── 単に“作って売って終わり”では通用しない時代に ──
本セミナーでは、これまで生産側(いわゆる動脈企業)からは見えづらかった、「選別プロセス」に焦点を当て、
廃製品を再生原料へと変え、資源循環を実現していく鍵となる技術として、その本質を丁寧に解説します。

モノづくり企業にこそ知ってほしい資源循環における「選別プロセス」のいろはと核心【WEBセミナー】
~リサイクル高度化に向けた選別プロセスの最適化と戦略的取組み~

セミナー概要
略称
リサイクルと選別【WEBセミナー】
セミナーNo.
st250803
開催日時
2025年08月07日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
(国研)産業技術総合研究所 首席研究員 博士(工学) 大木 達也 氏
【専門】都市鉱山開発工学、資源処理工学 
・2014~ SUREコンソーシアム会長
 https://unit.aist.go.jp/env-mri/sure/index.html
価格
非会員: 44,000円(税込)
会員: 42,020円(税込)
学生: 44,000円(税込)
価格関連備考
定 価 :1名につき 44,000円(税込)
会員価格:1名につき 42,020円 2名の場合 55,000円、3名の場合 82,500円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※他の割引は併用できません。
※請求書は主催会社より代表者のメールアドレスにご連絡いたします。
備考
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
 PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
講座の内容
受講対象・レベル
選別対象の廃製品は多様で、それぞれ課題が異なります。事前に興味の対象をお伝えいただければ、出来る範囲で講義内容をそれに寄せたいと思います。
習得できる知識
リサイクル高度化のため選別技術について、その基本的な考え方と技術構造的な課題の知識が得られます。
予備知識は必要ありません。新たに資源循環の課題に取り組む企業において、廃製品を破砕・選別して素材産業の原料として提供するため、リサイクル工場での選別がどうあるべきか基礎を習得できます。
趣旨
 環境負荷を低減しつつ持続可能な社会を構築するには、金属・素材の安定供給を確保する資源循環が欠かせない。これには、廃製品に対するポストコンシューマリサイクルの高度化を果たすことが必要である。廃製品を各種再生原料にするためには、安価に高濃縮することが必要であり、選別技術の成否が資源循環のカギとなる。
 本講では、専門知識のない受講者に対して選別技術の基本的な考え方を、今後、資源循環開発に携わる受講者に対して将来の技術課題をお伝えし、金属・素材の資源循環実現に向けた技術開発の役割と在り方を展望する。
プログラム

1. リサイクルにおける選別技術高度化の特殊性 -質のリサイクルに向けて-
 ・選別技術高度化の必要性
 ・リサイクルにおける選別の特殊性
 ・未来の高度選別のためのパラダイムシフト
 
2. 省エネ・低コストにエントロピーの縮小を図る -選別技術の役割-
 ・リサイクルにおける選別はカオスとの戦い
 ・タート~ゴール 選別はどこを分担するか?
 
3. 選別工程の戦略的取組み -試料調整-
 ・まずは単体分離させる
 ・粉砕工程は細粒化工程にあらず
 ・やみくもに微粒子化しない

4. 選別工程の戦略的組み立て -万能な選別機は存在しない-
 ・選別技術の種類と適応粒子サイズ
 ・個別選別装置の分類
 ・集合選別装置の特徴と機能分類
 ・自社の選別工程を最適化する

5. 選別工程の評価 –からくりを理解する-
 ・単体分離と選別精度は掛け算的に効く
 ・選別結果~選別の良否を正しく理解~
 ・選別工程を組む際の心得

6. 個別対象物の選別高度化 -将来に向けた技術開発の難しさ-
 ・選別の対象となり得るもの
 ・将来需要見込みの難しさ

7.15年前の開発経緯を振り返る -選別技術開発の教訓-
 ・選別技術の革新に向けた模索

8. 情報利用と選別の自動化 -個別技術から総合システムへ-
 ・情報・計算による選別自動制御の先駆け
 ・報利用とAI化による無人選別工場の開発

9. 都市鉱山開発の未来地図 -選別技術開発の展望-
 ・自動・自律制御による選別最適化と低コスト化の両立に向けて
 ・都市鉱山開発の拠点整備

関連するセミナー
関連する書籍
関連するタグ
フリーワード検索