2日間じっくりSP値を学びませんか?学び直しにも最適です!!

溶解度パラメータ(3D,4DSP値)の基礎と活用技術【2日間】【アーカイブ配信】

こちらは5/30,31実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。期間中何度でも視聴できます

セミナー概要
略称
SP値<2日間>【アーカイブ配信】
セミナーNo.
配信開始日
2024年06月03日(月)
配信終了日
2024年06月17日(月)
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
講師
山口大学 名誉教授 工学博士 大佐々 邦久 氏
価格
非会員:  70,400円 (本体価格:64,000円)
会員:  66,000円 (本体価格:60,000円)
学生:  70,400円 (本体価格:64,000円)
価格関連備考
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で70,400円(税込)から
★1名で申込の場合、66,000円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計70,400円(2人目無料)です。
★3名以上同時申込は1名につき35,200円(税込)です。
会員登録とは?⇒よくある質問
備考
こちらは5/30,31実施WEBセミナーのアーカイブ(録画)配信です。

・配信開始日以降に、セミナー資料(PDF)と動画のURLをメールでお送りします。セミナー資料の無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
講座の内容
受講対象・レベル
・初めての方から中堅の方で,SP値について基礎から学ばれたい方
・化成品,電子材料や薬剤などの研究開発,製造や品質保証に携わられる方
必要な予備知識
予備知識は特に必要ありません。
習得できる知識
第一日目 基礎編―SP値の基礎と求め方
・SP値の基礎と利用法
・化合物のSP値の原子団寄与法による推算
・化合物や粒子のSP値のプローブを用いた実測法
・混合溶液の相溶性/相分離性と応用

第二日目 応用編―材料調製と評価におけるSP値の役割
・高分子溶液/高分子ブレンドの相溶性/相分離性と応用
・高分子コンポジットにおけるフィラーの付着性/分散性
・粒子分散液の分散安定化技術と分散剤の選択
趣旨
溶解度パラメータ(以下、SP値)は、“Like likes like。”で表されるように、異なる材料間の親和性/類似性の尺度ですから、SP値の似たもの同士は、「よく溶け」、「よく付き」、「よくぬれ」ます。SP値は、当初ヒルデブランドらが正則溶液について定義しましたが、ハンセンは極性材料に拡張しHSP値(3DSP値)として広く採用されています。更にビルボアらは酸塩基性を考慮した4DSP値への展開を試みました。
化合物のSP値の求め方には、原子団寄与法による計算、および材料とプローブとの親和性を調べる実測法があります。どの方法を採用するにしても、得られた値にはかなりの違いが見られます・そこで化合物や粒子表面などの測定法について、各手法の適用限界や長所・短所を取り上げます。
「よく溶ける」、「よく付く」、および「よくぬれ/分散する」は、たいていの材料調製工程における基盤要素技術です。そこで溶媒/樹脂の溶解性/相分離性、分散剤の吸着性、および粒子分散液の分散安定性の制御と評価をもとに、高分子溶液/ブレンド、高分子コンポジットおよび粒子分散液などの調製工程におけるSP値の役割について、多くの事例を踏まえ基礎から解説します。
プログラム

