シリコン量子ドットの合成法と構造・特性
およびシリコン量子ドットLEDの製造と特性【東京開催】
量子ドット・LEDの基礎、バルク/ナノシリコンの構造・光物性、
シリコン量子ドットを用いたLEDの製造・構造・特性など

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セミナー概要
略称
シリコン量子ドット【東京開催】
セミナーNo.
st230401
開催日時
2023年04月06日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第4講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,970円 (本体価格:42,700円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 49,500円(税込)
会員価格:1名につき 46,970円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
備考
・セミナー当日に印刷・製本したテキストを会場でお渡しします。

※会場受講のみ昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
講座の内容
受講対象・レベル
・量子ドットの光デバイスに興味を持たれる方
・環境にやさしい重金属フリーの量子ドットに興味を持たれる方
習得できる知識
・量子ドットと量子ドットLEDの基礎知識
・シリコン量子ドットの合成・構造・機能,LEDの製造法・構造・特性
これらにより,重金属フリーとなる量子ドットとそのLEDについて,最新の知識が得られます。
趣旨
 量子ドットを用いた大型TVやタブレットは、世界中で販売され始めています。一方、流通品は主にインジウム系量子ドットで、また研究で主力の量子ドットはカドミウムや鉛を含みます。従って、汎用的な材料で、毒性がなく、重金属フリーのサステナブルな発光体が世界中で模索されています。
 シリコンは重金属ではなく、原料は砂・石です。シリコンは太陽電池,スマートフォン,車の電子部品をはじめ,現代社会の根幹を支える半導体です。一方、シリコンは発光体としての性質はあまり優れてなく、実用化には至っておりません。その理由は、シリコンの発光は近赤外線領域で,また発光効率は0.01%程と低く、発光材料には向いておりませんでした。しかし,ナノサイズ(量子ドット)になると,発光の量子収率は近年90%まで上昇するようになってきています。更に,量子閉じ込め効果と表面効果により,発光波長は可視光全般(400-800nm)までに及びます。
 本セミナーでは,シリコンの量子ドットについて紹介します。はじめに,量子ドットとLEDの基礎ついて説明します。次にバルクシリコン,ナノシリコンの構造と光物性について説明します。最後に,最先端のシリコン量子ドットの合成・構造・物性,そしてそれらを用いたLEDの製造法・構造・特性について説明します。また,それらの耐久性についても紹介します。
プログラム

1.背景 -量子ドット・LED・溶液プロセスまで-
 1.1 エネルギーに関する現状と課題
 1.2 量子ドットの構造と性質
 1.3 P型半導体とN型半導体
 1.4 PN接合
 1.5 LEDについて
 1.6 溶液プロセスについて
 
2.バルクシリコン
 2.1 シリコンの製造法
 2.2 シリコンの構造
 2.3 シリコンのバンド構造
 2.4 バンド構造の見方
 2.5 バンドギャップの生成
 2.6 電子と正孔
 2.7 フェルミ準位
 2.8 有効質量
 2.9 真性半導体と化合物半導体
 2.10 バンド間遷移(直接遷移と間接遷移)
 
3.ナノシリコン
 3.1 ナノシリコンの歴史
 3.2 シリコン量子ドットの歴史
 3.3 ナノシリコンの構造と光物性
 3.4 量子サイズ効果
 3.5 有効質量近似
 3.6 表面効果
 3.7 表面リガンドの影響
 3.8 SバンドとFバンド
 
4.シリコン量子ドットの合成・構造・物性
 4.1 トップダウン法とボトムアップ法
 4.2 電気化学的手法
 4.3 ボールミル法
 4.4 レーザーアブレーション法
 4.5 プラズマ合成法
 4.6 液相還元法
 4.7 焼結法
 4.8 化学エッチング法
 4.9 青色発光するシリコン量子ドット
 4.10 緑色発光するシリコン量子ドット
 4.11 赤色発光するシリコン量子ドット
 4.12 シリコン量子ドットの耐久性
 その他:各手法で得られたシリコン量子ドットの構造と物性を,それぞれ紹介します。
 
5.シリコン量子ドットLEDの製造・構造・特性
 5.1 アノードとカソード
 5.2 フォトルミネッセンス(PL)とエレクトロルミネッセンス(EL)
 5.3 順構造と逆構造
 5.4 LEDの製膜法
 5.5 正孔輸送層と電子輸送層
 5.6 電流電圧特性
 5.7 外部量子効率
 5.8 表面構造とLEDの効率
 5.9 その他のデバイス1(ソーラーウインドウ)
 5.10 その他のデバイス2(量子ドットフィルム)
 5.11 その他のデバイス3(センサー,バイオマーカーなど)
 
6.まとめと展望


 □ 質疑応答 □

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