粘着剤・テープに求められる物性とその設計【大阪開催】
~バルク物性・表面物性から粘着剤設計を理解する~

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セミナー概要
略称
粘着剤・テープ【大阪開催】
セミナーNo.
140906
開催日時
2014年09月09日(火) 10:30~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
大阪産業創造館 5F 研修室A
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名様申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名様同時申込の場合、2人目無料(2名で49,980円)になります。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※満席になりましたら、締め切らせていただきます。早めにお申し込みください。
備考
昼食・資料付き
講座の内容
習得できる知識
 粗面プリズムを用いた接着面積測定という手法を通して、粘着性発現のメカニズムを理解する。粘着剤の基本設計を考える場合に、プラト―モジュラやガラス転移温度をどのように設計するか、そのバルク物性を制御する要因は何かを知る。また、バルク物性と同様、粘着剤表面物性も重要であり、粘着剤表面を改質することで粘着特性がどのように変化するかを理解する。最後に、研究開発マンとして、さらに成長するためには何が必要かを考える。
趣旨
粘着剤、粘着テープ設計を設計するための基礎物性(プラト―モジュラス、ガラス転移温度、表面自由エネルギーなど)について一段深く理解することで、今後の開発活動に役立てる。
プログラム
1.粘着剤・粘着テープの概要
 1-1.粘着テープの用途と展開
 1-2.粘着剤構成材料、粘着剤の分類、粘着剤の形態
 1-3.粘着剤の定義、粘着剤と接着剤の違い
 1-4.粘着剤はなぜ接着するのか:粘着の3要素
 1-5.粘着テープの評価方法
 
2.粘着剤のバルク物性 :ゴム状平坦域弾性率(プラトーモジュラス)の設計
 2-1.動的粘弾性測定について( G’,G”の意味)
 2-2.粗面プリズムを用いた接着面積測定法(光学法)
 2-3.接着面積とプラトーモジュラス
 2-4.粘着性を発現する限界プラトーモジュラス(粘着クライテリオン)
 2-5.マクロな接着とミクロな接着
 2-6.ヤモリの接着メカニズム 

3.粘着剤のバルク物性:ポリマーのプラトーモジュラスは何で決まるか?
 3-1.ポリマーの絡み合いと絡み合い点間分子量
 3-2.プラトーモジュラスと架橋
 3-3.プラトーモジュラスと結晶
 3-4.プラトーモジュラスと分子量
 3-5.タッキファイヤーを添加するとなぜプラトーモジュラスが低下するのか?
 
4.粘着剤のバルク設計:ガラス転移温度(Tg)の設計
 4-1.Tgと化学構造、Tgの測定方法、アクリル系ポリマーのTg
 4-2.用途別粘着剤のTg設計(イメージ)、ゲル分率とTg
 4-3.自由体積とは何か、等自由体積理論
 4-4.タッキファイヤー添加による粘着剤Tgの変化とFOX式による予想
 4-5.タッキファイヤーの相溶性を支配する要因:フローリー・ハギンス式
 4-6.2つのドメインを持つポリマーとタッキファイヤーの相溶性

5.粘着剤の表面物性:粘着剤の表面自由エネルギーと接着への寄与
 5-1.接着に与えるバルクと表面の寄与
 5-2.接触角法によるポリマー表面自由エネルギーの算出
 5-3.カルボキシル基とふっ素を含有するポリマーの表面自由エネルギー
 5-4.ポリマーの表面自由エネルギーと被着体別粘着力
 5-5.粘着力と各種物性値の多変量解析

6.粘着剤の表面改質と粘着特性
 6-1.プラズマ処理による粘着剤表面改質
   ・ポリブチルアクリレート系粘着剤(架橋型ポリマー)のプラズマ表面改質
   ・ポリイソブチレン系粘着剤(分解型ポリマー)のプラズマ表面改質
 6-2.2層積層法による粘着剤表面改質
 6-3.添加剤表面濃縮による粘着剤表面改質

7.接着界面について考える
 7-1.剥離エネルギーに寄与する物性値
 7-2.接着過程、剥離過程で起こっている現象(イメージ) 
 7-3.接着界面の強度について 

8.研究開発マンとして、さらに成長するために(おまけ)
 8-1.研究開発の10原則(ノーベル賞受賞;根岸先生) 
 8-2.好奇心を持っていろいろな材料を扱い理解する
 8-3.伸びる研究者は何故かを考え理解し記憶を積み上げる
 8-4.特徴がはっきりしたニーズこそ発明の素

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