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       第1日目
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1. SP値(3D, 4D)の基礎と活用術
  1.1 ギブスエネルギー変化と混合/分散の熱力学
  1.2 ヒルデブランドのSP値と相互作用パラメータ
  1.3 ハンセンのHSP値(3DSP値)
  1.4 4DSP値とEED (交換エネルギー密度)
  1.5 SP値の図示化法
   1.5.1 二次元座標表示(バグリープロット)
   1.5.2 三次元座標と相互作用距離(ハンセン距離)
   1.5.3 テァーズ線図(三角座標)とてこの規則
2.化合物のSP値(3D, 4D)の求め方
  2.1 溶媒のSP値の測定法
   2.1.1 物性値との相関
   2.1.2 混合溶媒のSP値の求め方
   2.1.3 溶媒の4DSP値
  2.2 高分子/界面活性剤のSP値の求め方
   2.2.1 原子団寄与法による計算
    (1)フェドース法
    (2)ホイ法 
    (3)バンクレベレン&ホフティザー法
    (4)ステファニス&パナイオトゥ法
    (5)Y-MB法とソフトウェアHSPiPの利用法
    (6)COSMO法と数値計算法の新しい流れ
   2.2.2 溶解/膨潤現象を利用した測定法
    (1)濁点滴定法
    (2)ハンセン球法およびダブルハンセン球法
    (3)二液混合グラジエント法
    (4)固有粘度法
    (5)フアントホッフ則と拡張ハンセン法
   2.2.3 インバースクロマトグラフィー法の原理と測定例
  2.3 気体のSP値の測定
   2.3.1 気体の溶解度とSP値
   2.3.2 測定法と応用例
  2.4 SP値の課題と限界
   2.4.1 計算法や測定法によるSP値の相違
   2.4.2 SP値の精度と適用分野
  2.5 SP値に及ぼす温度の影響
3.粒子/固体表面のSP値(3D, 4D)の測定法
  3.1 凝集・沈降法
   3.1.1 二液滴定法
   3.1.2 遠心沈降下の分散濃度と界面沈降速度法
   3.1.3 凝集粒子径法
  3.2 インバースクロマトグラフィー法
  3.3 低磁場パルスNMR法
  3.4 ぬれ張力/接触角法
4.混合溶液の相溶性/相分離性の制御と評価
  4.1 ギブスエネルギー変化と臨界共溶点
  4.2 混合溶液における応用例
   4.2.1 薬剤の皮膚浸透性の評価と制御
   4.2.2 ペロブスカイトナノ結晶法における溶媒選択
   4.2.3 抽出操作におけるグリーン抽剤

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       第2日目 
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5.高分子溶液/ブレンドの相溶性/相分離性の制御と評価
  5.1 高分子溶液の相溶性/相分離性の制御と評価
   5.1.1 高分子溶液の相図と構造
   5.1.2 高分子溶液における応用例
    (1)エアロゲル調製における最適混合溶媒の選択
    (2)溶媒キャスト法によるナノファイバーの作成
    (3)3Dスキャフィールドにおける溶媒調整
    (4)薬剤のゲル/結晶化における溶媒選択
  5.2 高分子ブレンドの相溶性/相分離性の制御と評価
   5.2.1 高分子ブレンドの相図と構造
   5.2.2 高分子ブレンドの応用例
    (1)二層/傾斜複層塗料
    (2)エポキシ強化複合材料の調製
    (3)ダブルハンセン球法とポリマー改質アスファルト
6.高分子コンポジットにおけるフィラーの付着/分散性
  6.1 SP値差による評価例
   6.1.1 PP基板の接着強度
   6.1.2 ゴム中CNTの分散性と導電率
  6.2 ハンセン距離とRED(相対的エネルギー差)による評価例
   6.2.1 PVDF中のSWNTの分散性と材料強度
   6.2.2 エポキシ樹脂中のコア/シェル粒子の分散性
   6.2.3 インクジェットノズルの汚染防止
  6.3 ハンセン球/溶解窓の重なり度による評価例
   6.3.1 ポリプロピレン中シリカの表面改質と分散性
   6.3.2 レジンコンクリート中フィラーの表面改質と分散性
   6.3.3 Li電極材料複合系におけるバインダー選択
7.粒子分散液の分散安定化技術と分散剤の選択
  7.1 粒子分散液の分散安定化技術
   7.1.1 粒子分散液の調製工程と課題
   7.1.2 ぬれ/分散化と溶媒選択
   7.1.3 立体反発効果による安定化作用
    (1)粒子間に働く相互作用力
    (2)立体反発作用における浸透圧効果/体積制限効果
    (3)高分子ブラシによる立体反発作用と応用例
  7.2 分散剤の選択指針
   7.2.1 分散剤の種類と構造
   7.2.2 分散剤の溶解性/伸張性と相互作用パラメータ
  7.3 分散剤の吸着性と分散安定性の評価
   7.3.1 溶媒,分散剤および粒子間のSP値バランス
   7.3.2 ダブルハンセン球を用いたCBの最適分散剤の選択
   7.3.3 4DSP値を用いた有機顔料の最適バインダーの選択
  7.4 分散安定性試験法
   7.4.1 レオロジー法
   7.4.2 小角X線散乱法
   7.4.3 低磁場パルスNMR法
   7.4.4 マテリアルインフォマテクスと材料評価例
まとめ
質疑応答

キーワード
溶解度パラメータ,高分子,粒子,分散剤,相分離性,吸着性,分散安定化,WEBセミナー
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