当社で開催している激動の世界半導体業界を展望する湯之上氏の講演は、半導体業界とイノベーションについて、材料・技術・市場の動向や今後などを、その時のトレンドに合わせた最新情報を交えて半日で俯瞰・展望し、半導体デバイス、装置、部材、設備、材料などの半導体関連企業が生き残る・勝ち残るために必要な情報を提供し、好評を博している。

半導体過剰投資による価格大暴落&大不況への警鐘とその対策の羅針盤【東京開催】

【Live配信(アーカイブ配信付) or 会場受講】
【アーカイブ配信】 2021年12月20日(月)から配信開始予定 視聴可能期間:12/31までを予定)

本セミナーは「会場受講」の他、「Live配信(アーカイブ配信付)」がございます。
ご自宅や職場で受講したい方はこちらからお申し込みください。

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
半導体大暴落&大不況【東京開催】
セミナーNo.
st211204
開催日時
2021年12月08日(水) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第2講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 41,800円 2名の場合 44,000円、3名の場合 66,000円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
定員
本会場の通常定員は69名ですが、本セミナーでは10~15名前後の定員とさせていただきます。
定員になり次第、会場受講は受付終了とさせていただきますので、お早めにお申込みください。

※ご来場される前にご自宅でも検温をお願いします。受付には「アルコール消毒液」の設置および「マスク」を常備しております。ご来場の皆さまには、「手洗い/手指の消毒」および「マスクの着用(咳エチケット)」等のご協力をお願いいたします。弊社セミナーでは、新型コロナウィルスをはじめとする感染症予防および拡散防止のため、下記の対応を行います。

1.受付に「アルコール消毒液」の設置および「マスク」を常備しております。
 ご来場の皆さまには、「手洗い/手指の消毒」および「マスクの着用(咳エチケット)」等の
 ご協力お願いいたします。
2.受付時に非接触型検温器による検温を行います。
3.休憩中などできる限りの換気を行います。
4.会場定員の半数程度の入室人数を目安に開催し、座席の間隔をあけてご着席いただきます。
5.運営スタッフおよび講師は、マスクを着用させていただきます。

※37.5℃以上の発熱や体調不良のある場合は、ご受講をお控えいただくこともございます。
 感染防止対策に最大限取り組んで行く所存です。ご理解ならびにご協力下さいますようよろしくお願い致します。
備考
※資料付PDFテキスト(印刷可)
 会場受講者の方には、印刷した製本テキストも当日お渡しいたします。
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
講座の内容
受講対象・レベル
半導体関連企業(半導体メーカー、装置メーカーとその部品、材料、設備メーカー、半導体材料メーカー)、および、半導体を搭載しているセットメーカー(クルマ、スマホ、PC、サーバー、クラウド、デジタル家電)などの経営者、営業、マーケテイング、技術者
習得できる知識
なぜ半導体不足が続いているのか。大増産が続く世界半導体市場動向。TSMC、Samsung、SK hynix、インテルなどの微細化や投資動向。日米韓欧の各地域の半導体強化策。世界半導体過剰投資の状況。半導体価格大暴落の危機および半導体大不況到来の可能性。TSMCが日本に新工場を建設することの影響と懸念。
趣旨
 2021年の正月早々発覚した世界的な半導体不足は、その後より深刻化し、クルマや各種電子機器がつくれない状態が続いている。そのため世界中の半導体工場がフル稼働で大増産を行うとともに、狂気的な設備投資が始まった。TSMCが3年間で約11兆円、サムスン電子とSK hynixが10年間で約50兆円、インテルが3年間で約2.7兆円に加えて10年間で欧州に約10兆円を投資する。そして、米国、中国、韓国、欧州、日本が、国策で自国内の半導体製造の供給網を強化しようと躍起になっている。これは、消費者の市場ニーズを無視した、各企業と国のメンツをかけた不毛な投資合戦である。その結果、2021年だけで12兆円が投資され、29工場が着工されており、その工場が稼働する2023~24年頃には、供給が需要を遥かに上回り、価格大暴落が起きて半導体業界が大不況に突入するだろう。その有様は、ハーメルンの笛吹きに踊らされて一斉に断崖絶壁に向かって走り出したネズミたちを髣髴とする。
 本セミナーでは、業界関係者がこの狂気的な過剰投資にどう対処するべきかを論じる。最後に、TSMCが日本に新工場を建設することの影響と懸念について言及したい。
プログラム

