表面処理によってもたらされる接着力とは
コロナ処理、プラズマ処理、UV処理、シランカップリング剤処理、グラフト処理、、、
処理表面のキャラクタリゼーション、官能基の存在と接着力との関連、表面処理状態の分析・解析・評価、、、、

プラスチックフィルムの表面処理・改質技術と接着性の改善評価方法【WEBセミナー】
~表面処理と接着力の関係を明らかにする~

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セミナー概要
略称
フィルム表面【WEBセミナー】
セミナーNo.
st210507
開催日時
2021年05月26日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円、2名の場合 49,500円、3名の場合74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催日の4~5日前に発送します。
 開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、
 開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。


【ZoomによるLive配信】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いた
 だいたうえで、お申込みください。テストミーティングは→こちら
・事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、
 接続可能か等をご確認ください。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・セミナー中、講師へのご質問が可能です。
講座の内容
習得できる知識
表面処理は一体どんなの考え方で行われているかをまず解説。
官能基の存在と接着力について理解する。
多くの表面処理法がある。例えば、コロナ処理、低圧プラズマ処理、大気圧プラズマ処理、火炎処理、紫外線処理、シランカップリング剤処理、イソシアネート処理、グラフト処理などが知られているが、これらのメリット・デメリットを解説。
それを通じて表面処理と接着力の関係を具体的に知ることができる。
趣旨
 最近では高分子材料が単独で用いられることは少なくなっている、異なった高分子同士の積層、繊維や金属等との複合材料化などが行われている。具体的なものでは、例えば積層回路の作製には高分子である基板と異種材料の接着は欠かせない技術である。また、塗料のコーティングなども接着にかかわることである。接着剤も重要ではあるが、材料間に安定した接着強度を得るには高分子自身の表面改質が必須の条件である。
 本セミナーでは多岐にわたる表面処理について演者の経験を基に解説する。
プログラム

1.表面と接着
 1.1 接触角とYoung式
 1.2 ぬれと表面張力
  1.2.1 表面張力の測定
  1.2.2 液体の表面張力
  1.2.3 高分子の表面張力
  1.2.4 Zismanのプロット
 1.3 ぬれと官能基
 1.4 官能基の極性

2.接着の基本
 2.1 原子間力(分子間力)
  2.1.1 ファンデアワールス力の利用
  (1)熱溶着、レーザー溶着
  (2)振動溶着
  (3)超音波溶着
  (4)高周波溶着
  2.1.2 水素結合力
 2.2 化学結合力
  (1)イソシアネート(ウレタン)結合
  (2)エポキシ結合
  (3)シランカップリング剤結合

3.表面粗さ効果による接着
 3.1 表面粗さの表現
 3.2 投錨効果
 3.3 施錠効果

4.接着強度
 4.1 接着の条件
 4.2 接着強度測定
 4.3 水分効果
 4.4 表面脆弱層(WBL)

5.表面処理
 5.1 表面処理の基礎
 5.2 コロナ処理
  (1)湿度効果
  (2)電極形状効果
  (3)雰囲気ガス効果
 5.3 低圧プラズマ処理
  (1)プラズマの発生
  (2)実例
 5.4 大気圧プラズマ処理
  (1)パルス型
  (2)最近の大気圧プラズマ法
  (3)実例
 5.5 紫外線処理
 5.6 火炎処理
  (1)通常型
  (2)ケイ素化合物添加法
 5.7 シランカップリング剤処理
  (1)濃度効果 
  (2)経時変化
 5.8 グラフト化処理

6.表面処理に伴う分子構造の変化
 6.1 空気雰囲気
  (1)ポリオレフィン
  (2)ポリイミド
  (3)ポリエチレンテレフタレート
  (4)ポリエーテルエーテルケトン
 6.2 不活性ガス雰囲気

7.処理表面のキャラクタリゼーション
 7.1 X線光電子分析法(XPS)
  (1)元素分析
  (2)波形分離法による官能基分析
  (3)化学修飾法による官能基定量
 7.2 全反射赤外分光法(FT-IR)
 7.3 原子間力顕微鏡法(AFM)
 7.4 飛行時間型二次イオン分析法(TOF-SIMS)

8.表面処理の実例
 8.1 表面処理による塗膜の接着強度の改善
 8.2 LDPEとPETの接着
 8.3 芳香族ポリイミドフィルムと銅箔の接着
 8.4 PVAcのコロナ処理による接着性改善

  □質疑応答□

キーワード
表面処理、ぬれ性、官能基、接着力、表面分析
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