機能性カーボン材料の種類、特性、表面処理技術とエネルギー分野への応用
~カーボンブラック、グラフェン、VGCF、CNW~

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セミナー概要
略称
機能性カーボン材料
セミナーNo.
141227
開催日時
2014年12月08日(月) 10:00~16:20
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区産業会館 第6展示室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食、資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・ナノカーボンや導電助剤にご興味をお持ちの方や電池設計に携わる技術者
・グラフェンがどのような材料であるかを知りたい方、グラフェンの基礎を把握したい方、特性に興味のある方、合成に興味のある方、用途展開を検討中の方、エネルギー分野での用途を検討したい方、グラフェンの研究開発状況を知りたい。
・初心者向け、ナノカーボン、特に、グラフェンやその類似物質に興味があり、それらの応用に関心のある企業研究者あるいは技術者
習得できる知識
・グラフェンの基礎的な特性、グラフェンの合成法、用途展開の可能性、世界的な研究開発状況
・カーボンナノウオールの構造や基礎物性
・リチウムイオン二次電池の負極材
・固体高分子形燃料電池の触媒電極
プログラム

第1部 機能性カーボンフィラーの種類、表面処理技術と
        エネルギー分野への応用~導電性カーボンフィラーを中心に~

1.機能性カーボンフィラーとは?
  ・カーボンブラック
  ・カーボンナノ短繊維:SWCNT,MWCNT、VGCF
  ・炭素繊維、グラファイト、グラフェンプレートレット
2.導電性カーボンブラックとは? ~構造、種類と特性~
  ・構造、物理・化学的性質
  ・一次粒子、アグリゲート、アグロメレート、表面官能基、結晶性、DBP吸収量、凝集体径
  ・導電性発現機構
  ・各種導電性カーボンブラックの種類と特性
  ・ケッチェンブラック、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック
3.エネルギー分野への応用
  ・キャパシタ
  ・燃料電池
  ・二次電池
4.導電性カーボンフィラーの表面処理・高性能化技術
  ・表面官能基
  ・結晶性
  ・多孔性
  ・異元素ドープ、カーボン被覆技術

第2部 気相成長法炭素繊維(VGCF)の特徴とリチウムイオン電池分野への応用

1.リチウムイオン電池・導電助剤の市場動向
  1-1 リチウムイオン電池・導電助剤の市場動向
  1-2 リチウムイオン電池の用途別使用環境と要求特性
  1-3 導電助剤の種類と物性
2.気相法炭素繊維VGCF®の特徴
  2-1 気相法炭素繊維VGCF®の製法
  2-2 VGCF®の物性、特徴
3.電極スラリー中への分散
  3-1 電極スラリーへのVGCF®分散のポイント
  3-2 分散性の評価
4.リチウムイオン電池へのVGCF®添加効果とメカニズム
  4-1 電極特性の改善
  4-2 低抵抗化、高速充放電特性の改善
  4-3 充放電サイクル寿命の改善
  4-4 低温及び高温特性の改善
【講演概要】リチウムイオン電池の高性能化に導電助剤も一役を担っている。本講演では、特に気相法炭素繊維(VGCF)ついて、構造と物性、分散方法、電極特性と電池性能の向上効果について、その原理や活物質種類に応じた使用法を絡めて解説いたします。

第3部 グラフェンの特徴とエネルギー分野への応用

1.グラフェンの開発の歴史と基礎特性
  1.1  グラフェン開発の歴史
  1.2 グラフェンの基礎特性(電気的、光学的、機械的、熱的特性、など)
2.グラフェンの形成法(量産に向けて)
  2.1 剥離などによるグラフェン(剥片)の形成
  2.2 酸化グラフェンの還元によるグラフェン(分散液)の形成
  2.3 熱CVDによるグラフェン(原子層膜)の形成
  2.4 プラズマCVDによるグラフェン(原子層膜)の形成
3.グラフェンの用途開発の現状
  3.1 電気的、光学的用途の可能性
  3.2 エネルギー分野での用途の可能性
  3.3 その他の用途の可能性
4.世界的なグラフェン研究開発動向
グラフェンの特性の基礎、合成技術、量産技術などについて議論する。さらに応用製品に向けた課題と材料特性向上について検討する。これらを踏まえてグラフェンのエネルギー分野での用途展開に重要なトピックを議論する。グラフェンの研究開発の現状と今後の展開について全体を把握できる機会としたい。

第4部 カーボンナノウォール
     ~リチウムイオン二次電池および燃料電池の電極材としての応用~

1.はじめに
2.カーボンナノウォールとは

  2-1 生成法-プラズマCVD法-
  2-2 構造-ラマン分光・TEM-
  2-3 電子状態-光電子分光-
  2-4 物性-電気伝導-
3.リチウムイオン二次電池負極特性
  3-1 電極作製
  3-2 充放電特性
  3-3 ハイレート特性
4.燃料電池白金担持電極特性
  4-1 電極作製
  4-2 白金担持状態
  4-3 CV評価
5.まとめ
カーボンナノウォール(CNW)はグラフェン類似物質の一つです。本講座では、CNWの構造と基礎物性について述べ、その特徴から期待されるリチウムイオン二次電池および燃料電池の電極材としての可能性について説明します。
スケジュール
第1部 10:00~11:20 

休憩(10分間)

第2部 11:30~12:50

昼食(40分間)

第3部 13:30~14:50

休憩(10分間)

第4部 15:00~16:20
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