原材料資源が豊富・高エネルギー密度などの利点を有し、次世代蓄電池の1つとして期待されているマグネシウム二次電池。
その原理や特徴といった基礎、正極材料・負極材料・電解液の基礎と実現に向けた設計指針、国内外の動向と課題などについて解説します。
1.資源制約フリーを目指すマグネシウム二次電池
1.1 マグネシウムの資源性
1.2 マグネシウム二次電池の原理と特徴
1.3 マグネシウム二次電池の測定法
2.正極材料の基礎
2.1 シェブレル化合物
2.2 Li脱離したLi1-xFePO4
2.3 スピネル型MgCo2O4とその関連材料
2.4 Li脱離した層状岩塩型正極材料
3.負極材料の基礎
3.1 金属マグネシウムの電析
3.2 金属マグネシウムの表面被覆
4.電解液の基礎
4.1 グリニャール試薬
4.2 TFSI系電解液
4.3 HFIP系電解液
5.国内外の研究動向と特徴
6.まとめ
□質疑応答□