蓄電デバイス、表面処理、分離、有機合成、バイオ、医療、、、
イオン液体のメリット・デメリット、イオン液体でしか達成・実現できない技術はあるのか
「イオン液体を使ってみました」で終わらずに「実用化して利益を上げる」ために

イオン液体を活用するための必須知識と実用ノウハウ
~合成・特性・評価方法~
~溶媒・反応場・電解質としての応用、目的に応じた分子設計~

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セミナー概要
略称
イオン液体
セミナーNo.
st151108
開催日時
2015年11月16日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F  第2特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
習得できる知識
・イオン液体の基礎知識、基本的特徴
・イオン液体の合成方法
・イオン液体の各種応用・適用事例
趣旨
 イオン液体は、イオンだけからなる常温で液体の塩であり、構成イオンの分子設計を通じた機能設計が可能な新規材料群である。そのような背景から、イオン液体の活躍分野はイオニクスデバイスからバイオサイエンスと多岐にわたることが特徴として挙げられる。
 本講演では、イオン液体を活用するために必要な基礎知識について紹介し、演者らが取り組んでいる研究分野を中心としたイオン液体の応用と新しい研究展開について述べる。
プログラム
1.イオン液体とは
 1.1 歴史と定義
  ・主な特徴
  ・溶融塩とイオン液体の分類
  1.2 合成方法
   1.2.1 アニオン交換法
   1.2.2 酸エステル法
   1.2.3 中和法
  1.3 物理化学特性と評価方法
   1.3.1 融点、ガラス転移温度
   1.3.2 粘度
   1.3.3 極性評価
   1.3.4 イオン拡散係数
  1.4 電気化学特性と評価方法
   1.4.1 電位窓
   ・イオン液体の電位窓
   1.4.2 イオン伝導度
   ・イオン伝導度の温度依存性

2.溶媒としての応用
  2.1 反応溶媒
   2.1.1 有機合成
   2.1.2 高分子合成(リビングラジカル重合、イオン重合、金属触媒重合、重縮合、開環重合、電解重合)
   2.1.3 高分子の解重合
   ・イオン液体を用いるメリット
   2.1.4 酵素反応
   ・ポリ乳酸
   ・酵素触媒重合
  2.2 高分子の可溶化
   2.2.1 合成高分子
   2.2.2 多糖類
   ・セルロースの溶解メカニズム

3.電解質としての応用
  3.1 イオニクスデバイスへの展開
    3.1.1 電気二重層キャパシタ
    3.1.2 リチウムイオン電池
    3.1.3 色素増感太陽電池
    3.1.4 燃料電池(高分子電解質形)
    ・高分子電解質
    3.1.5 アクチュエータ
    ・アクチュエータの特徴、分類及び主な材料例
    ・イオン交換膜
    ・導電性高分子
    ・イオンゲル
    3.1.6 その他デバイス
 3.2 イオン液体の高分子化
    3.2.1 イオンゲル
    3.2.2 双性イオン型イオン液体
   ・双性イオン型イオン液体モノマー
    3.2.3 ポリカチオン型イオン液体
   ・ポリマーブラシ型イオン液体
   ・イオン液体モノマーの構造
    3.2.4 ポリアニオン型イオン液体
 3.3 液晶性イオン液体
 ・イオン伝導度の異方性

4.目的に応じたイオン液体の分子設計
  4.1 多糖類の溶解及び分解
  ・カルボン酸アニオン
  ・リン酸誘導体アニオン
  ・カチオン側鎖構造の効果
  ・天然有機化合物の抽出・単離
  ・グルコース生産
  4.2 電気化学的特性の向上
  ・各種電解液への添加剤としての双性イオン液体
  ・充放電特性
  ・プラスチッククリスタル(柔粘性結晶)
  4.3 イオン液体についてのその他研究
   4.4.1 真空観察技術の開発
   4.4.2 ナノ粒子の合成
   4.4.3 アミノ酸イオン液体の合成と物性、応用
   4.4.4 LCST挙動
   4.4.5 水和イオン液体とタンパク質の溶解性
   4.4.6 バイオ・医療分野への応用

5.統括:各分野におけるイオン液体の可能性

  □質疑応答・名刺交換□
 
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