コーティング膜の付着性・強度評価と欠陥対策

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セミナー概要
略称
コーティング膜
セミナーNo.
181149
開催日時
2018年11月30日(金) 10:00~16:30
主催
(株)R&D支援センター
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
江東区文化センター  3F 第1研修室
価格
非会員:  50,906円 (本体価格:46,278円)
会員:  48,125円 (本体価格:43,750円)
学生:  11,000円 (本体価格:10,000円)
価格関連備考
■ 会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
 ・1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。
■ 会員登録とは? ⇒ よくある質問
■ 学生価格は、教職員や研究員、企業に在籍されている学生には適用されません。また、当日学生証をご持参ください。
定員
30名 ※現在、お申込み可能です。満席になり次第、募集を終了させていただきます。
備考
昼食・資料付
講座の内容
趣旨
 コーティング材料(塗料)は流動状態で被塗物を覆い、付着、固化します。塗膜形成過程で起きる変化を知ること、固着後の塗膜の性能を知ることは品質を保証するために不可欠です。とりわけ、付着性は塗膜の必要条件となる大切な性能ですが、真の付着力を解明したり、測定することは困難です。
 本講演では、付着性に及ぼす被塗物、塗料の要因を取り上げ、付着力にとって負の因子である内部応力に言及します。また、良い仕上がり外観を得るために必要な考え方を整理し、塗装における欠陥事例を紹介し、原因と対策について、解説します。
 以上のように、本講座は、塗装系の耐候性向上につなげる能力を養うことを目的にしていますが、僅か1日で、すべてが身につくわけではありません。欠陥事例を通じて、問題点を掘り起こす能力を地道に養って頂きたいと思います。
 
プログラム
第1章 塗料用樹脂のはなし
 1.1 塗料とはどんな材料か
 1.2 塗料の必要条件とは
 1.3 塗料の分類
 1.4 樹脂が違うと何が異なるのか-物理的性能と化学的性能
 1.5 塗装系の変遷  

第2章 付着性のはなし
 2.1 塗装系の経験則が示唆すること
 2.2 付着強さの評価・試験法
 2.3 付着性に及ぼす要因とその影響
 2.4 層間付着性に及ぼす要因とその影響
 2.5 樹脂の相容性とその評価

第3章 塗膜に必要な強度のはなし
 3.1 塗膜の粘弾性が関与する事例 
  (1) 塗膜のTgと粘弾性
  (2) ヘルメットの塗装系
  (3) 洗車機による塗膜の傷付き事件
 3.2 塗膜の機械的強さとは
  (1) 複層被膜のメリット
  (2) 塗膜強度の支配要因
  (3) 硬さ・耐衝撃性・耐摩耗性
      -リニアモーターカ-用路面の設計-
 3.3 塗膜の残留応力(内部応力)と付着性
  (1) 身の周りの残留応力
  (2) 残留応力の発生と測定法
  (3) 残留応力の支配要因
  (4) 残留応力と付着性

第4章 塗料・塗膜の欠陥対策
 4.1 塗膜形成に関係する用語とその作用
  (1)表面張力
  (2)対流
  (3)蒸発速度
  (4)溶解性
 4.2 水が関与する現象
  (1) 白化(輪染み)現象とその対策 
  (2) 鋼管用内面コートのはく離事件
  (3) 付着劣化を防ぐ塗料設計
 4.3  塗膜の劣化要因と耐候性の改善
  (1) 紫外線吸収剤(UVA)とその作用機構
  (2) 光安定剤(HALS)の作用機構
  (3) 無機-有機ハイブリッド塗料と塗膜の設計

【質疑応答・名刺交換】
 
キーワード
塗料,塗膜,コーティング,不良,トラブル,対策,防止,付着力,講座,講習会,研修,セミナー
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