1.はじめに
 1.1 自己紹介
 1.2 本セミナーの概要と結論

2.深刻化する半導体不足
 2.1 世界的な半導体不足の原因
 2.2 世界中のクルマメーカーが減産
 2.3 アップルの新型iPhoneも半導体不足で発売が遅延
 2.4 ニューノーマルの定着でコンシューマー向け半導体不足が加速

3.世界半導体市場と製造装置市場
 3.1 過去最高を記録する半導体市場と製造装置市場
 3.2 2000年のITバブル時で規格化した半導体市場と装置市場の分析
 3.3 各種の製造装置市場の分析

4.世界中の半導体工場がフル稼働で大増産
 4.1 過去最高を記録し続ける世界半導体出荷額と出荷個数
 4.2 地域別半導体市場でアジア、中国、米国が過去最高を記録
 4.3 種類別半導体市場でロジック、プロセッサ、アナログが過去最高
 4.4 コンシューマー用ASIC市場の拡大が続く
 4.5 過去のスーパーサイクルとは事情が違うメモリ市場
  4.5.1 DRAMの出荷額、出荷個数、価格の分析
  4.5.2 NANDの出荷額、出荷個数、価格の分析
  4.5.3 NOR市場が急激に拡大

5.世界最先端の微細化を独走するTSMCの状況 
 5.1 TSMCの7nm、5nm、3nm、2nmの状況
 5.2 レガシーな0.5μmから最先端の5nmまで全てを量産
 5.3 ファンドリ分野で過半を超える圧倒的なシェア
 5.4 今後3年間で11兆円を投資

6.驚愕の韓国「K半導体ベルト」構想
 6.1 韓国内にメモリ、ファブレス、ファンドリ、装置・部素材の拠点を形成
 6.2 韓国政府が世界最強かつ最先端の半導体立国を全面支援 
 6.3 SamsungはVision2030を掲げて10年間で約40兆円を投資
 6.4 インテルのNAND事業を買収するSK hynixも10年間で12兆円を投資

7.CEOが交代したインテルの逆襲
 7.1 インテルはどこで躓いたのか?
 7.2 新CEOの元でインテルの逆襲が始まる
 7.3 インテルの新しいロードマップ
 7.4 TSMCを招致する米国政府は5.7兆円の補助金で国内の半導体製造を強化

8.「中国製造2025」のその後  ※10/18更新
 8.1 SMICが1兆円を投資して新工場を建設
 8.2 紫光集団が経営破綻した影響
 8.3 中国の大規模な停電の被害
 8.4 「中国製造2025」の行方

9.欧州も半導体製造の強化に動く
 9.1 欧州半導体法「European Chips Act」を策定へ
 9.2 欧州がTSMCの誘致に動く
 9.3 EU加盟国17か国が今後数年で約18兆円を投資して2nmを量産へ
 9.4 インフィニオンがパワー半導体の12インチ工場稼働へ

10.日本がTSMCを誘致  ※10/18更新
 10.1 TSMCがつくばに後工程の研究開発拠点を設立
 10.2 TSMCとソニーが熊本に新工場を建設
 10.3 なぜTSMCが日本に新工場をつくることになったのか?

11.世界半導体過剰投資の行方
 11.1 ハーメルンの笛吹きに踊らされるネズミたち
 11.2 過剰投資の行方に待ち構える断崖絶壁
 11.3 その後にやってくる半導体価格大暴落と大不況
 11.4 半導体、装置(部品と設備)、材料メーカーへの警告

  □質疑応答□

※新たに報じられる情報など、最新情報を反映して詳細プログラムが更新される可能性もございます。

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