2023年12月18日(月)
12:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員: 35,750円(税込)
会員: 33,990円(税込)
学生: 35,750円(税込)
定 価 :1名につき 35,750円(税込)
会員価格:1名につき 33,990円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)
※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
・アーカイブ(見逃し)配信付き
視聴期間:セミナー終了の翌営業日から7日間[12/19~12/25]を予定しています。
※アーカイブは原則として編集は行いません。
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
(開催終了後にマイページでご案内するZoomの録画視聴用リンクからご視聴いただきます)
・EDLCやリチウムイオンキャパシタ等のキャパシタの研究開発者
・次世代電池の研究開発者
・化学・材料メーカーの研究開発者
・電動車関連の研究開発者
・新しい蓄電デバイスの研究にこれから携わろうとしている方 など
・現在のキャパシタの課題と、その課題解決の方向性(EDLCの高エネルギー密度化技術)
・高電圧、高入出力特性を持つ新しい蓄電デバイス技術(ハイブリッドキャパシタ、デュアルイオンバッテリ)
・新しい蓄電デバイスの材料技術
・新しい蓄電デバイスの電動車等への応用の可能性
脱炭素社会の実現が国際社会のキーワードになっています。その実現のためには従来の化石燃料中心の社会からの構造変革が求められています。例えば、化石燃料を用いた発電から太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーへの大幅な転換、電動車の推進等です。電池やキャパシタ等のエネルギーデバイスはそれらを実現するためのキー技術の一つです。
電気二重層キャパシタ(EDLC)はリチウムイオン電池(LIB)等の二次電池に比べて高入出力、長寿命、高安全性、低温から高温までの広い作動温度範囲を持つ優れた蓄電デバイスです。しかし、その課題はよく知られているように低いエネルギー密度にあります。エネルギー密度を高めたEDLCを実現できると、応用製品の幅はHEV等の電動車を含めて大きく広がることが予想できます。この課題を解決するために、EDLCとLIBの技術を融合させたリチウムイオンキャパシタ(LIC)が商品化されていますが、エネルギー密度と寿命がトレードオフの関係にあり、大きな市場を得られていないのが実情だと思います。このLICやEDLCのエネルギー密度向上を阻む最大の課題は活性炭です。
本講演では、この課題を解決するために活性炭を使用しない新しいキャパシタ技術開発の実例を紹介し、キャパシタの高エネルギー密度化への方向性をお話しさせて頂きます。
1.背景:脱炭素を踏まえた蓄電デバイス・キャパシタの概況
1.1 蓄電デバイスの歴史
1.2 キャパシタの市場動向(用途・市場規模・プレイヤー)
1.3 キャパシタの原理
1.4 各種蓄電デバイスの性能比較とキャパシタの特徴
1.5 「スーパーキャパシタ」とは何か?
2.活性炭電極を用いた電気二重層キャパシタ(EDLC)
2.1 活性炭電極を用いたキャパシタの特徴
2.2 活性炭電極を用いたキャパシタの課題(キャパシタのエネルギー密度を高めるためには?)
3.脱活性炭電極を用いたアドバンストキャパシタ
3.1 脱活性炭電極を用いたアドバンストキャパシタの開発コンセプト
3.2 多孔質金属電極の特徴と研究事例
3.3 メソ孔炭素材料の特徴と研究事例
4.黒鉛電極を用いた新型キャパシタ(高電圧、高エネルギー密度化を目指して)
4.1 黒鉛正極の特徴と今後の課題
4.2 黒鉛正極を用いたハイブリッドキャパシタの特徴・課題
4.3 黒鉛正極を用いたデュアルイオンバッテリーの特徴・課題
4.4 更なる改善に向けて
5.今後の展望
□ 質疑応答 □