分散へのアプローチは容易なものとなる。コーティング分野での事例を多く取り上げ、分散設計のガイドとしたい。特に分散剤の構造とその選定方法の理解を深めていただきたい。あわせてコーティング液を塗布する際の実際的な問題(濡れ性・沈降・泡・平滑性など)についても、その解決策を紹介する。化学構造が得意でない方にも理解いただけるよう、添加剤の構造も示すつもりである。
1.どのようにして分散安定化を図るか:粒子とマトリクスと分散剤の三つの関係
― 分散が悪いとされるが、問題は沈降?粘度?透明性?粒度分布?色?導電性?膜特性?
― どのようにして分散をするのか?溶媒のみ?バインダーも入る?
― そもそもどのような性質の粒子か?有機顔料、金属酸化物、金属、カーボン系
2.基本の確認:どうして分散剤で分散・安定化が図られるのか、そのメカニズム
― 粒子との相互作用、まずは吸着すること
― 周りにも気を使うこと、バインダー・溶媒との相互作用
― 忘れてならないのは最終製品の姿、使われ方、特性への影響
3.では具体的にどのような分散剤があるのか:その構造と特徴
― 比較的小さな分子の分散剤、直鎖状ポリマー
― 分岐した構造の分散剤、いわゆるくし形構造
― ABブロックの分散剤
― 超分岐タイプの分散剤
― 水系、溶剤系、UV系向けそれぞれの分散剤
― 固体の分散剤:最新の開発
4.事例にみる着目点:最終製品によって求められる特性は異なる
― カーボン系粒子の分散例
― CNTの分散例
― シリカ、アルミナの分散例
― インクジェットでの分散例
5.分散液をきちんと塗布したい:消泡剤、濡れ剤、レべリング剤の選択
― 泡をなくしたい、水系では消泡剤は必須
― 基材に濡らしたい、薄膜では特に問題が多い、水系では深刻
― 塗布した時はよいが乾燥過程で平滑性が損なわれる
― 表面張力が関与するのはわかるが、どのようにして調整するか
6.粘性制御は貯蔵安定性・塗布性に大きく影響
― 分散体による粘性
― 添加するだけで粘性をコントロールするレオロジーコントロール剤
― レオロジーコントロール剤、有機系・無機系どのタイプを選択するか
― 粘弾性・レオロジーの簡単な基礎
― どんな粘性がこのましい
7.表面張力も塗布・乾燥プロセスで重要
― 液の表面張力
― 固体・フィルムの表面自由エネルギー
― 表面張力を上げる添加剤
― 表面張力を下げる添加剤
□ 質疑応答 □