MLCCの材料・製造プロセスから、低コスト・大容量・小型化や高温・高電圧対応などの高信頼性化など、5GやEV用途に向けた要求特性の変化・技術動向までを幅広く解説。

5G/beyond5GおよびCASE実現のための積層セラミックコンデンサ(MLCC)の小型化・大容量化・高信頼化技術と展望【WEBセミナー】
BaTiO3・誘電体材料技術動向、グリーンシート技術動向、Ni内部電極
MLCCの信頼性評価、自動車用コンデンサの要求性能 etc.

アーカイブ配信付

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セミナー概要
略称
積層セラミックコンデンサ【WEBセミナー】
セミナーNo.
st240108
開催日時
2024年01月25日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員: 41,800円(税込)
会員: 39,820円(税込)
学生: 41,800円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 41,800円(税込)
会員価格:1名につき 39,820円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※セミナー請求書は代表者のメールアドレスにPDFデータを添付しお送りいたします。
特典
アーカイブ配信について
視聴期間:終了翌営業日から7日間[1/26~2/1]を予定
※アーカイブは原則として編集は行いません
※視聴準備が整い次第、担当から視聴開始のメールご連絡をいたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
・セラミックス原料を扱っている方
・電子セラミックスを製造している方
・MLCCを使用している方
習得できる知識
・積層コンデンサ-(MLCC)材料の基礎から応用まで
・原料から完成体まで
・MLCCの高積層・高容量の技術
・積層の技術、その問題点
趣旨
 移動通信システムは,世代を重ねる中で, 通信基盤から生活基盤へと進化してきた。 5Gは様々な業界で利用され, 更にその次の技術であるBeyond 5G(6G) は, サイバー空間を現実世界(フィジカル空間)と一体化を目指している。これらの世界を実現するために,受動部品の代表である積層セラミックスコンデンサ-(MLCC)は小型・大容量・高性能・省電力・高信頼化が進んできた。特に, Ni内電MLCCはNi金属の低コスト化を特徴にして大容量・小型化が急激に進んだ。チップサイズは年々小型化し0201タイプ(0.2×0.1mm)の実用化も始まっている。
 一方、自動車の将来技術 "CASE=自動運転・コネクテッド・シェアリング・電動化"に代表されるCASEが自動車業界全体の未来像を語る概念として話題を集めている。CASE実現のため,特にCASEの「E」の自動車のEV化が進み、高温・高電圧対応MLCCS “高信頼性” 対応の需要が急増している。
 当講座ではNi内電MLCCの ”材料から始まって,これらの高積層技術,高信頼性技術”と更に将来展望まで幅広く、且つ詳細に解説を行なう。 
プログラム

1.移動通信システムの進化

2.CASEとは

3.自動車用の電子機器の住み分け

4.自動車用コンデンサの要求性能

5.MLCCのサイズの変遷(民生用,車載用)MLCCの温度特性に住み分け(U2J,COG)

6.コンデンサのDC電圧依存性 (Class1 vs Class2 MLCCの温度特性/DC特性/温度上昇)

7.スマートホンに搭載される電子部品の個数,自動車に搭載されるMLCCの個数

8.展望2023/ 2023村田の業績見通し, MLCCの小型化は更に進むか

9.MLCCの世界ランキングと市場、MLCC事情,MLCCの世界ランキングが変わる.

10.MLCCをLCR等価回路で考えると、低ESLコンデンサの利用

11.MLCC材料から見たBaTiO3+希土類+アクセプタ+固溶制御材+焼結助剤の歴史

12.COG,NP0特性のCu内電MLCC,MLCC

13.MLCCの小型化、容量密度の進化、誘電体層薄層化の進化

14.MLCCの進展方向、小型化、大容量、高信頼性、自動車用コンデンサの要求性能

15.Ni-MLCCの製造プロセス、グリーンシートの技術動向

16.高信頼性MLCCに必要なこと、微小粒径、コア・シェル構造の利点

17.BaTiO3の誘電率のサイズ効果

18.小型・大容量化の課題,コアシェル構造の効用

19.薄膜用MLCCに求められる特性、水熱BaTiO3、修酸法BaTiO3

20.微少・均一BaTiO3のためのアナターゼTiO2, アナターゼTiO2の合成法

21.固相反応によるBaTiO3 の反応メカニズム

22.水蒸気固相反応法、水を介してBaTiO3の低温反応、
   水で加速する室温固相反応(BaTiO3)Cold sintering は実用化できるか

23.粉砕と分散とは、メデイアのサイズ、メデイアの材質

24.RFプラズマ法による複合ナノ粒子合成

25.X8R規格のMLCC、(Ba,Ca,Sn)TiO3の特性評価、Caの役割、Snの役割

26.X8R規格のMLCCの他の方法、応力印加効果

27.電圧印加で容量が増加するMLCCとは,PZT薄膜のキュリー点が600℃???
   歪エンジニアリング、”Strain Engineering”

28.車載用MLCCとは,DCバイアス依存性,CaZrO3, BSLZTが切り札か

29.MLCC用内部電極,MLCCでもう一つ重要な要素,ここから内部電極

30.高積層・高容量MLCCのためのNi内部電極用Ni微粒子、供材

31.2段焼成法のNi内部電極の効果,カバーレッジの向上

32.Ni内部電極の成形メカニズム(膜断面の観察),Ni内部電極の連続性(カバーレッジ)向上のメカニズム

33.Ni電極向上のために(Ni微粒子径、粒度分布、供材添加), 熱プラズマNi微粒子

34.Ni電極への添加効果(Ni-Cr, Ni-Sn), Ni-Sn内電MLCCの特性

35.Ni電極印刷法(グラビア印刷),プラズマ法、微粒子コーテイング法

36.MLCC外部電極(高温対応)

37.MLCCの信頼性 KFM法J-E評価

38.MLCCの信頼性 構造評価、粒内および粒界の総合評価, J-E特性より

39.MLCCの信頼性 酸素欠陥(熱刺激電流,ラマン)評価,(BLSC)(ZrTi)O3の熱刺激電流評価

40.最近のMLCC研究動向

41.まとめ

付記)反応性スパッタ及びMOCVDを用いたBaTiO3及びBa(Zr,Ti)O3薄膜の作製・高周波特性評価
付記)現象論的熱力学を用いたBaTiO3の特性シミユレーション

□質疑応答□

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