2016年02月05日(金)
10:30~16:30
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50,906円
(本体価格:46,278円)
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学生:
11,000円
(本体価格:10,000円)
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学校関係者価格は、企業に在籍されている研究員の方には適用されません。
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
・乾燥中の残存溶媒量と材温の変化をシミュレーションで予測する手順がわかります。
・乾燥工程を効率化する際着目すべきポイントが分かります。
・乾燥のトラブルを解決するためには何にどう取り組めば良いかが分かります。
・現在抱えているトラブルの難易度が分かります。意外と一発で解決する事も。
塗布膜の乾燥工程は多くの時間とエネルギーを要するばかりか製品の品質に多大な影響を及ぼす重要な操作です。このセミナーでは乾燥条件が乾燥時間や製品品質にどのような影響を及ぼすか知り、塗布膜の乾燥挙動を予測するための理論について説明します。それを応用したシミュレーションの方法と事例も紹介します。後半は「膜厚の均一化を図りたい」「残留溶剤を低減したい」「バインダーの偏りを無くしたい」といった皆様が現場で抱えておられるトラブルをお伺いして、解決への指針を議論したいと思います。
1.乾燥操作の予備知識
1-1. なぜ乾く? – 湿度と含液率 –
1-2. どこまで乾く? – 平衡含液率と脱着等温線 –
1-3. なぜ乾きにくい? – 溶媒移動のメカニズム –
1-4. 乾燥速度を上げるには? – 乾燥条件と移動速度の関係 –
2.乾燥操作の基礎理論
2-1. 乾燥速度を定量化する – 乾燥速度曲線 –
2-2. 乾燥速度の挙動を知る – 乾燥期間の分類 –
2-3. 乾燥速度はどう決まる? – 乾燥速度の支配因子 –
2-4. 材料温度はどう決まる? – 材料温度の支配因子,湿球温度 –
3.乾燥過程予測の理論
3-1. 乾燥過程を定式化する – 乾燥モデルと支配方程式 –
3-2. 移動物性を決める – 境膜物質移動係数と拡散係数 –
3-3. 乾燥プロセスを予測する – 数値シミュレーション –
3-4. 実測に基づく乾燥速度の簡便推算法 – RR理論の活用事例 –
3-5. 溶液内拡散係数の簡便決定法 – RR理論と流束比較法 –
3-6. 乾燥プロセスを最適化する – シミュレーションの応用 –
4.最近の乾燥理論と研究動向
4-1. 有機溶剤の乾燥における水蒸気湿度の影響
4-2. 第3成分を用いた乾燥促進
4-3. 表面形状乱れの緩和条件
4-4. 高分子溶液の粘弾性と物質移動速度の関係
4-5. 相分離の予測と制御
5.乾燥操作のトラブルシューティング <質疑応答を中心に>
5-1. 乾燥速度を向上したい
5-2. 不均一乾燥を防ぎたい
5-3. 製品品質の変動を抑えたい
5-4. 白化,ブラッシングを抑えたい
5-5. バインダーの偏りを防ぎたい